TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
白旗山    しらはたやま 439.9m 上郡町
 
 
1/2.5万地図 : 二木
 
【2023年5月】 No.8 2023-94(TAJI&HM)
 
    赤松橋のそばより  2023 / 5

 何度となく再訪したくなる山の一つに白旗山がある。その理由として山上に広がる白旗城跡の雰囲気を味わいたくなるためかと思っている。3年ぶりに向かったのは2023年5月の第三土曜日のこと。10時頃から晴れの予想となっていたのだが、上郡町の上空は曇り空のままだった。登山コースは前回と同じく北麓側からのコースとなる赤松コースを登ることにした。駐車地点も同じく第二白旗橋に近い登山者用駐車場とした。そこからの登山の様子は下の写真帳をご覧いただきたい。害獣除けゲートを通るとトイレ棟の位置までは車も通れる道幅があり、その先からが山道だった。山道は途中から沢に沿って石と言うか小岩の多い道となるのだが、そこで山ヒルの被害に遭ってしまった。パートナーに言われて足下を見ると、靴に3匹が貼り付いていた。その後も歩いているうちに何度か貼り付かれた。前日に雨があり、その影響で湿った登山道になっていたのだが、赤松コースは山ヒルが多く棲息する山になってしまったようだった。それも南麓側からの野桑コースと合流する頃には気にせず歩けるようになった。この日は先に櫛橋丸跡に立ってから山頂となる本丸跡へと向かった。一時は陽射しを受けることがあったのだが、山頂に立つ頃には曇り空に戻っていた。その山頂が前回と比べてすっきりしている印象を受けた。どうやら木々が少し伐られたようで、以前よりも展望が良くなっていた。それは東の方向と南の方向で、広々とまでは言えないものの少しは展望を楽しむことが出来た。山頂には誰もおらず、パートナーと二人して静かな山頂を楽しんだ。三ノ丸跡にも立ち寄ったりして山頂で1時間ほど過ごすと、下山はすんなりと往路を引き返した。野桑コースが分岐して沢沿いを歩くようになると、また山ヒルに襲われることになった。岩が多いため急ぎ足で下る訳にもいかず、足下にひたすら注意してゆっくりと下った。それもトイレ棟の位置までで、後は易しい歩道を歩いて駐車地点へと戻った。その頃には青空の広がる空になっていた。
(2023/6記)
<登山日> 2023年5月20日 10:43登山者駐車場スタート/10:56トイレ棟/11:31野桑コース合流点/11:46櫛橋丸跡/12:00〜55山頂/13:11野桑コース合流点/13:41トイレ棟/15:56駐車場エンド。
(天気) 曇り空。まれに陽射しが現れた。山頂の気温は20℃で、風はほとんど無し。少し湿っぽい空気感があった。視界は良かった。
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前回と同様に第2白旗橋の近くにある登山者用駐車場に車を止めた 第2白旗橋を渡って南に向かうと登山口が現れて、その扉を抜けた 始めは林道と呼べそうな道だった 但し車の通行はご遠慮下さいとあった
その林道のような幅広の道は、緩やかな道として続いた 左手に五輪塔群への道が分かれたが、今回は立ち寄らないことにした 登山道の入口が近づいたとき、なぜかはっきりとした舗装路になった

トイレ棟が建つ位
置に着いた

その先から登山道
が始まっていた

山頂まで1.6
kmだった
登山道に入ると、周囲は植林地だった 登山道が分岐するも、分岐先は行き止まりとなっていた 登山道に石や岩が増えてきた そこがヤマビルの巣窟だった すぐに数匹が靴に張り付いてきた
苔がびっしり付いている岩もあった ヤマビルに注意しながらの登りが続く 山頂まで800mの地点でもまた登山道が分岐したがこちらも行き止まりとなっていた
石は減って易しく登れるようになった 尾根に着くと、南東側からの野桑コースが合流した 合流点は山頂まで600mの地点だった
合流点には石仏が半分埋まっていた 山頂へと尾根歩きに移った 北東に向かう 堀切の位置に来れば、その先から白旗城跡だった
自然林の中をはっきりとした尾根道が続く 左手に櫛橋丸跡への道が分かれた 櫛橋丸跡コースは急坂だった
モチツツジの花を見た 櫛橋丸跡に付いた 岩の多い細長いピークだった 最高点に立つ標識を見る そこは430mピークだった
櫛橋丸跡は少し展望があり、北西方向に船岩を見た 船岩の左手に見えていたのは八塔寺山だった 八塔寺山を大きく見る
山頂方向に向かうと、前方に山頂を見た 主コースに合流すると、いっとき陽射しを受けた 二の丸跡が近づいた
二の丸跡を通る 散歩道の雰囲気だった 馬場丸跡の林を抜けて行く 本丸跡(山頂)が目前になった

本丸跡に着いた

三角点からは離れ
た位置に、山頂標
識が立っていた
一等三角点(点名・白旗山)の近くでワラビを見る ワラビを眺めると、けっこう摘まれていた 山頂の一角に石祠を見る

(←)
山頂の東側の木が
伐られており、以
前の展望が戻って
いた

 (→)
  左の写真に写る三
  濃山を大きく見る

上の写真に写る明
神山から田幸山に
かけてを大きく見

明神山の背後にうっすらと笠形山が望めた 明神山の左手には雪彦山背後の山並みを見た
立つ位置を変えると、北東方向に黒尾山が望めた 黒尾山と黒滝の間に暁晴山を見た
南の方向も木が伐られており、南西方向に黒鉄山が眺められた 黒鉄山の右手に百間岳も望まれた
南の方向に祇園山を見る 北の方向は以前のままだった 杉林の隙間から北西方向に八塔寺山を見る 本丸跡の北は三の丸跡だった そちらにも立ち寄ってみた
三の丸跡からも八塔寺山が眺められた 山頂に戻ると、下山に移った 往路を戻るのみ 二の丸跡を通る
二の丸跡の先で、往路と同じ位置で陽射しを受けた 野桑コースの合流点まで下りてきた 赤松コースに入って、杉林の中を下って行く
岩場はヤマビルに細心の注意を払って下った ウリハダカエデの子葉をたくさん見た トイレ棟が見えてきた
トイレ棟の先は、いたって易しい道だった 登山口に戻ってきた 第2白旗橋を渡る頃には青空が広がっていた
第2白旗橋を渡った先で、西の山並みを眺めた 駐車場のそばからは白旗山の山頂が眺められた