TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
田幸山    たこうやま 448.0m たつの市
 
1/2.5万地図 : 三日月
 
【2016年1月】 No.3 2016-12(TAJI)
 
    西栗栖駅のそばより  2016 / 1

 田幸山は北側からでなく南側から登れば、ごく簡単に山頂に立てる山である。その田幸山で午前のみの軽いハイキングをしようと向かったのは2016年1月の最終日だった。当然南側から登ることにした。
 朝の空は快晴だった。田幸山の南側に出るには山陽自動車道から播磨道に入るのが一番速いため、この日は播磨道を終点まで走って新宮町二柏野に下りてきた。後は東へと走って林道に入り、ほぼ田幸山の南の位置まで来たところで車を止めた。その辺りは道幅が広くなっており、どこでも車を止められそうだったので、そこに車を止めた。林道は田幸山の山頂近くまで通じているが、あくまでも山登りをしたいので、目の前の小川を渡って斜面に取り付いた。取り付いた辺りは緩やかな沢筋になっており、その枯れ沢を伝って北へと向かった。沢は浮き石が多くありけっこう歩き難かった。途中から傾斜が増した上に水の流れも現れたので、沢筋を離れることにした。そして右手の斜面に取り付いた。斜面は植林地になっており、木から木へと飛び移るようにして登った。尾根に出ると尾根歩きで田幸山に近づこうと歩いていたところ、そばに林道が通っていることに気付いた。前回登ったときに工事中の林道を見たが、それが延伸してきたと思われた。そこで林道に下りて、林道を歩いて行くことにした。その辺りで標高は400mを越えており、ほぼ山頂に近い高さまで登ってきたことになる。林道を北へと進むと小さなピークを巻くようになった。地図を見ると田幸山の山頂よりも若干高い460mピークだった。先に460mピークに立とうとと林道を離れて斜面に取り付いた。そして尾根に出たとき、そこに「栗町テレビ」の標識を見た。栗町テレビは田幸山の山頂に建つ小さな電波塔のことなので、その標識に従えば田幸山の山頂に立てることになる。そちらに向かう前に460mピークに立った。そこはすっかり樹林に覆われており展望は無し。栗町テレビの標識まで引き返すと、標識に従って引き返して北へと歩いた。もう易しい道だった。標識に出会った位置から7分で山頂だった。9年ぶりの山頂の様子は前回とあまり変わっていないようで、北の方向に少しだけ展望があった。近くの尾根が見えているだけかと思ったが、よく見ると遠くの山は雪彦山の辺りのようだった。山頂は陽射しをいっぱい受けており、良い感じで休憩が出来た。この日は田幸山の山頂に立つのが目的だったので、他のピークは求めず下山とすることにした。下山は歩いてきた小径を引き返したが、道なりにずっと歩くと東の方向へと向かい出した。そして林道に合流したが、その合流点にも栗町テレビの標識が立っていた。その位置は往路で林道を離れた位置とはさほど離れていなかった。林道に出たついでに少し北へと歩いて展望を求めたが、北の山並みが見える所は現れそうになかったので、引き返して麓を目指して南へと歩いた。林道を道なりにずっと歩いていると、どんどん東へと向かい出したので、途中で林道を離れることにした。急斜面の植林地を勢いにまかせて下ると、荒れた沢に下り着いた。着いた位置から林道は近く、林道に出てみると駐車地点とは100mと離れていなかった。この日のコースはごく簡単とあって、終わってみれば2時間ほどのハイキングでしかなかったので、やはり物足りなさを覚えた。田幸山は山上を林道が通じており、他のピークへもアプローチしやすいので、じっくりと登るのであればやはり他のピークと組み合わすのが良いのではと思えて、午前だけのハイキングを終了した。
(2016/1記)(2020/6改訂) 
<登山日> 2016年1月31日 8:54スタート/9:19林道出合/9:35[460m]ピーク/9:48〜10:19山頂/10:30林道出合/10:46林道を離れる/11:02エンド。
(天気) 朝の空は快晴で、上空に雲は見られなかった。朝は冷えており、樹林の中の気温は3℃だった。山頂は陽射しを受けていたこともあって9℃になっていた。風はほとんど無し。視界はまずまず良かった。下山中に雲が増えてきたが、晴れに変わりなし。
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林道を東へと走って、田幸山のほぼ南の位置ま
で来たとき、車を止めた
林道のそばを小川が流れており、山裾に取り付
くためにその小川を渡った
渡った先を適当に登った
荒れた枯れ沢を登るようになった 沢の傾斜が増して、水の流れも見えてきた そこで右手の斜面を登って尾根に出ることにした
植林地の急斜面だったが、登るうちに緩んでき
尾根に出ると田幸山の西に延びる尾根が眺めら
れた
尾根上を暫く歩くものと思っていたが
すぐに右手に林道が現れたので、林道に下りた 北の方向に林道を歩いて行った 空は快晴だっ
林道が460mピークを巻く形で東に向かい出
した
460mピークへと林道を離れて適当に登った 尾根に出ると、「栗町テレビ」の標識を見た 先に460mピークに向かった
地表は落ち葉に覆われていた 460mピークは樹林のまっただ中と言った感
じだった 田幸山の方向を見る
栗町テレビの標識の位置まで戻ると、標識に従
って歩いた
緩やかで易しい小径だった また標識が現れた 「栗町テレビ組合」とあった 山頂が間近になった

 田幸山の山頂に着
 いた 山頂に建つ
 パラボラアンテナ
 は栗町テレビだっ
 た

 アンテナのそばに
 三等三角点(点名
 ・西栗栖)を見る

 山頂のアンテナ群
 を見上げた

 山頂の展望は良い
 とは言えなかった
 が、北東方向が少
 し眺められた
右上の写真に写る山並みを少し大きく見る 左の写真に写る明神山を少し大きく見る

 三辻山を中心に
 大きく見る


   東の方向も少し
   眺められた
山頂を離れて歩いてきた道を戻った 道なりにずっと歩くと東へと向かい、林道に出
てきた
林道との合流点にも栗町テレビの標識が立って
いた
展望を求めて林道を北へと歩いて見たが、近く
の尾根を見るだけだった
栗町テレビの標識が立つ位置まで戻ってきた 
南に見えていたのは三濃山だった
三濃山を大きく見る
林道を歩いて下山に向かった 南へと歩く 林道は終始緩やかだった 前方に見えたのは榊山だった
林道はどんどん東に向かい出した 適当な所で林道を離れることにした 植林地の急斜面を下って行く
途中から植林の手入れが悪くなり、、けっこう
下り難くなった
沢に下り着いた 林道はごく近くに見えていた 林道に出ると、駐車地点まで100mほどしか
なかった