TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
須留岐山    するぎさん 449.3m 豊岡市・養父市
 
1/2.5万地図 : 日高
 
【2022年10月】 No.3 2022-143(TAJI&HM)
 
    伊佐橋のそばより  2022 / 10

 須留岐山には南麓側からも登山コースがあることを知って、一度は登ってみたいと考えていた。向かったのは2022年10月中旬の快晴の日のこと。兵庫全域で快晴と考えていたのだが、播但道を走って生野辺りまで来ると、雲の広がる空に変わっていた。高峰にはガスもかかっていた。それは前日の名残だったようで、和田山まで来ると青空が見られるようになってきた。豊岡道を八鹿氷ノ山ICで下りると、県道6号線、国道312号線、県道2号線と走って伊佐橋を渡った。もう空の半分は青空になっており、須留岐山も明るく眺められた。浅間寺の標識を見ると、県道を離れて北へと向かう細い道に入った。浅間寺が見えてきたとき駐車可能と思える空き地が現れたので、そこに駐車とした。まずは浅間寺へと歩き始めた。浅間寺のそばまで来ると「須留岐の森」の案内図が立っていた。それを見ると浅間寺からのコースは、最短距離で登る直登コース以外にも尾根筋コースがあるようだった。境内に入るといかにも古刹と言った風格を持つ本堂が現れた。その本堂の裏手に直登コースの登山口があった。害獣除けフェンスのゲートを開けて登山道に入った。始めはつづら折れの道になっており、少し登ると祠の前に出た。その先は北へと自然林の中を真っ直ぐ登るようになった。しっかり登る感があって悪くなかったが、次第に傾斜が増して急坂となってきた。その急坂に途中から鎖が現れて、鎖に掴まりながら登ることになった。その鎖を掴んでの登りが長々と続いた。途中で何度か息を整えながらで、ときに背後に展望の現れることもあった。山頂が近づくうちに尾根は緩んでくると思って居たのだが、鎖を掴んでの登りは山頂まで続くことになった。山頂に着いたときは、登山口から1時間が経っていた。5年ぶりの山頂だった。木々が多くあって、すっきりと眺められるのは北側だったが、南の方向も少しは望めた。また木陰は多くあったので、休むには良い所だった。涼しさを楽しみながら山頂では1時間少々過ごした。そして下山は尾根筋コースを下ることにした。東へと尾根を歩くのだが、その尾根は豊岡市と養父市の境界尾根だった。標識が立っており、スムーズに尾根筋コースに入って行けた。ごく緩やかな下り坂だった。ときおり梢越しに光明山の尾根が眺められた。430mピークまで歩くと南東方向に向かうようになった。その境界尾根から真っ直ぐ南へと向かえる尾根が分かれると、そちらを下ることになった。道幅はあり、こちらも緩やかな道だった。往路の直登コースと比べて、こちらがメインコースのように思われた。周囲は自然林で優しげな風景を作っており、標識もはっきりしていた。下るうちに南西方向に向かうようになり、木々の隙間から浅間寺を見ることがあった。コースは最後に浅間集会所方向と浅間寺方向とに分かれたので、そこは浅間寺への道に入った。最後に害獣除けゲートを抜けると、大きな堰堤の前に出た。そして車道に合流した。その車道は駐車地点に繋がる道で、浅間寺には立ち寄らず真っ直ぐ駐車地点へと戻って行った。
(2022/11記)
<登山日> 2022年10月14日 10:49駐車地点スタート/10:57本堂裏の登山口/11:16三合目/11:55〜13:12山頂/13:23尾根を離れる/14:11堰堤近くの車道に出る/14:16駐車地点エンド。
(天気) 晴れ。山頂の気温は22℃で、風は僅かながらあった。視界は良かった。
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伊佐橋の傍らから
進美寺山と須留岐
山の並ぶ姿を見る

心配した空だった
が、上空はすっか
り晴れに変わって
いた

浅間寺に近づいた
とき、駐車可能な
空き地を見たので
そこに駐車とした
浅間寺へと車道を歩いて行く 浅間寺が近くなると、不動明王の祠が現れた 浅間寺のそばで「須留岐の森」の案内図を見た 
浅間寺の本堂の前に着いた 本堂の左手を通って奥に向かった 登山口標識が現れた 白山参道でもあった
害獣除けゲートを通ることになった はっきりとした登山道を登って行く 始めはつづら折れの道だった
尾根筋を登るようになると、祠が見えてきた 祠の前に立った 尾根道の傾斜は、始めはややきつい程度だった
左手に「水神さま」への道が分かれた 尾根道には点々と赤テープを見た 尾根の傾斜が増してきた
また標識が現れると、支柱に三合目の文字を見た 尾根の自然林を眺めた 尾根の傾斜が更に増すと、鎖の手摺りが現れた
木々の隙間からながら、背後に展望が現れた 鎖の手摺りは斜面を斜めに登る形で付くことがあった 山頂まで急傾斜は続いており、鎖も山頂まで続いていた

(←)
山頂に着くと三角
点の辺りは開けて
いた

 (→)
  二等三角点(点名・
  伊佐村)を見る
北の方向は少し木が育ってはいたものの、以前と変わらず展望は良かった 前回と違って、この日は澄んだ視界だった

(←)
上の写真に写る矢
次山を大きく見る

 (→)
  上の写真に写る来
  日岳を大きく見る
北北東の方向を見る 手前で蛇行しているのは円山川だった 左の写真の右手に白雲山を見る
木々の隙間からながら北東方向に法沢山を見た 北の展望を楽しむと、南の方向にも目を向けた

右上の写真に写る
建屋山を大きく見


上の写真に写る須
留ヶ峰を大きく見


(←)
光明山を眺めたい
と探った結果、木
に登って漸く展望
を得た

 (→)
  光明山の尾根を少
  し大きく見る
2週間前に登ったジャミ山を探すと、何とも分かり難かった 背後に見えのは510mピークだった 何とか東床尾山も眺められた

上の写真に写る粟
鹿山の方向を眺め


木から下りてくる
と、妙見山にかか
っていた雲は薄れ
ていた

蘇武岳にかかって
いた雲は消えてい


明るくなった山頂
を別の角度から眺
めた
尾根筋コースで下山することにした 始めこそ急坂になっており、鎖の手摺りが付いていた この尾根筋コースが須留岐の森のメインコースと思えた
この尾根からも光明山の尾根が眺められた すぐに緩やかな尾根になった 尾根の雰囲気は良かった

430mピークの
手前で、尾根道は
南東方向に向かう
ことになったが

直進して430m
ピークに立ち寄っ
た 開けてはいた
が展望は無かった
少し戻って尾根道の続きに入った 道幅はゆったりとしており、緩やかな下り坂だった 木々の隙間から円山川を見ることがあった
登山道に松の幼木を見るようになった その幼木でヤブのようになっている所があった 丸太のイスが置かれていた
階段道を下って行く ベンチが置かれていた 古びた遊歩道を歩いている雰囲気があった
いつしか南西方向へと下るようになった また気団の道を下った 自然林の優しげな風景の中を歩いた
麓が近づいて、浅間集会所へのコースが分かれた この尾根筋コースでも最後にゲートを通ることになった ゲートを抜けると、右手に大きな堰堤を見た
車道に出ると、右手は浅間寺で直進は駐車地点だった 浅間寺には向かわず直進した 駐車地点が見えてきた