TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
鎌倉山    かまくらさん 452.4m No.3 加西市
 
鉢尾峰   (大天井)
460.5m No.3 加西市・西脇市
 はちおみね
 
1/2.5万地図 : 西脇
 
【2020年10月】 2020-173(TAJI&HM)
 
    《鎌倉山》 加西市鎮岩町より  2020 / 10

 4,5回は登っていると思っていたのにまだ2回しか登っていなかった山が鎌倉山だった。鎌倉山から鉢尾峰へと続く尾根は行者道としてハイキングコースになっているので、前回2009年と同じく鉢尾峰と併せて登ろうと向かったのは2020年10月中旬のことだった。天気予報では午前は晴れ午後は曇りとなっており、その通りに朝の空は良く晴れていた。普光寺に着くと、前回は普光寺の駐車場に止めていたが、この日は普光寺から少し離れたハイキング駐車場に車を止めて、そのそばから始まる小径に入った。すぐに広いグランドに出ると、そこを突っ切って林道に入った。林道の入口にはゲートがあった。林道を5分ほど歩くと登山口の標識が現れて、右手の斜面に登山道が始まっていた。尾根を目指してその小径に入った。周囲は植林地で、その中を小径は続いた。小径は送電経路の巡視路でもあり、登山口から10分ほど登ったとき送電塔(播磨線135番)に出会った。そこはまだ斜面であり、尾根に出るまで後80mほど登ることになった。尾根に出ると尾根道は行者道で北へと歩いた。鉢尾峰までは近かったようで、すぐに鉢尾峰を迂回するコースが右手に分かれた。鉢尾峰に立つべくそのまま尾根道を辿ると、分岐点から12分で鉢尾峰のピークに着いた。鉢尾峰の別名は大天井とのこと。そこは展望の無いピークだったので、すぐにピークを離れて尾根歩きを続けた。急坂は無く適度な傾斜の尾根を下ると、小天井へと登り返した。周囲の自然林の雰囲気は良かった。次の460mピークが小天井だった。そこは北の方向に展望があって、千ヶ峰が望めた。昼どきになっていたことでもあり、小天井で昼食をとることにした。その後も西へと尾根歩きを続けて大日如来像が立つ459mピークを越えた。その辺りはずっと展望の無い尾根歩きだったが、急に展望地が現れた。そこは「東ののぞき」で、南の方向が遮るものも無く眺められた。標高300mの柳峠まで下ると、いよいよ鎌倉山へと登り返すことになった。132番鉄塔を過ぎて131番鉄塔のそばに立つと、そこは展望地だった。北の方向だけでなく西の方向も望めて、雪彦の尾根までが一望となった。ただいつしか上空は雲が広がっており陽射しは消えていた。その先も高度を上げて行くと、鎌倉山の北ピークに着いた。そこには孔雀明王の石像があった。もう緩やかな道で、孔雀明王から5分と歩かず鎌倉山の山頂に着いた。上空はすっかり曇り空に変わっていた。山頂は以前と変わらず好展望地で、南に向かって「東ののぞき」以上の展望が得られた。その風景を更に楽しめるように望遠鏡も置かれていた。そして山頂には法起大菩薩像が立っていた。その佇まいは以前のままだったが、北の方向は樹林が育ったことでかなり狭まっていた。すっかり曇り空の山頂で少時を過ごすと下山に移った。下山は南東方向に向かえる登山道に入った。そのコースを6分ほど下ったとき、展望地が現れた。そこの名は「西ののぞき」で、山頂と同様に南方向の展望だった。その「西ののぞき」より今少し下ると、コースのもう一つのポイントである鎌倉寺の前に出た。更に下って行くが、登山道は以前よりも荒れてきている印象を受けた。麓に下り着くと小橋が現れて、そこが登山口と言える所だった。案内標識のままに歩いて車道に合流すると、後は河内町の集落に向かって南へと歩いて行くが、車道上にロープが張られている所があった。登山口まで車を進めることが出来なくなったようで、そうなると鎌倉山だけを目的の人も、普光寺から歩き始めるのが賢明のようだった。但し駐車場までの距離は長く、登山口の位置から30分ほど歩いて駐車地点に戻ってきた。
(2021/7記)
<登山日> 2020年10月16日 10:55普光寺ハイキング駐車場スタート/11:14[135番]鉄塔/11:47鉢尾峰(大天井)/11:57〜12:12小天井/12:45柳峠/13:15〜32鎌倉山/14:04登山口/14:33駐車場エンド。
(天気) スタート時は快晴だったが、小天井で休む頃より雲が増えて、鎌倉山ではすっかり曇り空になっていた。山頂の気温は19℃で、風はほとんど無かった。視界は良かった。
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まずは普光寺の前に着いた 普光寺から引き返してハイキング駐車場に車を止めた 駐車場のそばから始まる登山コースに入った
広場を横切ることになった その広場に真っ黒なヘビ、カラスヘビを見た 林道に入ることになったが、入口にはゲートがあった
林道を進んだ 林道を5分ほど歩いたとき、登山口標識が現れた 登山道に入ると、植林地の中を登った
植林地の登山道は地図の破線路より少し南にようだった 送電塔(播磨線135番)の前に出た 尾根までまだ距離があった
また植林地に入って尾根に向かった 尾根が目前になった 尾根に出ると尾根の行者道を北へと歩いた
鉢尾峰が近づくと、迂回路コースが分かれた 鉢尾峰に立つべく、尾根道歩きを続けた 尾根が緩むと、展望地が現れた

開けた所からは西
向かいの鎌倉山が
眺められた

鎌倉山の右手後方
に見えていたのは
七種山だった

(←)
鉢尾峰まで僅かな
距離だった

 (→)
  鉢尾峰の山頂に着
  いた
別名、大天井だった 展望の無いピークだったので、すぐに尾根歩きに移った 小天井が近づくと、また迂回路コースが分かれた

小天井に立つべく
尾根道を進んだ

すぐにピークが近
づいた

小天井のピークに
着いた

昼どきになってい
たので、ここで昼
食とした

小天井の三角点は
図根三角点だった

小天井は少し展望
があり、北に千ヶ
峰を見た

右上の写真の右手
を見る

妙見山を大きく見

小天井での小休止を終えると、西へと尾根歩きを続けた さりげなく置かれていた石仏は、役行者だった 459mピークで見たのは大日如来像だった
尾根歩きを続けると、また図根三角点を見た 緩やかに下って行く 展望地が現れた そこが「東ののぞき」だった
南に向かっての展望だった 左の写真に写る志方城山を大きく見る
だ下り坂が続く 前方に鎌倉山を見た ごく緩やかな尾根道だった
柳峠に着いた 柳峠は十字路だった 緩やかに登り返す
送電塔が現れた 播磨線132番鉄塔だった 西へと歩いて小さなピークを越した 南西に向かい出すと、また送電塔(131番)が現れた
131番鉄塔は北に向かっての展望があって、笠形山が眺められた

上の写真に写る笠
形山を大きく見る

東に鉢尾峰を見る

131番鉄塔を離
れて先を目指す

後ろを振り返ると
篠ヶ峰も望めた
小さなピークを越す 山頂まで標高差は100mだった 急坂にはロープが付いていた ピークが見えてきたが、そこは鎌倉山の北ピークだった
北ピークに着くと、そこに孔雀明王像を見た 山頂まではごく緩やかな道だった 鎌倉山の山頂が目前になった

山頂に着いた

11年ぶりの山頂
だったが、展望台
があり法起大菩薩
のある姿は以前の
ままだった

三等三角点(点名
・比延田)を見る
山頂は「東ののぞき」と同じく南に向かって好展望が広がっていた

(←)
上の写真に写る高
御位山の方向を大
きく見る

 (→)
  西に明神山を見た

法起大菩薩のそば
に立つと北の方向
も少し眺められた

(←)
上の写真の右手と
なる東の方向を見


 (→)
  法起大菩薩を間近
  で眺めた
鉢尾峰の右手後方を見る 北摂の山も望めた 大船山の辺りを大きく見る
下山は南東に向かえる登山道に入った ロープを見るも、急坂に対してのものでは無かった 「西ののぞき」への小径が分かれた
「西ののぞき」に寄り道した そこも展望地だったが山頂とほぼ同じ眺めだった コースに戻って下山を続けた
中腹に建っていたのは鎌倉寺だった 鎌倉寺を間近で眺めた 下山を続けた
麓が近づいてきた 小橋が現れた そこが登山口と言えそうだった 小橋の先は車道と呼べそうだった
車道の途中に害獣避けゲートがあった 一般道へと近づいた 道そばに萬度供養塔を見た
一般道との合流点に登山口の方向を示す標識を見た 一般道に出て南へと向かった 住宅が近づくとクサリが張られていた
住宅地を抜けて行く 振り返って鎌倉山を眺めた 普光寺に通じる車道に入った
参道の雰囲気となった 山門を通った 駐車場が見えてきた