◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <摂津編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
樫ヶ峰 かしがみね | 457m | 西宮市・宝塚市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
社家郷山 しゃけごうやま | 489m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 宝塚 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2023年5月】 | 2023-78(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
甲山墓園より 2023 / 5 |
西宮市は海に近い街としてのイメージが強いが、北は中国自動車道を越して武田尾温泉の辺りまでが市域になっている。そのため北摂、六甲山系の山も含まれることになり、けっこうハイキングに不自由しない市だと言えそうだった。その西宮市の中央部にある樫ヶ峰は市街地に近いため、アクセス手段として電車、バスが使えるのだが、車で行きたいと考えた。そうなると北麓側にも南麓側にも適切な駐車地点が見当たらなかった。それでも一番良さそうなのは南面側の中腹にある六甲保養荘ではと思えたとき、六甲保養荘に一泊するとして、その駐車場を利用しようとのアイデアが思い浮かんだ。実行に移したのは2023年5月1日のこと。朝から快晴の空だった。ナビのままに車を走らせると、阪神高速はスムーズだったのだが、西宮ICで降りて西宮市街地に入ると渋滞が続いた。漸くの思いで六甲保養荘に着いたときは、すっかり渋滞疲れを起こしていた。それでも六甲保養荘に着く前に北山貯水池に立ち寄って、そこから樫ヶ峰を見る程度の気持ちの余裕はあった。六甲保養荘のフロントに駐車の断りを入れて駐車場に車を止めると、ハイキングを開始した。走って来た車道を戻る方向の西へと歩くと、すぐに階段が右手に現れた。案内板がありそれは社家郷山キャンプ場への階段だった。その階段の近くからもキャンプ場への車道が分岐していた。案内板には樫ヶ峰の名前があり、その階段を登れば登山道に入れそうに思った。階段を登り終えると管理棟からの道に合流した。後は道なりに北へと歩いた。丸太の階段もあり、遊歩道と言えそうだった。周囲は自然林が広がっており、良い感じで登って行けた。標識が現れると、林間ルートとキレットルートに分かれた。どうやらそこまでがキャンプ場の遊歩道で、その先はハイキング道としていた。林間ルートに入って尾根筋を登って行く。始めは遊歩道の続きのような感じで登っていたが、途中からは急坂が現れたりヤブっぽい所もあって、易しい道とは言えなくなった。それでも道ははっきりしており、北西へと向かった。途中には東屋が建っており、標高が450mを越えると、ずっと緩やかな道として続いた。その北西に向かう尾根を登り詰めてピークに着いた。そこが社家郷山の山頂で、西三ツ辻の名もあった。林間ルート、小笠峠への道、樫ヶ峰への道の出合いを意味しているようだった。そこからは樫ヶ峰へ主尾根コースに入った。林間ルート以上にはっきりとしており、ごく緩やかな道だった。但し周囲の自然林に切れ目は無く、展望の無い尾根歩きだった。中間ピークに着くと、そこは東三ツ辻の名があり、キレットルートの合流点だった。そこを過ぎると前方に樫ヶ峰の山頂を見るようになった。そして樫ヶ峰へと緩やかに下って緩やかに登り返していたとき、突然のように展望地が現れた。そこは「馬ノ背岩展望台」で東西に細長く開けていた。その開けている中で、ほぼ360度の展望を楽しめることになった。その展望台で昼休憩とした。朝からの快晴は続いており、風は清々しい涼しさで全くのハイキング日和だった。その山上でこの日出会ったのは社家郷山を過ぎた辺りでの一人のみで、ずっと静かな中で昼どきを過ごすことになった。およそ40分ほどの昼休憩を終えると、おもむろに樫ヶ峰へと向かった。ごく緩やかに登って優しげな樹林風景に入ったところ、すぐに下り坂となった。ひょっとしてと思って一番高い所に戻ってみると、そこに小さな樫ヶ峰の山名標識を見た。全くもって山頂らしさの無いピークだと思ったが、樹林風景は悪くなかった。展望は無いとあってすぐに下山に移った。登山コースは東方向と南方向に分かれたので、当然南に向かえる道に入った。その道が意外と急坂で、足下に注意しながら下ることになった。展望があり前方に甲山を、南西方向に観音山の尾根を見た。急坂が緩むと樹林帯へと入って展望は消えた。まずは道なりに下って行く。送電塔が現れると、足下に六甲保養荘を見るようになった。その六甲保養荘の方向へと下っていると、標識に社家郷山キャンプ場の名を見るようになった。そしてキャンプ場のエリアに入ったまでは良かったのだが、枝道が多くあり、どの道を歩けば六甲保養荘に近づけるのかが分からなくなった。そこでGPSを頼りにすることにした。どうやら南へと向かわず西へと向かうのが正しいようで、そのため上り坂を歩くこともあった。そしてキャンプ場の管理棟に無事到着となったのだが、そのとき手前で分かれていたはずの階段への小径を通り過ぎていることに気が付いた。どうも登山をするにはキャンプ場内の標識は不親切ではと思った。管理棟の前からは車道があり、数分で六甲保養荘の駐車場に戻って来た。まだチェックインの時間までに1時間ほどあったので、改めて少し離れた位置から樫ヶ峰を眺めようと、車を甲山の方向へと走らせると甲山墓園に入った。そして墓園の最高地点に立って樫ヶ峰を眺めた。午前の北山貯水池と同様に樫ヶ峰の姿はすっきり見えたのだが、やはり社家郷山は背後の大平山の尾根の方が高いために、はっきりとした姿では眺められなかった。 (2023/5記) |
<登山日> | 2023年5月1日 | 10:58六甲保養荘駐車場スタート/11:03社家郷山キャンプ場入口/11:30東屋/11:54〜58社家郷山/12:17〜56馬ノ背岩展望台/13:00樫ヶ峰/13:20送電塔/13:55キャンプ場管理棟/14:01六甲保養荘駐車場エンド。 | |
(天気) | 快晴。上空に雲は無し。馬ノ背岩展望台の気温は20℃。風は強く吹いており、十分な涼しさだった。視界は少しうっすらしていた。 | ||
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