TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
屋敷台    やしきだい 457m たつの市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2021年6月】 No.3 2021-93(TAJI&HM)
 
    揖西町田井より  2021 / 6

 大蔵山を久々に登ろうと菖蒲谷公園に向かったのは2021年5月29日のこと。その菖蒲谷公園に着く手前で屋敷台登山口に通じる車道が分岐するが、その分岐点に旧菖蒲谷村の案内図が立っていた。以前は見なかった案内図だが、そこには大きく屋敷台が描かれており、その山頂には展望台の絵もあった。それを見て屋敷台も久々に登ってみたい気持ちが起きてきた。屋敷台は簡単に山頂に立てる山なのでその日に登ってもよかったが、いつでも行けると思うとその日は大蔵山に登っただけで帰路についた。その4日後、6月2日は前日までの晴れの予想とは違って朝から曇り空だった。その空では遠くに出かける気にはなれず、近くの山で軽い山歩きを楽しむことにした。そのとき屋敷台を登る考えが浮かんだ次第だった。
 紀功碑前の登山口に着いたのは10時前のこと。そこからは散歩感覚で楽しんだので、その様子は下の写真帳をご覧いただきたい。紀功碑前の登山口に入ると真っ直ぐ山頂に向かわず、途中で右手に分かれた水田跡への小径に入った。水田跡はいわゆる棚田跡だった。石垣の風景が棚田だったことを示していた。そこには白い花が多く咲いていたが、それはウツギの花だった。その棚田跡からも山頂に通じる道があり、その小径で山頂に向かった。ただはっきりとしていたのは始めだけで、途中からは適当に登る感じになった。山頂に着くと、なるほど南面側の木々が伐られて展望が現れていたが、見える範囲は広くは無かった。しかもこの日の視界は水分を多く含んだ空気のために薄ぼんやりとしていた。その視界でもうっすらとながら瀬戸の島が眺められた。その屋敷台で良かったのは山上の自然林だった。山上は遊歩道が巡っており、その遊歩道を歩いて山上散策を楽しんだ。曇り空の下で若葉が落ち着いた色合いになっており、その中を歩いているとまさに森林浴だった。遊歩道は東隣の436mピークまで続いており、そちらのピークにもベンチが置かれていた。また436mピークの近くからは、菖蒲谷公園に通じる小径が分かれていた。その小径で西ノ峠池に出て大蔵山も併せて登れば適度な運動量になりそうだったが、それは後日に譲ることにした。山頂に戻って来ると、主コースを辿って紀功碑登山口へと戻って行った。
 ところで気になったのはこの屋敷台の遊歩道にマウンテンバイクのタイヤ痕を多く見たことだった。大成池の周辺にマウンテンバイクコースが出来ているので、その延長で屋敷台も走られているようだったが、タイヤ痕は遊歩道だけに止めてもらいたいものだと思った。
(2021/6記)
<登山日> 2021年6月2日 9:59紀功碑登山口スタート/10:07棚田跡/10:15コケコロ岩/10:29屋敷台山頂/山上散策/11:24登山口エンド。
(天気) 曇り空。山上の気温は21℃で、風はほとんど無し。視界はうっすらとしていた。
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紀功碑に通じる車道が分岐する位置に旧菖蒲谷村の案内図を見た  前回と同じく紀功碑前に車を止めて、登山口に入った山頂まで1kmだった 始めに丸太の階段道を登った
易しい山道を登って行く 水田跡への道が分かれたとき、そちらの道に入った 水田跡への小径は、巻き道でほぼ平坦だった
水田跡に着いた いわゆる棚田跡だった 棚田跡で咲くのはウツギの花だった 雨乞い岩は、亀山の亀岩に似ていた
立派な石垣を見た 棚田跡から山頂に通じる道もあり、その道に入った コケコロ岩のそばを通った
次第に道ははっきりしなくなった 電気柵の跡に沿って登ることもあった 途中から道は消えてしまったので適当に山頂を目指した

(←)
登り着いた所が山
頂だった

 (→)
  案内図の通り、南
  面側の木が伐られ
  ており展望があっ
  た
瀬戸内海まで一望だったが、この日の視界は悪く、海は判然としなかった 左の写真の左に続く風景を見る

上の写真に写る朝
日山を大きく見る

南西方向を見る

うっすら男鹿島が
見えていた

山頂での休憩を終
えると、遊歩道の
散策に移った

山上には人工林は
無かった

緑の壁紙風景が続
いていた
山上の遊歩道を歩いて東のピークへと向かった ごく緩やかな道だった 森林浴でもあった

東のピークは山頂
広場と呼んでいる
ようだった

そこからは西の峠
池に向かえる道が
分かれていた

東の436mピー
クに着いた
広場にはベンチも置かれていた 山頂へと引き返した 山頂を越して登山口へと戻って行く
コースで気になったのはタイヤ痕の多いことだった 水田跡コースとの分岐点を過ぎれば登山口は近かった 登山口に戻ってきた