TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
亀山 (城山) 457.8m たつの市
きのやま   きのやま
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2011年12月】 No.4 2011-121(TAJI&HM)
 
    新池の土手より  2011 / 12

 新龍アルプスの亀山は東側からはその全姿が眺められるため、登るとなるとどうしても東麓側からアプローチしていた。そのため過去の亀山登山を振り返ると一度だけ的場山から縦走したことを除くと、後は馬立の登山口から登っていた。その亀山登山を西側からのコースで登るのも面白いのではと思ったのは、2011年12月のことだった。師走の11日に亀山に近い大蔵山を登ったのだが、そのルートは揖西町中垣内の井関三神社を起点に西の峠池経由で大蔵山を登り、その後は大成池、新池と巡って、中垣内川沿いを歩いての下山だった。その下山での中垣内川の雰囲気の良さに、このコースで亀山を目指すことを思い付いたものである。「龍野」の地図を見ると、時間的にも1時間半ほどで山頂に立てそうで、易しいハイキングと言えそうだった。そこで早速、翌週の実行とした。
 前週の大蔵山は周回コースとしたため井関三神社に車を止めたが、この日は井関三神社の前の道を終点まで走って、教育キャンプ場の手前に駐車とした。そして害獣避けゲートを通ってハイキング開始とした。この日のハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。ルートは始めに中垣内川沿いの登山道を歩いて、新池と亀池を結ぶ尾根に出た。そこより亀池を目指し、亀池経由で新龍アルプスの尾根に出て、亀山の山頂に立った。亀山で昼どきを過ごした後は、引き返す形で亀池を通って新池に向かった。新池では近くの三角点ピーク(点名・大成山)に立ち寄って、その後、中垣内川沿いを再び歩いて戻ってきた。この亀山の裏ルートは、山頂でこそ他のハイカーを見たが、後は誰とも会わず、パートナーと二人だけの静かなハイキングを楽しめた。このルートは雰囲気の良い池巡りをする楽しみもあり、意外と楽しめたとの思いを抱いて、教育キャンプ場を後にした。
(2012/1記)(2021/6改訂) 
<登山日> 2011年12月17日 10:27教育キャンプ場入口スタート/10:35一の橋/10:55三の橋/11:12新池コース分岐点/11:27亀池/11:54〜12:29亀山/12:40〜55尾根の展望地/13:12井関三神社奥宮/13:32新池/13:45点名・大成山/13:55東屋/14:12亀池コースに合流する/14:28三の橋/14:53エンド。
(天気) 昼頃までは快晴で、雲は僅かに見えるだけだったが、午後は次第に雲が増えて陽射しは消えてきた。下山を終える頃には、すっかり曇り空になっていた。気温は低く、山中は4℃、山上に出ても6℃までだった。ただ風がほとんど無かったので、陽射しを受けていると、気温の低さは気にならなかった。視界は良く澄んでいた。
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始めに中垣内教育キャンプ場のゲートを通過し
キャンプ場には井関神社奥宮の鳥居が建ってい
キャンプ場のそばから優しい登山道が始まって
いた
一の橋を渡る 明るい陽射しを受けて、のんびり歩いた 二の橋を渡る
中垣内川の透明感ある水の流れを見る 三の橋を渡る 次第に登山道の傾斜が増してきた
道幅が狭くなって、灌木が増えてきた オフロードバイクのタイヤ痕をよく見た 新池へ通じる小径が左手に分かれるも真っ直ぐ
に進む
新池と亀池を結ぶ尾根道に出た ここは右方向
川床のような所を歩くことがあった 亀池が近づいてきた 適度な歩き易さの道だっ

 亀池の湖畔に立っ
 て静かな湖面を眺
 めた
亀池を過ぎて新龍アルプスの主尾根に向かう 尾根に着く前に亀岩のそばを通った 主尾根は明るい陽射しに包まれていた
主尾根は近畿自然歩道でもあった 前方に亀山の山頂が見えるようになった 木立を通して西に見えるのは大蔵山だった

 亀山の直前の坂を
 登る

   亀山の山頂に着く
   と、平らに開けた
   様子は以前と変わ
   らなかった

 山頂で昼食とし
 た 東に開けた
 風景を眺めなが
 らだった

  視界は澄んでい
  た

 立つ位置を変えて
 東から南東方向に
 かけてを望む
北東方向には笠形山も望まれた 山頂を離れて、登ってきた尾根道を引き返す 途中の展望地で足を止めた

 山頂よりもこの展
 望地のほうが、東
 の山並みをすっき
 りと眺められた
 上の写真の中央に
 写る大源寺山を大
 きく見る その右
 手は屏風岩だった

     上の写真の左手と
     なる北北東には、
     白くなった暁晴山
     が望まれた
上の写真に写る屏風岩を大きく見る 明神山の山頂を望む 亀山の山頂を離れて亀池に戻ってきた
湖面が午後の空を映す 次は新池を目指した 井関三神社の奥宮まで50mの標識が現れた
奥宮に寄り道したものの、少しみすぼらしい神
社だった
奥宮には南からの小径があり、そちらには鳥居
も建っていた
尾根道に戻る 新池へは尾根コースと巻き道コ
ースがあるが、尾根コースを歩くことにした
尾根道を歩いていると、大きな岩を見た 暫く緩やかな登り坂が続いた 登り詰めた所が東屋の建つ360mピークだった

 360mピーク
 を越えて新池の
 そばに下りてき
 た

 池の縁を左回り
 で歩いて池の北
 東側に出た
388mピークを目指して、適当に斜面を登る 388mピークで四等三角点(点名・大成山)
を見た
388mピークからは南の方向を目指す
歩き易いままに歩くと、360mピークに戻っ
てきた
東屋の前から南を見ると、瀬戸の島が望まれた 左の写真に写る男鹿島を大きく見る
東屋から南東方向に、木立を通して亀山を見る また新池のそばに戻ってきた すっかり曇り空
だった
新池からは巻き道コースで亀池方向に向かう
この巻き道コースは始めは優しげな道だったが 次第に荒れた感じの道に変わってきた 亀池に通じるメインコースに合流した
教育キャンプ場へと、下山に向かった 「盃流し」が美しい流れを見せていた 小橋を渡るとき、僅かな時間だったが陽が射し
てきた
二の橋を渡る 前方に教育キャンプ場が見えてきた パートナーがキャンプ場のブランコで遊んでいる