TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
 (城山)  きのやま 457.8m たつの市
点名・佐野 382.6m
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2015年5月】 No.5 2015-43(TAJI&HM)
 
    揖保川の土手道より  2015 / 5

 2015年4月初めに龍野城を訪れたのは、満開の桜を愛でるためだったが、ついでに的場山ハイキングを楽しんだ。そのとき的場山の山頂に立っただけでなく、新龍アルプスの尾根を少し歩いて、点名・佐野まで足を延ばした。そこは的場山から1kmの地点で、亀山までは更に1.5kmの距離があった。亀山の姿が見えていたこともあって、そこまで歩いてみようとの気持ちも起きたが、その日は点名・佐野から引き返した。それでも続きを歩いてみたいとの気持ちが残っており、やはり実行することにした。そして向かったのは、一ヶ月後の5月9日のことだった。
 この日は朝から曇り空で、昼が近づいて小雨が降ってきた。それでも少し体を動かしたく、午後は回復するとの天気予報を信じて、近くの山に出かけることにした。そしてどの山を登ろうかと考えたとき、点名・佐野から亀山まで歩くことを思い付いたものである。但し前回とは逆方向として、先に亀山を登り、そのあと更に南へと歩いて点名・佐野に向かうことにした。そして展望地である西播線37番鉄塔まで歩いて、そこから始まる佐野コースで東麓へと下山することにした。そのハイキングの様子は、下の写真帳をご覧いただきたい。馬立登山口に着いたときは雨は上がっており、雲はいくぶん薄くなってきたようだった。登るにつれて新緑が広がるようになった。若葉の色が爽やかだった。尾根を歩く頃には天気ははっきりと回復を見せており、陽射しも現れて新緑を明るく見せてくれた。おかげで楽しい尾根歩きだった。亀山の山頂まで約1時間。その山頂だが、樹木の生長があって東の展望はすっかり閉ざされていた。そのため山頂では長居をせず、すぐに点名・佐野への尾根歩きに移った。城山城跡は山頂から少し離れた位置にあり、そこを過ぎて縦走の雰囲気となった。歩き易い尾根道だったが、点名・佐野との鞍部までは亀山山頂から180mほど下ることになった。そして100mほど登り返すので、的場山から点名・佐野までと比べて、けっこう歩き応えがあった。展望はときおり現れて、北西に大蔵山を、東に揖保川の流れが眺められた。点名・佐野まで亀山から1時間だった。点名・佐野はさっと通過して、その先の西播線37番鉄塔の位置で休憩とした。素晴らしい展望地だったが、この日の視界はうっすらとしていたため、十分に楽しめるとは言えなかった。それでもその広々とした風景を暫し眺めて過ごした。その37番鉄塔の位置から東の斜面に登山道があり、下山はその佐野コースに入った。始めは東の風景を眺めながらで、途中で現れた西播線38番鉄塔も好展望地だった。その後は樹林に入ったが、歩き易い道が続いて楽々と下って行けた。そして麓に着いたとき、害獣避けフェンスに阻まれたものの、そこはゲートのある位置だったので、スムーズに抜け出せた。その先は栗栖川だった。上流側に向かうべきか下流側に向かうべきかと迷ったが、馬立登山口へと上流側に向かうことにした。それは間違いだったようで、フェンス沿いを歩くことになり、これがけっこう煩わしかった。何とか興聖寺のそばに出て、その先の下野田橋を渡って栗栖川の左岸に出た。そして左岸道路を歩いて馬立登山口へと向かった。後で地図を見ると、南に歩いておれば長くも歩かず左岸側に出られたようだった。その左岸の土手ではちらほらワラビが顔を出していたので、少しばかりワラビ採りを楽しむことが出来たのは余録だった。その道草もあって、栗栖川べりに出てから1時間近くかかって馬立登山口に戻ってきた。
(2015/5記)(2020/10改訂)
<登山日> 2015年5月9日 12:35馬立登山口スタート/13:19蛙岩/13:39亀山/13:53城山城跡/14:38点名・佐野/14:41〜57西播線37番鉄塔/15:32栗栖川のそばに出る/15:52興聖寺/栗栖川の土手でワラビ採り/16:19馬立橋/16:28馬立登山口エンド。
(天気) 昼頃までは快晴で、雲は僅かに見えるだけだったが、午後は次第に雲が増えて陽射しは消えてきた。下山を終える頃には、すっかり曇り空になっていた。気温は低く、山中は4℃、山上に出ても6℃までだった。ただ風がほとんど無かったので、陽射しを受けていると、気温の低さは気にならなかった。視界は良く澄んでいた。
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馬立登山口から歩き始めた 始めに墓地を通る すぐに登山コースに入った 荒れ気味の道を歩いて行った
登山道のそばには古墳が散見出来た これは17号墳だった 城山城跡まで1.8kmの標識が現れた
はっきりと尾根を登るようになった 背後に風景が広がってきた 露岩地を登ることもあった
モチツツジの花をよく見かけた 左手前方に亀山の山頂が望めた 尾根を巻くようにして登って行く
小さなピークに立つと、足下に展望が広がった 東に向かっての展望だった 視界はうっすらとしていた
屏風岩の辺りを大きく見る 尾根登りを続ける 主稜線が近づくと、ロープを伝って登るようになった
稜線に出た 北に向かえば祇園嶽で南が亀山だ
った
南に向かいだすと石碑が現れた 供養碑だった 蛙岩が現れたが、周囲の木立が茂ってしまって
いた
右手に亀池への道が分岐した 新緑の季節とあって、若葉がみずみずしかった 展望地が現れて、揖保川流域が眺められた
亀山への道は緩やかに続いた うっすら陽射しが現れて新緑が明るく眺められた 亀山の山頂が目前になった

 亀山の山頂に着い
 た その開けた様
 子から以前と変わ
 らぬ山頂と思った
 が

 以前は望めた東の
 展望は、樹木の生
 長によりすっかり
 閉ざされていた
山頂の四等三角点(点名・亀山)を見る 山頂をすぐに離れて稜線歩きを続けることにした 緩やかに下る
平坦地が現れると、そこが城山城跡だった その城山城跡からは大蔵山が望めた 城山城跡を後にして樹林を歩く

 南の方向が開けた
 とき、的場山まで
 続く尾根が眺めら
 れた

   左の写真の右手に
   続く風景を見ると
   御津山脈が眺めら
   れた

 はっきりとした尾
 根を歩くうちに、
 すっかり陽射しの
 中を歩くようにな
 った

   西にはどっしりと
   大蔵山が見えてい
   た

 振り返って亀山の
 方向を見る その
 上空は青空だった

   東に展望の開ける
   こともあった
尾根上に少し開けた所が現れた この尾根でもモチツツジの花をよく見た 前方に、これから向かう37番鉄塔を見る

 尾根の先がよく見
 えるようになった

 鞍部へと下って行
 く
鞍部辺りを歩く 朱赤色のヤマツツジの花を見る 点名・佐野へと登り返す
また新緑のきれいな所が現れた 点名・佐野が近づいた 緩やかな登りだった 点名・佐野に着いた 単なる通過点の雰囲気だった
四等三角点(点名・佐野)を見る すぐに西播線37番鉄塔に着いた そこは城山城跡から1.5kmの位置だった

 37番鉄塔は好展望
 地だった 一ヶ月前
 と同じく展望を楽し
 んだ 但しこの日は
 うっすらとした視界
 だった

 上の写真に写る黒
 尾山の辺りを大き
 く見る


    更に大きく見る

 鉄塔のそばからは
 大蔵山と亀山の並
 ぶ姿が眺められた

   下山は鉄塔のそば
   から始まる佐野コ
   ースを下ることに
   した
佐野コースはけっこう歩き易かった 少し下ると38番鉄塔が現れた ここも好展望
地だった
38番鉄塔の先は少し荒れていた
樹林帯に入って下りを続ける 木立の切れ目から対岸の尾根を見る 山裾が近づいて、少し傾斜がきつくなってきた
小さな沢のそばに下りてきた 最後は害獣避けフェンスの前に出た フェンスのゲートを抜けると、その先は栗栖川だった
北に向かうことにした 始めにフェンス沿いを
歩いた
ときに河原を歩いた 河原で見かけた小さな花はニワゼキショウだった
東を見ると鶴嘴山の尾根が望めた フェンス内が歩き易そうに見えたのでゲートを
通った
途中からヤブになってしまった
ヤブを避けて歩くうちに興聖寺の前に出てきた 興聖寺からは車道を歩くことになった 下野田橋を渡って栗栖川の左岸に出ることにした

 栗栖川の左岸道路を
 歩いて馬立登山口を
 目指した

   土手の斜面を見ると
   けっこうワラビが目
   に付いた
県道724号線に合流して馬立橋を渡った 南に下山で歩いた佐野コースの尾根が眺められた 馬立登山口が近づいてきた