TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
亀山 (城山) 457.6m たつの市
きのやま   きのやま
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2025年9月】 No.9 2025-173(TAJI&HM)
 
    たつの市新宮町北村より  2025 / 9

 2025年は夏の暑さが長く続き、9月も下旬になって漸く涼しい日が現れるようになった。そこで少し厳しさのある山を登ろうと向かったのが新龍アルプスの亀山だった。3年ぶりとなる亀山を前回と同じく馬立登山口kらの大手道コースで登ることにした。登山口にある墓地の駐車場に着いたのは10時15分。陽射しで明るい墓地は、ひっそりとしていた。始めに姥塚古墳群を抜け、小さな沢に沿って西へと歩いた。沢そばを離れて上り坂に入ると、急坂がずっと続いた。気温は27℃ほどだったが、けっこう大汗をかいての登りとなった。稜線が近づいて展望地が現れると、たまらず休憩とした。この日の視界は悪くなく、展望地からの眺めははくっきりとしていた。その展望地から6分で稜線の縦走路に合流した。まだ山頂まで1kmほどあった。但し、縦走路は緩やかな道として続いており、易しい尾根歩きだった。途中にある亀岩は、この日は愛らしい顔つきだった。緩やかな尾根歩きのまま、合流点から30分近く歩いて山頂に着いた。以前は展望があった山頂だが、来る度に木々の密集度は増しており、展望は欠片も無かった。ただ木陰はたっぷりあり、涼しさを楽しむには申し分無かった。その山頂でゆっくり昼休憩を済ませると、下山は下野田コースを下ろうと縦走路を更に南へと歩いた。緩やかに下って植林地に入ると、その辺りは城跡の中心部となるのか幾つか標識が立っていた。そして下野田コースが分岐する位置まで来ると、そこに一際目立つ標識が立っていた。展望所まで100mとあった。それを見てピンときた。麓から亀山を眺めたとき、山頂から見て南東の位置に広く伐採された所があったが、どうやらそこが展望所のようだった。その展望所に通じる小径に入ると、すぐに伐採地に出た。そこも城跡のようで、幾つか幟が立っていた。展望は北東から南東まで広範囲に眺められて、以前の山頂展望が思い出された。午後も澄んだ視界は続いており、遠くは笠形山も望めた。その展望地での休憩を終えると、引き返して下野田コースに入った。別名、ひょう糧道コースだった。道ははっきりしており、荒れた感じは無かった。そのまま無理なく下って行ければ良かったのだが、途中から沢沿いを歩くようになると、急坂が続くだけで無く、岩の上を歩いたり足下が脆くなっている所を歩いたりと、俄然険しさが出てきた。とにかく滑らないようにと慎重に下った。大手道よりも険しさは数段上ではと思われた。それでも麓が近づくと傾斜は緩んで、最後はゲートを通って車道に出た。登山具陳美は標識があり、説明板も立っていた。後は馬立登山口を目指して、ひたすら車道歩きを続けた。ところで馬立登山口と下野田登山口の中間地点には登山者用の広い駐車場があるので、この日のように周回で歩くのであれば、そこに駐車するのがベターではと思えた。また馬立登山口の駐車場はあくまでも墓地利用者のものなので、平日以外でもそちらが良いのではと思えた。
(2025/10記)
<登山日> 2025年9月30日 10:18馬立登山口の墓地駐車場スタート/11:08〜17大手道コースの展望地/11:23稜線に出る/11:26亀岩/11:50〜12:25山頂/12:38〜54城山城跡の展望所/12:59兵糧道コースに入る/13:52登山口ゲート/13:58登山口ゲートに戻ってくる/14:15馬立橋/14:27墓地駐車場エンド。
(天気) 雲の多い晴れ。大手道を登っているときは陽射しの下が多くあり、気温は27℃だった。山頂はほぼ木陰になっており、気温は21℃。風は僅かにあり涼しかった。視界は澄んでいた。
<< Photo Album 2025/09/30 >>
墓地の駐車場を離れて大手道コースを歩いて行く 直進すれば山神社だった 山神社の鳥居の前に出た
鳥居の位置から左手の登山道に入った 姥塚古墳群の中を通った 右手に6号墳を見る 続けて7号墳を見た
登山道は石ころが多くあり、少々歩き難かった 進むうちに、少しは歩き易くなってきた 小さな沢に沿って歩くようになった
沢そばを離れると、斜面を登るようになった すぐに急斜面となり、ロープを掴んで登った 急坂が続いて、けっこう汗をかくことになった
登るうちに木々の空いた所が現れて、展望が得られた これは南東方向の展望だった 露岩の上を歩くことがあった
シダの茂る所もあった 急坂は終わって緩やかな道となった 稜線が近づいたとき、大手道で一番の展望地に着いた
北東から南東まで広く眺められた 視界も悪くなかった
上の写真に写る行者山を大きく見る 暁晴山から鉾立山にかけてを眺めた

(←)
東に伊勢山を見る

 (→)
  伊勢山の右手は書
  写山だった
高御位山の方向を大きく見る 加古川製鉄所の背後に、うっすら明石海峡大橋を見る
ヘリコプターが飛んできて足下のヘリポートに着陸した 展望地を離れると、その先も緩やかな道だった 主尾根へは最後に階段を登った

主尾根に着いた

尾根は縦走コース
で、北に向かえば
祇園嶽まで30分
で、南は亀山まで
30分だった

亀山を目指して南
に向かった

ごく緩やかな尾根
道だった
供養碑を見る この日の亀岩は笑顔だった 緩やかな尾根道が続いた
尾根に立つ標識は、尾根道が近畿自然歩道であることを示していた ほぼ自然林の木陰を歩いた 緩やかなまま山頂に近づいた

山頂が目前になっ
た 山頂手前は少
し坂だった

山頂は以前と同じ
く、すっかり樹林
に囲まれていた
四等三角点(点名・亀山)を見る 手作りの山名標石を見た 上空も樹林に覆われていた
下山は下野田登山道を下ることにした 尾根道を更に南へと向かった 城山城跡の標識をよく見た
植林地の中を歩いた この標識を見て、展望所が伐採地だとピンときた 展望所に向かった 展望所まで100mだった
すぐに展望所に着いた やはり麓から見えた伐採地だった 展望所も城跡のようで、説明板が立っていた 詳しい説明板では無かった 城山城の幟が沢山立っていた

展望所の名に相応
しい展望が得られ


(←)
谷山を眺めると、そ
の左手後方に西光寺
山を見た

 (→)
  西光寺山の辺りを
  大きく見た
笠形山を大きく見る 笠形山の左手に明神山を見た

屏風岩の尾根を眺
めた

金輪山を見る
金輪山山頂の電波塔を見る 縦走路に戻ると、すぐに分岐した下野田登山道に入った 下野田登山道は、別名「兵糧道コース」だった
沢に沿って下るようになった 小橋を何度か渡った 登山道も険しくなってきた 沢沿いの下りが続いた

(←)
展望が現れて揖保
川流域を眺めた

 (→)
  易しく歩けるよう
  なったと思ったが
いっそう歩き難くなった 沢の佇まいを眺めた 鉄板が敷かれた小橋を渡った
麓が近づいて、漸く緩やかな道となった 城山城まで1.3kmの標識を見た 下野田登山道の登山口にはゲートが設けられていた
登山口の標石を見る 登山口には城山城の説明板が立っていた 少し離れて登山口を見る
登山口に近い所に石仏が祀られていた 近づいて石仏を眺めた 広い道に出ようと南に向かうと、車止めを越した
城山城周辺案内板が立っていた 栗栖川に架かる下野田橋を渡った 下流側に見えていたのは金輪山だった
栗栖川の土手道を歩いて行く 前方に芝田富士を見た 道そばは彼岸花の花盛りだった

北西に北山を見た

馬立橋を渡って栗
栖川を再び渡った
金輪山を見る
二つの登山口の中間地点に登山者用駐車場があるのでそこに駐車するのがベターのようだった 真っ直ぐ進めば馬立登山口だった 「城山城跡馬立登山口」のアーチを通れば駐車地点だった