宍粟市の南部に位置する国見山は50分ほどで登れるとあって、夏場でも登山対象になる山と考えている。2019年9月は中旬となっても残暑が続いており、14日の土曜日も朝から快晴とあって暑い日になりそうだった。そこで近場で無理をせず登れる山として国見山に向かった。コースとしては金谷山部古墳のそばから始まる金谷コースをピストンすることにした。そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。古墳のそばは墓地になっており、そのそばに駐車とした。始めに古墳の上に立って周囲の山並みを眺めた後、おもむろに国見山を目指した。登山道に入るとすぐに害獣除けゲートが現れた。その先はやや傾斜のきつい道となり、自然林の中を続いた。急坂は途中から階段道となり、そこを休まず登ると大汗となってきた。一度尾根が緩んでほぼ平坦な道になるときがあり、そこに四等三角点(点名・金谷)を見た。緩やかな尾根を歩いていると中間地点を示す標識が立っていた。山頂が見えてくると再び急坂登りとなり、山頂が近くなって左手から国見の森公園の2番コースが合流した。そこから山頂までは100mで、もう一度ゲートを通ることになった。山頂に建つ展望台が見上げるようにして見えると、展望台の縁を歩いて山頂に到着した。山名標識の辺りは陽射しがきつかったので、展望台に入って休憩することにした。展望台は二階建てで、中に入ると涼しさ十分の風が通っており何とも快かった。汗まみれの体がさっと癒される思いだった。ひとしきり風の快さを楽しむと、次は展望を楽しむことにした。9月に入ってから展望の良い日が続いており、この日の視界も十分に澄んでいた。展望台は東から南にかけてを広々と眺められたが、北の方向や西の方向も少しは見えており、遠くは那岐連山も望めた。その山上では散策路を歩くことも考えていたのだが、陽射しの下ではまだまだ暑く、展望台から出るとその気持ちは萎んでしまった。そこで展望台の中で昼食を済ませると、すんなりと歩いてきた道を引き返すことにした。下山はほぼ下る一方なので休まず歩くと、36分で駐車地点に戻ってきた。
(2019/9記) |