◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <丹波編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
西ヶ洞山 (高嶽) | 470.9m | 丹波篠山市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
にしがほらやま | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 篠山 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2020年2月】 | 2020-29(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
丹波篠山市古森より 2020 / 2 |
西ヶ洞山は姿の良い山で、一度は登ってみようと思って下調べで地図を見て驚いた。一般的には東側から石山経由で登られているようなので、その尾根を地図で確認しようとしたところ、なぜか標高427mの石山が見当たらなかった。そこで古い地図を出してみると、そちらには石山が描かれていた。どうやら石山には採石場があるので、ここ数年で山頂は削られてしまったようだった。そこで登山経路を改めて考え直して決めたのが、国道372号線を挟んで対峙する御狩山と併せて登ることだった。二つの山を直線で結ぶと、その鞍部は不来坂の峠の位置だった。その峠の辺りよりそれぞれの山をピストンで登ることにした。 向かったのは2020年2月の中旬のこと。朝から快晴の空だった。車は不来坂の峠から見ると東の方向に少し下った位置にあった小屋のそばに駐車した。その小屋の中には小さな祠が置かれており、一願地蔵尊が祀られていた。まずは峠の方向へと不来坂を登って行く。数分で峠に着くと西ヶ洞山の北斜面にはっきりとした道を見たので、その小径に入って尾根を目指すことにした。ところがほんの僅かな距離で道は終わってしまい、その先はすっかりヤブだった。ただ尾根との標高差は100m程度だったので、ヤブコギで尾根を目指すことにした。けっこう灌木の密度は高く、枝を押し除けながら登ることになった。登るほどに灌木はばらけて少しは登り易くなったが、ヤブコギであることに変わりなかった。尾根に着いたのは国道を離れてから20分後で、尾根に着いたと言ってもそこも灌木ヤブと言ってよく、尾根道は無かった。軽いヤブコギの感じで尾根筋を辿って行くが、いかにもマイナーな山を登っている感は否めなかった。ただ尾根なりに歩いて行けば西ヶ洞山に着けるはずだった。尾根に出た位置からは西の方向へと歩いたが、途中から南の方向に登るようになった。雑木に囲まれて展望はほぼ無かったが、歩くうちに木々の切れ目が現れて北に御狩山を見ることがあった。目指す西ヶ洞山は二つのピークからなっており、二つはほぼ同じ高さだった。北から歩いて行くと最初のピークは三角点ピークで、それは古い地図には載っていなかった。尾根に出てから40分ほどで三角点ピークに着いた。そこに四等三角点(点名・東山)を見るも、雑木に囲まれて展望は無かった。ただ山頂に陽射しがあったこともあって、そこで昼休憩とした。簡単に昼食を済ませると、おもむろに南ピークへと向かった。そちらは古い地図には標高点があり、西ヶ洞山の山頂とされているピークだった。数分で南ピークに着くと、そこには展望があって北東に多紀アルプスが眺められた。ピークの雰囲気も良く山頂とされていることが頷けた。二つのピークで40分ほど過ごすと、下山は尾根を引き返した。そして国道372号線が近くなったとき、その辺りにあった共同アンテナの位置で尾根筋を離れて北斜面に入った。歩き易そうな所を探りながら適当に下ったが、厳しいヤブに出会うこともなく下って行けた。但し小径に出会うことは無かった。そしてどんどん下って行くと、最後は不来坂の峠よりも少し西の位置に下り着いた。後は次の御狩山に向かうべく、峠の方向へと向かった。 (2020/3記) |
<登山日> | 2020年2月21日 | 11:20一願地蔵尊のそばよりスタート/11:26不来坂/11:45尾根に着く/12:11共同アンテナ/12:28〜13:10西ヶ洞山/13:29共同アンテナ/13:54国道372号線に出る/13:59不来坂に着いて、次に御狩山を目指す。 | |
(天気) | 快晴。山頂の気温は13℃で、風はほとんど無し。視界は良かった。 | ||
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