TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津
 
中山    なかやま 478.0m 宝塚市
 
1/2.5万地図 : 武田尾
 
【2013年10月】 No.2 2013-80(TAJI)
 
   中筋四丁目さくら公園より  2013 / 10

 初めての中山登山は1998年2月のことで、阪急電鉄の山本駅からスタートして山頂に立ち、そして清荒神駅へと下山した。登山道のそばにゴルフ場が見えたり、その境界のフェンス沿いを歩いたりして、あまり楽しい山とは思えなかった。そこでなかなか二度目を考えるまでには至らなかったのだが、15年が経ってみると記憶が薄れてきたことでもあり、別のコースで登ってみようとの気持ちが起きてきた。
 二度目は2013年10月12日。この日はパートナーに車を使われてしまい足が無かった。そこで電車でアプローチ出来る山を考えたとき、中山の再訪を思い付いたものである。今回は往路は清荒神駅からのコースとして、下山は中山駅に下りて来るコースをとることにした。そのハイキングの様子は下の写真帳を見ていただきたいが、意外と楽しめたと言うのが正直な感想だった。清荒神駅からのコースは、清荒神を過ぎてからは里山らしい登山道となり、奥の院こそ賑わいがあったものの、その先は再び静かな山歩きとなった.展望こそ無かったものの、登山道の雰囲気は悪くなかった。山頂が近づくとフェンス沿いの道となって山歩きの雰囲気は少々損なわれたが、山頂は誰も居らず、静かなひとときを過ごすことが出来た。その山頂からは北に向かって展望があったものの、遠方は霞んでおり、北摂の山並みを楽しめなかったのは少し残念だった。そして下山は山頂近くから始まっていた中山寺へと続くコースをとったところ、このコースが意外と趣があった。天宮塚の近くでは大阪湾方向の展望が楽しめ、途中から沢沿いを歩くようになると岩伝いもありちょっぴり険しさが出てきた。市街地の近くの山なのに自然らしさがたっぷりあるのが面白かった。そして漸く樹林帯から抜け出すと散策路となり、いきなりと言った感じで中山寺の賑わいが現れた。その中山寺のそばに中山駅があった。ある意味、六甲山以上に街からすぐに自然に浸れる山だと思った。
(2013/11記)(2021/3改訂)
<登山日> 2013年10月12日 8:27清荒神駅スタート/8:47〜52清荒神/9:46〜52奥の院/10:10山頂まで1km地点/10:26〜36山頂/10:48中山寺コースに入る/10:53〜11:08天宮塚/11:36中山駅まで2.3km地点/12:12〜20中山寺/12:22中山駅エンド。
(天気) 晴れ。少し薄い色の青空に白い雲が浮かんでいた。雲は次第に増えて空の七割を占めるまでになったが、その後また減ってきた。気温は樹林の中では20℃ほど。山頂の気温は21℃だった。少し風があり、涼しかった。視界はうっすらとしており、遠方は判然としていなかった
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清荒神駅からスタートした 駅前の商店街を抜けて清荒神を目指した 暫く商店街が続いた
中国自動車道の高架を抜ける 荒神川に架かる「みそぎ橋」を渡ると清荒神は
近かった
門前の屋台に近づいた
朝早いとあってか、屋台のほとんどは閉まって
いた
清荒神の山門に近づいた 境内を散策することにした
拝殿の前に出た 順路を巡って本殿を横に見る 清荒神を出ると参道を駐車場まで戻った
駐車場は広々としていた 駐車場のそばから奥の院に通じる道が始まって
いた
始めは舗装された遊歩道を歩いた
大林寺のそばを通った 階段の道を登って大林寺の境内を離れた 純然たる山道が始まった
シダが目に付くようになった 低山の雰囲気だ
った
周囲が開けて左手に御殿山の住宅地が見えてい
赤土の尾根道を歩く

 中山連山の尾根を
 見ようとしたが、
 一部しか見えなか
 った

   南西方向に展望の
   現れることがあっ
   た
尾根を離れて右手の沢へと下って行った 沢に架かる橋を渡る 奥の院まで1kmほどだ
った
暫く谷筋を歩いた

 谷筋を離れて階段
 道を登った

   林道が現れたが、こ
   こは横断して登山道
   に入った
雑木の中を登って行く また林道に出た 今度は林道を歩くことになった 右手から夫婦岩からの道が合流した
奥の院への近道が現れたが、林道歩きを続けた 前方に奥の院が見えてきたが、今は改装中だった
奥の院では大勢の登山者が休んでいた 小休止の後、山頂への道に入った 左手に小さな祠を見る
現れた標識を見ると、山頂まで1.2kmだった 尾根を歩くようになった 雰囲気は悪くなかった 右手から夫婦岩からのコースが合流した
易しい尾根歩きだった 中山駅コースが合流する 山頂まで600mと
なった
フェンスに沿って歩くようになった
フェンスが続く状態で山頂に近づいた 山頂への道が左手に分かれた 山頂まではごく僅かな距離だった

 山頂は赤土色だ
 った 北が開け
 ていた

  二等三角点(点名
  ・中山)を見る
せっかくの展望ながら、この日の視界は悪く遠方は判然としていなかった 大船山は眼を凝らして漸く分かった

 羽束山は山頂を
 ちらりと覗かせ
 ていた

 北東方向も望めた
 が、遠い山が多く
 て展望を楽しめな
 かった

 下山は中山駅に
 出ようと、歩い
 てきたコースを
 引き返した

 10分ほど歩いて
 中山駅へのコース
 に入った
支尾根を歩くようになったが、ごく緩やかな尾
根だった
小さなピークに出ると、そこに天宮塚が立って
いた
天宮塚のそばからは中山連山の一部が望めた
天宮塚を離れると、南の展望が現れた 南の方向も北の方向以上に薄ぼんやりとしていた

 南西方向にはうっ
 すらと六甲山が望
 めた

   六甲山を少し大き
   く見る
左手の谷方向に下るようになった 沢そばに下りてきた 登山道は沢に沿って続くようになった
足下にサワガニを見た 沢をずっと下に見るようになると、堰堤が現れた その堰堤を巻くと、再び沢そばに下りてきた
沢そばを再び歩くが足洗川と呼べるまでの川幅
だった
川の一部が滝になっていた 登山道はごく易しい道に変わってきた
ますます歩き易い道になった 案内板が現れ、その先ははっきりと遊歩道だった 東屋が現れた もうすっかり公園の散歩だった
前方に車道が見えたが、左手の遊歩道に入った 遊歩道は始めは沢沿いを続いていた 石仏の並ぶ前を通った
前方に現れたのは中山寺だった 境内を抜けて
行くことにした
優美な姿で目を引いたのは大願塔だった 本堂は大きくは無かったが、大勢の参詣客で賑
わっていた 
石段とは別にエスカレータが付いていた エスカレータの横は五百羅漢堂だった 前方に見えているのは山門だった
山門に近づいたとき歩いてきた参道を振り返った 山門を抜けて外に出てきた 大きな山門だった 山門を離れると、すぐに中山駅の前に出た