TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波 
 
高見城山    たかみじょうやま 485.0m 丹波市
 
1/2.5万地図 : 柏原
 
【2024年5月】 No.2 2024-85(TAJI&HM)
 
   氷上町新郷より  2024 / 5

 初めて高見城山を登ったのは1996年1月のことだったが、その日は石戸山を目的としていたので、高見城山は単なる通過点として歩いてしまった。そのためすっかり印象が消えてしまった。そこで記憶を新たにしようと28年後の2024年5月中旬、快晴の日に高見城山だけを目的として向かった。スタート地点としたのは「丹波悠遊の森」。11時半に着くと、平日とあって閑散としていた。敷地内に入って標識を見ると、登山者は第3駐車場を利用下さいと書かれていたので、車は入口ゲートの手前となる第3駐車場に止めた。第2駐車場に来ると「丹波悠遊の森」の案内図があり、高見城山のハイキングコースも描かれていたのだが、直進の道も「高見城山〜石龕寺ハイキングコース」とされていた。そこで直進の道を選んでしまった。デイサービス「のびのび」の前を通って山中へと向かうと、山の神下池、山の神上池が現れた。地図を取りだして現在地を確認すると、どうも高見城山から離れる方向だった。但し、そのまま歩いても大回りながら高見城山に向かえそうだったので、引き返さずに直進することにした。その回り道となるコースだったが、道幅はあるもののすっかり悪路になっていた。石がごろごろとして歩き難いだけでなく、倒木も多くあって要らぬ苦労をすることになった。ただ我慢をしながら登るのみだった。その道が沢筋を離れると、程なく急斜面を登るようになった。道ははっきりしなかったが、目印テープが点々とあってそれを追うようにして登ると、長くもかからず尾根に出た。もう昼になっていたので、尾根に着いた辺りで昼休憩とした。尾根歩きを始めたところ、尾根道には縦走路の名が付いていた。最初に380mピークを越すことになった。そこで少し足を使ったくらいで、縦走路は概ね緩やかな尾根道だった。送電経路に沿っていたこともあって、何度か送電塔のそばを通った。周囲は植林地だったが、ときおり展望が現れて南の方向を眺められることがあった。高見城山の山頂が近づくと、巻き道となって尾根筋の少し東寄りを歩くようになり、最後はその道から分かれる形で山頂への小径に入った。その小径を少し登って山頂到着となった。山頂は広く開けており、いかにも城跡を思わせる広く平らな地形になっていた。ベンチが置かれたりして整備はされていたが、低木が所々で茂って公園風の感じではなかった。その山頂にはヤマツツジやモチツツジの木が多くあり、今が花盛りだった。ところで高見城山には三角点があるはずだったが、ぱっと見た感じでは見当たらなかった。よく見ると低木に包まれるようにして隠れている四等三角点(点名・高見ヶ城)を見た。展望に関してはほぼ全方向が眺められた。当然石戸山は良く見えており、北の方向を見ると遠くに大江山も望まれた。山頂で40分ほど休むと、下山は北へと向かえる登山道に入った。すぐに小さな祠が現れると、そこからは直進せず右手の登山道に入った。その道は山頂を巻く道と合流することになり、そして北東方向へと下り坂となった。はっきりとした道で、いかにもよく歩かれている感じがあった。そのコースではときおり山頂までの距離標識を見た。とにかく道なりにどんどん下って行った。展望の現れることがあり、そこからは譲葉山が眺められた。ずっと北東方向へと下って、最後は七つ塚キャンプ場に下り着いた。後はキャンプ場の車道を下って行くと、管理棟のそばを通り第3駐車場に戻ってきた。簡単に登るつもりだった高見城山だったが、結果として4時間ほど歩くことになり、周回として楽しめたことになった。
(2024/6記)
<登山日> 2024年5月14日 11:35第3駐車場スタート/11:38山の神下池/12:22〜35尾根に着いて昼食/13:24[87番]鉄塔/13:56〜14:37山頂/15:09展望台コース分岐点/15:19キャンプ場管理棟/15:29駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。昼食地点の尾根の気温は19℃。山頂では24℃まで上がっていた。少し風あり。陽射しは暑さを感じたが、からっとした暑さだった。視界は良かった。
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(←)
「丹波悠遊の森」
に着くと、ゲート
手前の第3駐車場
に車を止めた

 (→)
  園内に入って第2
  駐車場のに立った

第2駐車場には「丹波悠遊の森」の案内板が立っており、高見城山への道も描かれていたが  南に向かう道も「高見城山」を示していたので、そちらを進んでしまった  暫くは舗装路歩きだった

山の神下池に着
いて現在地を確
認した

そのまま進めば
高見城山から離
れることになる


引き返さず直進
して、大回りで
高見城山に近づ
くことにした
左手に山の神下池を見る ずっと易しく歩ければ良かったのだが いつしか車の通行は無理な道に変わっていた
俄然、荒れ道に変わった 道幅も狭くなり、すっかり悪路だった その悪路に、距離標識を見た
沢から少し離れて歩くようになった 目印テープが現れて、それに従って登った 石垣を見る 棚田があったようだった
峠の位置まで歩いてきた 右手の斜面を登ることになった 急斜面を登って行く
尾根に着いて、そこで昼休憩とした 休憩地点からは西の方向、間近に380mピークを見た 休憩を終えて、尾根歩きを開始した
尾根には縦走コースの標識を見た 自然林の尾根道だった 380mピークを越した

(←)
尾根から山頂が見
えることがあった

 (→)
  左の写真に写る高
  見城山を大きく見
  る
尾根の標識を見る 概ね、緩やかな尾根道だった 展望地が現れた

(←)
南の方向が眺めら
れて、石戸山を見

 (→)
  易しい尾根歩きを
  続ける

送電線が頭上を横
切った

そばに建っていた
送電塔は播磨中央
線87番だった

送電塔も位置も好
展望地だった
尾根道は巡視路のようで、プラ階段を見た 石戸山コースが分岐する位置に着いた 分岐点の標識を見る
前方に山頂を見る ほぼ平坦な道で山頂に近づいた 直進の道から山頂への道が分岐した

(←)
山頂への道に入っ
て山頂に近づいた

 (→)
  高見城山の山頂に
  着いた 城跡らし
  く平らに広く開け
  ていた

山名標識が立って
いた所は、最高点
より少し低い位置
だった

山名標識の位置か
ら最高点の辺りを
眺めた
最高点に立って、南の方向を眺めた
別の場所に移動して、上の写真の右に続く風景を見る 南西から西、北西にかけてを眺めた
上の写真の右手を見る 北西から北東にかけてだった

上の写真の右に続
く風景を見る

北東から東、南東
にかけての眺めだ
った

石戸山を大きく見


南西に見える石金
山を大きく見る
笠形山の方向を大きく見る 篠ヶ峰の方向を大きく見る
北には京丹波の山並みが望めた 五台山の方向を眺めた
多紀アルプスを見る 白髪岳を大きく見る

(←)
金山を大きく見る

 (→)
  馬頭の背後に小さ
  く深山が望めた
山名標柱を見る パノラマ写真も幾つかあった 山名標識のそばの茂みに三角点があった 茂みをかき分けて四等三角点(点名・高見ヶ城)を見る
山頂ではモチツツジがあちらこちらで咲いていた ヤマツツジの花もよく見た 下山は北への道に入った
祠が現れると右手に小径が分かれて、その小径に入った 巻き道と合流した その巻き道が石戸山に通じる道だった キャンプ場に通じる道に入った 高見城跡遊歩道の名が付いていた
道なりに下って行く 概ね易しい道だった 道幅の狭い所はロープが張られていた
展望が現れて東の方向が眺められた 展望台コースの分岐点に着いた 直進が展望台だった そこは山頂から950mの地点だった
下りを続けると、すっかり遊歩道となった 広場になっている所に下り着いた 標識があり、高見城山は高見山となっていた
七つ塚キャンプ場に入った 管理棟のそばを通って、キャンプ場の入口に着いた 入口にはコース案内図が立っていた 
幾つかの建物が建っている所が現れた 今少し舗装路を歩いた 第2駐車場に戻ってきた 第3駐車場はすぐ先だった