TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
高取山    たかとりさん 490m 宍粟市
 
< 登頂断念 >
 
1/2.5万地図 : 山崎
 
【2018年10月】 No.2 2018-142(TAJI)
 
    山崎町御名より  2018 / 10

 宍粟市にあっては低山の部類となる高取山だが、宍粟50名山に選ばれていることでもあり、再訪するのも悪くないと思って出かけたのは、2018年10月の好天の日だった。ほぼ10年ぶりとなるが、コースは前回と同じく觱篥(ひちりき)神社からとした。車は登山口に近い県道537号線沿いの空き地に止めると、そこから歩いて4分で觱篥神社だった。神社に入ると高取山の登山口標識があって、すんなりと登山道に入って行けた。このコースには多くの標識が立っており、そこには山頂までの距離も書かれていた。登山口から山頂までの距離は2.9kmとあり、最初のポイントは聖山城跡で、そこまでは200mだった。易しい登山道を東へと歩いて行き、途中で寄り道する形で聖山城跡に出た。そこまで登山口から7分だった。「山頂展望所」の名も付いており、その名の通りに向かって展望が広がっていた。澄んだ空の下、山崎の町並みが一望だけでなく遠くの山並みもくっきりと見えていた。こんなに天気が良いと分かっていたら、もう少し北部の山を登っても良かったのではと思ってしまった。展望を楽しむと歩いてきた道を引き返さず、別の道で主コースに近づいた。すぐに主コースに合流すると、南東へと向かった。次の目的地は深呼吸の広場で、途中で標準コースと健脚コースに分かれると、往路として標準コースを歩いた。標準コースは緩やかに続いて、健脚コースと合流するとそこから150mで深呼吸の広場に出た。そこには休憩所が建っており、西の方向に展望があった。ただ以前と比べると木々が育ったためか、見える範囲はかなり狭まっていた。そこまで来れば山頂まで1800mだった。尾根筋を歩くようになり、送電塔と出会うようになった。そして二つ目の送電塔に出会って後は山頂まで1kmとなったとき、突然ハイキングを中止することになった。そこに見たのは「入山禁止」の標識だった。そこより先はまったけ山で立入禁止になっていた。宍粟市にまったけ山が多いことは分かっていたが、登山口に標識を見なかったため安心して歩いていたのだが、こうなると先に進むのは諦めるしかなかった。標識を見ると管轄は須賀沢集落のようで、登山口の出石集落とは違っていた。出石集落は山頂一帯がまったけ山であることに注意を払っていなかったと思えたが、何とも不親切と言わざるを得なかった。特にこの日は絶好の登山日和だっただけに、2時間ほどロスすることはもう修正不能で、憤懣はつのるばかりだった。ただ黙々と引き返すのみ。この下山では觱篥神社へは戻らず、途中から左手に分かれた出石集落への近道に入った。そちらは元からの巡視路のようで、プラ階段を多く見た。ただ登山道としてははっきりしない所もあって、一般向きとは言えなかった。麓まで下りて来ると害獣避けゲートが現れたが、そこに標識は無かった。そこはホテル日新会館の近くで、駐車地点までは12分ほど歩くことになった。次は山頂に立つべくまったけシーズンが終わる12月以降に改めて高取山を訪れようと思いながら、県道537号線を北へと歩いた。
(2018/12記)
<登山日> 2018年10月21日 10:02出石3バス停の近くよりスタート/10:04觱篥神社/10:13聖山城跡/10:41深呼吸の広場/11:05あと1km地点で登山中止/11:31主コースを離れる/11:37ゲート/11:49エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は見られなかった。尾根の気温は20℃で、風はほとんど無し。視界は澄んでいた。
<< Photo Album 2018/10/21 >>
歩き始めると出石3バス停を見た 觱篥神社への道に入った 觱篥神社の鳥居を見る
神社の奥に登山口標識を見た 山頂まで3kmだった 聖山城跡への小径が分かれたので、そちらに向かった すぐに愛宕神社の前に出た

愛宕神社の奥が
聖山城跡で案内
板が置かれてい


城跡は好展望地で
もあった

西に向かって気持
ちの良い展望が広
がっていた

どの山もくっきり
と眺められた
国見山の山頂を大きく見る 城跡から高取山コースへは別の小径で向かった 高取山コースに戻ってきた
コースには丸太の階段部分もあった 林の休憩所に着いた 深呼吸の広場へ健脚コースと標準コースに分かれた

標準コースに入る
と南から南西にか
けてを眺められる
ことがあった
健脚コースが合流すると、深呼吸の広場は近かった 緩やかな階段を登る 深呼吸の広場に着いた
展望は前回と比べてかなり狭まっていた 深呼吸の広場から山頂までは1800mだった 易しい尾根歩きだった
送電塔が現れた 山崎線14番鉄塔だった 山頂へと登山コースは左に折れることがあった また送電塔に出会った 山崎死支線6番鉄塔だった
このまま順調に山頂へと思っていると 山頂まで1000mとなって、突然入山禁止が現れた
その先はまったけ山とあり、先に進むのは諦めた
200mほど戻ったとき、三角点が引き抜かれた状態
で置かれているのに気付いた
ずっと往路を歩いて觱篥神社に戻ろうと思ったが 出石集落への近道が現れたので、そちらに入った このコースは巡視路のようで、プラ階段を下った
コースは不確かな所もあり、お薦めコースでは無かった 麓に着くと、ゲートを抜けることになった ゲートから山頂までは2450mだった
県道の方向へと歩いて行った 南に目を向けると、川戸山が近くに見えていた 県道537号線に出ると、後は歩道を北へと歩いた