TAJIHM の 兵庫の山めぐり <播磨
 
大蔵山  (大倉山) 519.9m No.4
屋敷台    やしきだい 457m No.1
 
1/2.5万地図 : 龍野 たつの市
 
【2014年12月】 2014-115(TAJI)
 
    たつの市揖保町中臣より  2014 / 12

 たつの市の大蔵山はけっこう遠くからでも眺められる山だが、その大蔵山の西隣でなだらかな姿を見せるのが屋敷台だった。かつては山上に牧場が広がっており、棚田があって稲作も行われていたとのこと。その屋敷台の山頂まで遊歩道が通じており、気軽に山頂に立てることを知ったとき、一度は訪れたいと思った。
 向かったのは2014年12月14日の日曜日。この日は衆議院選挙の投票日だった。急な思いつきだったため、パートナーは誘わず単独で向かった。県道5号線を西へと走って行くと、菖蒲谷森林公園の案内標識が現れた。それに従って公園への道に入った。車を中腹まで進めると左手に紀功碑への道が分かれたので、そちらへと入った。すぐに紀功碑が現れて、その前に駐車とした。そこから屋敷台への遊歩道が始まっており、散歩気分で歩き始めた。周囲は落葉樹が多くあり、ほぼ葉を落としていた。少し登ると水田跡への道が分かれた。こんな山上で稲作が行われていたことに興味が湧き、立ち寄ってみることにした。巻き道を歩く感じで東へと向かうと、程なく現れたのは石垣の棚田風景で、そこが水田跡のようだった。山上へと向かうコースに戻り、山頂を目指す。鉄線沿いを登るようになり、その鉄線は牧場の牧柵跡との説明板があった。急坂は無く、緩やかな丘を登る感じだった。周囲は落ち着いた雑木林になっており、地表は落ち葉ですっかり覆われていた。何とも優しげな風景で、新緑の候にも訪れたいものだと思った。山頂もその感じだった。そこまで展望は無かったが、山頂は少しあり、南に狭い範囲ながら瀬戸の海まで眺められた。また南東方向には的場山が見えていた。遊歩道は屋敷台のピークを越えて更に東へと続いていた。屋敷台までごく簡単に歩いてきたこともあって、まだまだ歩きたい気持ちがあった。そこで大蔵山まで歩くことにした。遊歩道を東へと緩やかに下ると、西ノ峠池に向かう道とアカマツ林山頂広場への道に分かれた。先にアカマツ林山頂広場へと向かう。そこは436mピークで、屋敷台のピークと同じく雑木林が広がっていた。名の通りにアカマツが多かったが、アカマツで覆われていると言えるほどでもなかった。そこからも少し展望があって、的場山が眺められた。その後は少し戻って、西ノ峠池へと下りて行った。そちらへの遊歩道は山陰となるため冷え込んでおり、霜が消えずに残っていた。気温を見ると2℃だった。車道に下りると、そこより少し南東へと歩いた所が西ノ峠池だった。晴れてはいるものの冷たい日とあって、そこには誰もいなかった。池の畔へと下り、縁を回ってカリオンに通じる道に入った。そのカリオンのそばを通って更に登って行くと、自然と大蔵山に向かうことになった。冷たい風を受けながら登っていると、屋敷台の登りで温まっていた体は、すっかり冷えてしまった。大蔵山の山頂に着くも、そこは展望が全く無かったので、山頂に立ったことを良しとしてすぐに引き返した。展望の丘へと向かう気持ちは無く、西ノ峠池に戻って来ると、後は車道をひたすら歩いて、紀功碑前の駐車地点へと戻って行った。紀功碑前まで西ノ峠池から25分の距離だった。
(2014/12記)
<登山日> 2014年12月14日 13:45紀功碑前スタート/13:54水田跡/14:16〜22屋敷台/14:32アカマツ林山頂広場/14:43西ノ峠池/15:09大蔵山/15:30西ノ峠池/15:55エンド。
(天気) 晴れ。少し雲が多かった。気温は低く、歩き始めは5℃ほどで、山陰の冷えた所は2℃しかなかった。北西の風が冷たかった。視界は遠くは少しうっすらとしていた。
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 菖蒲谷公園へと車道を
 走って来ると、左手に
 紀功碑へ通じる道が分
 かれた
この紀功碑の前に駐車とした 屋敷台のピークまで950mしかなかった 丸太の階段道を登って行く
小さなマンリョウをよく見た 植えられたもの
だろうか
葉を落とした雑木林の中を登って行く 水田跡があるようなので、寄り道することにした
そこは石垣が組まれており、棚田の跡だった 分岐点に戻って山頂の方向へと向かう 牧場跡に入った 鉄柱は牧場にあった柵の跡だった

 地表は落ち葉に覆い尽
 くされていた そのた
 めコースははっきりし
 なくなっていたため、
 適当に登った

    落ち葉で覆われた地表
    を見る
コース途中に、ベンチが置かれていた 右手より水田跡からのコースが合流した 鉄柱がまた現れたので、それに沿って登った

 山頂が間近にな
 った 雑木林が
 広がる優しげな
 風景だった

 屋敷台の山頂に
 着いた そこも
 すっかり雑木林
 に覆われていた
山頂から菖蒲谷森林公園までは700mだった 山頂にもベンチが置かれていた 山頂からは南の方向に展望があった

 木立を通して南東
 に的場山を見る


  三足富士の右手
  後方に京見山を
  見る
山頂を離れて東へと歩いて行く 菖蒲谷森林公園に向かわず尾根を更に東へと歩
いた
前方に木立を通して大蔵山が見えていた
アカマツ林山頂広場に着く やはりアカマツが
多かった
屋敷台の山頂と同じく、的場山が望めた 引き返して菖蒲谷森林公園に向かう
北東方向へと斜面を下る 山陰とあって冷えて
おり、霜が残っていた
車道に下りてきた そこから菖蒲谷森林公園の
西ノ峠池までは100mの距離だった
車道を西ノ峠池へと歩いた
すぐに西ノ峠池が現れた 冷たい日だけに菖蒲谷森林公園には人影は無かった
西ノ峠池の縁を歩いた ひっそりとした湖面を眺める カリヨンに向かう道に入った
遊歩道を歩いて行く カリヨンの前に出た 「赤とんぼ」を一曲奏でてみた 更に進むと林道に出た
林道は横切って登山道に入った 自然と大蔵山に向かうことになった 陽射しを受けるも風が冷たかった
大蔵山と展望の丘との鞍部まで来た 大蔵山へと向かう 最初に植林地を通った すぐに大蔵山の山頂が近づいてきた

 岩の点在する大
 蔵山の山頂に着
 いた

 山頂の二等三角
 点(点名・中垣
 内)を見る
西ノ峠池へと戻るとき、アセビが目立つ所を通った 明るい陽射しの中を歩く 池のそばに建つ東屋まで戻ってきた
西ノ峠池のそばを歩く 光は夕暮れの色を帯びてきていた 大蔵山を振り返った

 後は車道を歩いて
 駐車地点へと戻っ
 て行った


   林道からも的場山
   の尾根が眺められ
   た
駐車地点までは少し距離があった 湧き水のそばを通って紀功碑への道に入った 駐車地点へと近づいて行く