TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波 
音羽山    おとわやま 530.3m 丹波篠山市
火とぼし山    ひとぼしやま 501m
 
1/2.5万地図 : 篠山
 
【2024年3月】 2024-54(TAJI&HM)
 
   丹波篠山市味間北より  2024 / 3

 篠山市(現丹波篠山市)が発行している「篠山市登山マップ」を見て以前から歩いてみたいと思っていたのが、JR篠山口駅を起点として音羽山まで歩くコースだった。向かったのは2024年3月の最終土曜日のこと。この日は「黄砂あり」の情報があり、その影響か前日のクリアな空は消えて白っぽい青空に替わっていた。山々もうっすらとしていた。JR篠山口駅は多くの駐車場があり、国道176号線の西側にも駐車場があって、その辺りは1日止めても200円と格安料金だった。その格安駐車場に車を止めた。そこから北西方向へと適当に歩くと、程なく「大沢ロマンの森」の標識が現れて、すんなりと登山コースに入ることになった。案内標識もあり、登山コースは音羽山トレッキングコースとなっていた。緩やかな坂道を登って行くと大沢八幡神社の前を通り、車道は林道となって山中へと向かった。右手に堰堤が現れると、その先で左手に禄庄城跡への道が分かれた。そちらの道がハイキングコースだったのだが、音羽山の名を見なかったことで直進してしまった。林道はコンクリート舗装されており、易しい登りだった。その林道が土道になったり、また舗装路に戻ったりするようになった。その途中で左手に大沢城跡への登山道が分岐したが、そこも直進した。その辺りではもう林道と言うよりも作業道と言えそうになっており、イバラが道に増えてきた。尾根には近づかず、尾根に併行して東に向かっていた。ハイキングコースでないことは自覚していたが、そのまま歩いて行くと、突然のように作業道は終点となった。GPSで尾根の方向を確認すると、そばの斜面に取り付いて尾根を目指した。疎らな雑木林を登って行くと、作業道の終点位置から十数分で尾根道に合流した。そこは火とぼし山に近い位置だった。その辺りはやや急坂になっており、そこを登りきった所が火とぼし山の山頂だった。案内板が立っており、山頂は火とぼし展望台とされていたが、木々の生長があってか展望台と呼べるほどの展望は無かった。木々の空いた所から多紀アルプスを少し見る程度だった。火とぼし山は分岐点であり、直進すれば音羽山で北への道は佐幾城跡に通じる道だった。直進して音羽山を目指した。もう易しい尾根歩きだった。音羽山との間には中間ピークがあり、それを越して音羽山に近づくと巨大な送電塔が現れた。送電塔の先、僅かに高い位置が音羽山の山頂だった。山頂かの展望は期待していなかったのだが、木々が伐られたようで意外と火とぼし山よりも良く、北の方向が開けていた。おかげで譲葉山から三嶽までがすっきりと眺められた。山頂で昼休憩を済ませると、下山は忠実にハイキングコースを辿って戻ることにした。火とぼし山に戻ると、そこからは大沢城跡へと向かった。急坂を下った位置までは往路と同じ道だった。鞍部へと下るとそこは北面側が伐採されており、音羽山の山頂と同様に北の方向が広く眺められた。鞍部より登り返していると、左手から登山道が合流した。林道から来ているコースだった。そこより少し登った位置が422mピークで、そこが大沢城跡だった。城跡の標識はあるものの展望は無かった。その大沢城跡から先は北へと向かうようになり、一度尾根筋を離れて西斜面を巻くことがあった。それも程なく尾根筋に戻ると、再びはっきりとした尾根道歩きとなった。前方にピークが見えており、その320mピークへと登って行く。その320mピークが禄庄城跡だった。そこは展望地になっており、そこからも多紀アルプスが眺められた。こちらの方が大沢城跡よりも城跡の雰囲気があると言えそうだった。禄庄城跡を離れると、ひたすら下り坂が続いて沢筋に下りてきた。そこより小橋を二つ渡って林道に合流となった。そこからは再び往路で歩いた道となり、大沢八幡神社の前を通って駐車場へと戻って行った。
(2024/4記)
<登山日> 2024年3月30日 晴れ。雲は多かった。音羽山山頂の気温は20℃。風は僅かだった。視界は黄砂の影響なのか、うっすらしていた。
(天気) 9:55篠山口駅前駐車場スタート/10:04大沢八幡神社/10:33作業道終点/10:46尾根道に合流/10:54〜11:05火とぼし山/11:22〜44音羽山/12:00火とぼし山/12:20大沢城跡/12:44〜52禄庄城跡/13:04大沢八幡神社/13:13駅前駐車場エンド。
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JR篠山口駅に近い駐車場に車を止めた 駐車場を離れると、西の方向に向かった 大沢1号公園の前を通った
「大沢ロマンの森」の標識が現れて、矢印の方向に向かった 「大沢ロマンの森」の案内板と、音羽山トレッキングコース図が立っていた  西へと向かって行く

振り返ると、多紀
連山が眺められた

この日の視界は黄
砂の影響か、少し
うっすらしていた

大沢八幡神社の前
を通った
車道は林道となって、樹林へと入った 右手に堰堤を見た 標識が現れて、左手に禄庄城跡への登山道が分かれた
禄庄城跡の方向がトレッキングコースだったが 火とぼし山の名につられて林道を直進してしまった 林道はコンクリート舗装されていた
北に黒頭峰を見ることがあった 途中で大沢城跡への道が分かれたが、林道を歩き続けることにした 林道は土道に変わることもあった 斜面が崩れて、道幅が細くなっている所があった 土嚢も積まれていた
北の方向が広く眺められる所があった 道が荒れてきて、もう作業道と言えそうだった
作業道の終点に着くと、そばの斜面に取り付いた 緩やかな斜面を登って尾根に向かった 終点位置から十数分で登山コースの尾根道に合流した

(←)
急坂の先に火とぼ
し山の山頂が見え
てきた

 (→)
  火とぼし山の山頂
  に着いた そこは
  三差路だった

山頂は展望台とさ
れていたが、展望
は悪かった

木々の邪魔をされ
ながらも、東向か
いの槙ヶ峰を見る

立つ位置を変えて
槙ヶ峰をはっきり
見る
三嶽もちらりと望めた 山頂から南に向かえば佐幾城跡で、直進は白髪岳だった 火とぼし山を離れると、白髪岳の方向に向かった その途中にあるのが音羽山だった
前方に見えるのが白髪岳だった 緩やかな尾根道を歩いて行く 中間ピークの490mピークを越した
緩やかなままに山頂に近づいた 山頂の手前には巨大な送電塔が建っていた 送電塔の先、若干高い位置が音羽山の山頂だった

(←)
音羽山の山頂に着
いた そこも開け
た山頂だった

 (→)
  三等三角点(点名
  ・音羽)を見た

山頂は北側の木々
が伐られており、
展望は良かった
上の写真に写る譲葉山を大きく見る 三嶽の方向を眺めた
黒頭峰と夏栗山の並ぶ姿を見る 鋸山の尾根を見る 山頂からは西に白髪岳も望めた
下山は尾根の城跡巡りコースを辿ることにした 次のピークを越すと、前方に火とばし山が見えてきた 火とぼし山に戻ってきた
直進して大沢城跡に向かった 往路コースの合流点を過ぎると、南東方向が開けてきた すっきりと多紀アルプスが眺められた
ベンチが置かれている所を通った 急坂の一部はプラ階段になっていた 急坂が終わった辺りも展望があった
ときおり標識が現れた 大沢城跡への道は、暫くは緩やかだった 緩やかなまま422mピークに近づいた

422mピークに
着いた そこが大
沢城跡だったが、
城跡らしさはあま
り感じなかった

展望も無かった

422mピークか
らは北に向かった
一度、尾根筋を離れて西斜面を巻くことがあった 尾根筋に戻ってきたとき、前方に320mピークを見た 320mピークへと登って行く
(←)
320mピークに
着いた そこが禄
庄城跡だった
こちらの方が城跡
の雰囲気があった

 (→)
  北を見ると大沢城
  跡が見えていた
禄庄城跡は展望もあって、北から北西にかけてを眺めた 下山方向は八幡神社を指していた
植林地を下って行く 沢筋に下りてきて、小橋を二度渡った 林道に合流した
そこは往路で勘違いした位置だった 大沢八幡神社が近づいた 広い道を歩いて駐車場に戻った