TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
烏帽子山    えぼしやま 532.1m 多可町
 
1/2.5万地図 : 中村町
 
【2021年5月】 No.3 2021-82(TAJI&HM)
 
    中区門前より  2021 / 5

 また展望岩からの素晴らしい展望を楽しみたく、多可町の烏帽子山に向かったのは2021年5月中旬のことだった。晴れの天気予報だったが、実際の空は雲が多かった。それでも空の半分ほどは青空だったので、雲の多い晴れと言えそうだった。この日のコースは初登山時と同じく北麓側に付く本谷林道をアプローチとすることにした。その林道に近づくと、入口はゲートで閉じられていた。単に害獣避けゲートだったので、施錠はされていなかった。そこでゲートを開けて車を進めた。但しその林道をどんどん進む気は無く、入口より500mほど走って路肩スペースが現れると、そこに駐車とした。そして林道歩きを開始した。舗装林道で、暫くは平坦路だった。右手に山の神が現れると、そこより南へと上り坂になった。溜め池が現れると、その先で林道は二手に分かれた。始めの予定では直進側の主林道を終点まで歩く考えだったが、左手に分かれた支林道は烏帽子山の南尾根に近づくので、左手の林道を進んで往路復路でコースを違えることにした。その左手の林道だが、分岐点から10分と歩かず終点となった。その先もはっきりとした尾根道があり、その小径に入った。登ること5分で送電塔(香美町線57番)に着いた。尾根道は巡視路のようだった。そこは少し展望があり、鉄塔の間から北向かいの妙見山が眺められた。尾根歩きを続けると、また送電塔が現れた。56番鉄塔だった。改めて地図を見ると、送電経路はずっとは尾根上を続いていなかった。その通りで、その56番鉄塔より少し登ると巡視路は左手の斜面に向かい出した。こちらは山頂を目指すので、尾根歩きを続けた。尾根道は無くなったが、尾根に下草は無く木々も空いていたので、無難に登って行けた。登るうちに尾根上に岩を見るようになった。傾斜も増して来た。前方に一段と大きな岩が現れたので地図で現在地を確認すると、展望岩の間近まで来たようだった。その大岩を巻くように登って500ピークに着いた。そのピークで一休みすることにしたが、そこより少し下った所が展望岩なので、休まず展望岩の位置まで下りた。その岩の上に出ると、以前と同様に素晴らしい展望を楽しめることになった。北の空は雲が多かったが、視界は悪くなく遠くは三嶽もはっきり見えていた。500mピークに戻ると、そこで早めの昼休憩とした。小ピークでの休憩を終えると、おもむろに山頂を目指した。小ピークとの標高差は30mほどで、尾根筋を辿って行った。その尾根も岩が多かった。尾根の傾斜が緩んで今少し南へと歩いた所に四等三角点(点名・冷谷)を見た。ただそこは最高点ではなく、そこより少し南の位置が数メートルは高かった。それでも三角点そばで改めて休憩とした。展望は全く無かったが、一帯は平らになっており休むには適していた。下山は主林道を目指すことにした。始めに北西尾根を歩くことにしたが、山頂辺りでは尾根筋ははっきりしていなかった。そこで三角点のそばから西斜面に入ったが、けっこう急斜面だった。無理やり40mほど下ると、一気に緩やかになり尾根筋がはっきりした。目印も見るようになった。後は気楽な尾根歩きだった。その尾根も366mピークまでは歩かず、その手前で支尾根に入った。その支尾根に目印は無かったが、適当に下って行くと程なく本谷林道が見えてきた。その林道を目指して下り、無事林道に下り着いた。そこは地図に載っていない林道の延伸部分だった。後はひたすら本谷林道を歩いて駐車地点へと戻って行った。結果として林道の重複部分を除けば、周回で烏帽子山を楽しめたことになった。
(2021/6記)
<登山日> 2021年5月14日 10:17林道口ゲートより500mほど進んだ位置からスタート/10:30林道分岐点/10:38支林道終点/10:43[57番]鉄塔/10:55[56番]鉄塔/11:29〜12:01烏帽子岩(500mピークでの休憩を含む)/12:11〜55山頂/13:17北西尾根を離れる/13:23林道に下り着く/13:56駐車地点エンド。
(天気) 雲の多い晴れで、北の空はほぼ曇りだった。山頂の気温は23℃。風は弱く吹く程度ながらも涼しかった。視界はまずまず良かった。
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本谷林道の入口には、害獣避けのゲートが設けられていた ゲートの位置より500mほど車を進めると、路肩の広くなった所が現れたので、そこより歩き始めた 林道はほぼ平坦路だった 北西へと歩いて行く
古い道標が現れた 「右ひめじ、左やま道」とあった 右手に山の神の社が見えたので、寄り道することにした 山の神の前に立った
林道に戻ると、北へと上り坂になった 溜め池が現れた 溜め池の近くで林道は二手に分かれた 支林道に入る
支林道は東へと向かっていた 程なく終点となった  そこは南尾根の位置だった 南尾根には小径があり、それを登って行く
送電塔(香美町線57番)の前に出た 鉄塔の間から見えていたのは北向かいの妙見山だった 南尾根は送電経路でもあり、巡視路を登って行く
また送電塔(香美町線56番)に出会った 南尾根の登り易さは長くは続かなかった 巡視路は尾根筋から離れて東の方に向かってしまった
小径の消えた南尾根は、少し歩き難さが出てきた 尾根上に岩を見るようになった 易しく易しく歩ける所もあったが
ヤブっぽくなることもあった 大岩に行く手を阻まれた そこは岩を巻くことにした 急斜面を登って尾根を目指した
尾根に着くと、目の前が展望岩がある500mピークだった 500mピークに着いた 以前よりも展望は悪くなっているように思えた 500mピークより数メートル北へと下って展望岩に着いた
展望岩の上に立った 9年ぶりの大展望だったが、岩の周囲の木々が生長しており、見える範囲は少し狭まっているように思えた
上の写真に写る飯森山を大きく見る 同じく千ヶ峰を大きく見る 同じく深谷山を大きく見る

北に見える篠ヶ峰
の辺りを大きく見


三組尾の尾根を大
きく見る
東の方向を見る 464mピークには妙見山の名もあるようだった 左の写真に写る三嶽を大きく見る
500mピークに戻って一休みとした ピークの展望は悪くなっていたが妙見山は眺められた 一休みを終えると、山頂に向かった
岩の目立つ尾根だった 雑木ヤブの所もあった 山頂が近づいて、また岩場が現れた

(←)
烏帽子山の三角点
に着いた

 (→)
  別の角度から三角
  点の辺りを眺めた
四等三角点(点名・冷谷)を見る 一休みを終えると、最高点となる南の方向に向かった 最高点の辺りを眺める 三角点の位置より数メートルは高かった
三角点の位置に戻ると、そこより西斜面に入った けっこう急斜面だった 急斜面を40mほど無理やり下ると、一気に緩やかになり尾根筋もはっきりとした 緩やかな下り坂で、北西へと向かった
下る方向に見えたのは入相山だった 北の方向も望めた 竜ヶ岳が明るくなっていた 北西尾根を歩くのは、366mピーク手前までだった
北西尾根を離れて、北東へと向かえる支尾根に入った 林道が見えてきた 林道に下り着くと、そこは通称名「浅ヶ谷」だった

現在地を地図で確
認すると、そこは
地図に載っていな
い林道の延伸部分
だった

林道を北へと下っ
て行った
溜め池のそばまで下りてきた 午前に歩いた支林道の分岐点まで戻ってきた 林道が平坦路になると、駐車地点は近かった