御嶽山は南東麓側から山頂の清水寺に向かうドライブウェイがあるが、その入口にゲートがありそこで拝観料を徴収するようになっていた。そのゲートの手前に駐車場があり、それはそのそばから始まる徒歩登山道を登る人のための駐車場になっていた。その駐車場に車を止めた。徒歩登山道入口には標識があり、それを見ると山頂まで18丁(約2km)で、徒歩参拝者は拝観料無料と書かれていた。また登山道入口には車が進入出来ないように石で作られた車止めが埋められていた。なるほど道幅は4メートルほどもありそうで、車が通れる幅だった。その車道は暫く続き、その後も参道と呼ぶに相応しいよく踏み固められた道を歩いた。終始緩やかなつづら折れの道だった。坂の傾斜が緩過ぎてまどろっこしいのか、所々でショートカットの道が出来ていた。楽に登れそうな所はそのショートカット道を登った。辺りは雑木が取り巻いており、植林も混じって薄暗かった。展望は無かったが、登る分には涼しさがあって助かった。またときおり吹いてくる風が涼やかで快かった。途中には東屋も設けられていた。清水寺が近づくと石段が始まった。これが少々長かった。それが終わって仁王門の前に出た。そこより清水寺の寺域となり漸く平坦になった。そこに湧き水があったので喉をうるおした。まずは山頂を目指した。大講堂、根本中堂と過ぎると、参詣コースを外れて山中の雰囲気となった。山頂の近くまで登ったとき車道と出会ったが、それは作業道で車が通った形跡は無かった。その先のほぼ平らになった所が山頂だった。そこはすっかり樹林が占めていた。御嶽山の山頂には三角点は無く、木陰で休憩をするのみだった。足下に仁王門とその前の駐車場が見えていた。その駐車場は展望が良さそうだったので、昼休憩を終えると駐車場に向かった。広い駐車場は東の縁が展望地で、少しばかり展望を楽しんだ。その後、改めて清水寺境内を散策した。土産物屋もあり、月曜日だったがまずまずの賑わいがあった。下山は往路と同じく徒歩登山道を歩いて戻った。途中、ショートカット道を間違えてしまい、戻って来るのに少々手間取ってしまった。
(2002/5記)(2016/12改訂)(2022/3写真改訂) |