TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波編 
 
堂ヶ峰    どうがみね 572m 丹波篠山市
御在所山    ございしょやま 443.3m
 
1/2.5万地図 : 宮田
 
【2024年4月】 2024-62(TAJI&HM)
 
   栗柄ダムより  2024 / 4

 丹波篠山市の北部に栗柄峠があり、そこから始まる尾根は堂ヶ峰を通って鋸山に至り、更に黒頭峰へと続いている。その尾根を栗柄峠から堂ヶ峰まで歩こうと向かったのは2024年4月の第二土曜日のことだった。栗柄峠の辺りには駐車出来そうな所が見当たらなかったため、少し離れてはいたが栗柄ダム湖の近くに駐車地点を求めた。その位置から数分で県道97号線に出ると、前方に堂ヶ峰を見ながら西へと向かった。県道69号線が分岐すると、そこからは北へと県道69号線を歩いて栗柄峠に近づいた。栗柄峠の辺りは法面工事がされており、そのコンクリート壁に近づくと栗柄峠登山口の標識が立っていた。そこから山裾に取り付いた。尾根筋には害獣避けフェンスがあり、そのフェンスのゲートを通ると適当に法面を登って尾根道に出た。後は尾根道を歩いて行くだけだった。その尾根に点々と「分水界の径」の標識が立っていた。但しコースはあまり整備されていないようで、倒木が目立った。尾根には小さなアップダウンはあるものの急坂は無く、まずはマイペースで進めた。前方に堂ヶ峰が見えると、まだまだ遠かった。その堂ヶ峰の左手前、一段低いピークが御在所山だった。登山口から50分ほどかかって漸く御在所山の分岐点に着いた。標識が立っており、すんなりと御在所山への小径に入った。やや急坂だったが、分岐点と山頂との標高差は40メートル程でしかなく、分岐点から5分も歩けば山頂到着となった。そこに四等三角点(点名・浅木谷山)を見たが、周囲は樹林が囲ん展望は無かった。その展望に関しては山頂手前に好展望地があった。そこに大きな岩があり、そのそばからは堂々とした姿で堂ヶ峰が眺められた。その右手、北西から北、北東へと兵庫丹波の山並みが一望で、展望に関しては満足させられた。御在所山を離れると、引き返す形で分水界の径に戻った。いよいよ堂ヶ峰への登りだった。まずは鞍部の位置に出ると、そこからは堂ヶ峰へと登り返すのだが、標高差が170mほどある上に急坂だった。その上り坂に入ったとき、予期していなかった登山道の分岐点が現れた。それは堂ヶ峰の南麓側にある福徳貴寺に通じるコースだった。その分岐点を後にして急斜面を登って行く。落ち葉が積もって滑り易さもあり、けっこう手強かった。とにかくゆっくりと慎重に、そして休まず登って行く。急坂を登りきったときは、ほっとする思いだった。急坂が終われば、後はごく緩やかな道だった。地図を見ると堂ヶ峰の山頂部は東西に長くなっており、西端近くに572mの標高点が記されていた。そこを最高点と思って歩いていたところ、東端に近い所に山頂標識が立っており、そこも標高572mとなっていた。ちょっと拍子抜けする思いになっての山頂到着だった。ちなみに西端近くにある地図の標高点ピークまで歩いてみたが、そちらには標識は無かった。またそこを含めて途中に展望はほとんど無かった。山頂標識の位置に戻って昼休憩とした。一帯は広く平らになっており、また樹林帯とあって木陰も多く、休むには良い所だった。下山は当初はピストン登山を予定していたのだが、福徳貴寺コースを見たことでそちらを歩くことにした。鞍部への急坂は下りとなっていっそう慎重に下ったのだが、一度滑ってしまった。パートナーも滑って斜面を数メートルずり落ちることがあった。鞍部手前で福徳貴寺の標識が現れると、福徳貴寺コースに入った。目印テープはあったが、はっきりとしたコースと言えず、方向を定めて下って行った。そのうちに登山道を追えるようになり、マイナーコースではあったがはっきりとした道となった。南西方向に下って行くと、最後は害獣避けフェンスに当たり、そのゲートを抜けると近くに福徳貴寺が見えていた。福徳貴寺からは石段を下って県道に向かった。参道には桜の木が多くあり、満開の姿が楽しめた。県道97号線に出ると後はずっと県道を歩くのだが、歩道が無いのが難点だった。そこで栗柄集落が近づくと、少し遠回りになるが集落内を通る車道に入って、そちらで東へと向かった。歩くうちに栗柄ダムが見えてきた。そのダムへと向かうように歩いて駐車地点に咽ってきたときは、福徳貴寺から40分かかっていた。 
(2024/5記)
<登山日> 2024年4月13日 10:11栗柄ダム湖の近くよりスタート/10:19栗柄峠登山口/11:12〜40御在所山(展望地を含む)/11:51福徳貴寺コース分岐点/12:13〜56堂ヶ峰/13:21福徳貴寺コース分岐点/13:47〜55福徳貴寺/14:36駐車地点エンド。
(天気) 晴れ。薄い青空に雲は多かった。どちらの山頂も気温は21℃だった。風は僅かにあり。視界は良いとは言えたが、遠方はうっすらしていた。
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駐車地点を離れて県道97号線に向かった 堂ヶ峰と御在所山の並ぶ姿が眺められた 県道97号線に入ると、程なく県道69号線が分岐した
県道69号線に入って北へと向かった 栗柄峠が近づいたとき、法面の壁が現れた 標識が立っており、そこが「栗柄峠登山口」だった
害獣避け金属ネットに扉が付いていた 扉を抜けると、法面を間近に見た 植林地の縁を歩いて尾根に向かった
尾根に着いて尾根道に出会った 尾根道には「分水界の径」の名が付いていた 前方に堂ヶ峰を見るも、まだまだ遠かった
倒木に邪魔をされることがあった この標識は点々と立っていた 小さなピークを何度か越して行く
堂ヶ峰が次第に近づいてきた 堂ヶ峰の左手前に御在所山を見る 易しく歩けることもあったが
また倒木を越した ときおり満開のミツバツツジを見た 登山口から1時間近くかかって漸く分岐点に着いた
「分水界の径」を離れて御在所山に向かった すぐに山頂が近づいた 御在所山の山頂に着いた 倒木が目立っていた

倒木を除いて改め
て山頂を眺めた

展望の無い山頂だ
った

四等三角点(点名
・浅木谷山)を見


展望に関しては、
山頂の手前に岩場
の好展望地があっ


堂ヶ峰が見上げる
形で眺められた
堂ヶ峰の右手、北西から北にかけてを眺めた 妙高山の方向を少し大きく見る
上の写真の右に続く風景を見る 北から北東にかけてだった 高王山の手前に栗柄ダムが見えていた
上の写真に写る鹿倉山を大きく見る 「分水界の径」へと戻った 「分水界の径」に戻ると、堂ヶ峰に向かった
鞍部に下りてきた 堂ヶ峰へと登り返す 左手に福徳貴寺へのコースが分岐した
直進して急斜面を登って行く 急斜面を登るパートナーを振り返った 尾根が緩んできた
(←)
東西に長い堂ヶ峰
の山頂に着くと、
東端に近い位置で
あっさり山頂標識
を見た

 (→)
  山頂標識を間近に
  見る
地図では山頂の西端近くに標高点が記されていた その位置まで歩くことにした 常緑樹林が美しい尾根だった 地図の標高点の位置に着くも、何の標識も無く単なる通過点の雰囲気だった
山頂標識の位置に戻るとき、展望を探りながら歩いた 南東方向を見る 左の写真の右手も見えた
上の写真に写る深山を大きく見る 大野山を大きく見る 南向かいの岩谷山を見る
山頂標識の位置に戻ってきた 休憩を終えると、往路を戻った 下る方向に三嶽と西ヶ嶽を見た
鞍部へと急斜面を下って行く 鞍部の手前で福徳貴寺コースに入った 満開のコバノミツバツツジを見た
コースに不確かな所があるも、次第にはっきりしてきた 「西紀村」の古い標石を見た 緩やかに南西方向へと下って行った
害獣避けフェンスに出会うと、ゲートを抜けた 福徳貴寺の前に出た 福徳貴寺の奥に建っていたのは稲荷神社だった

境内からは岩谷山
が望めた

境内を離れて石段
を下った
参道ではサクラが満開だった 県道97号線に合流した 県道歩きに移るも、歩道が無いのが難点だった

五坊主坊谷池を眺
める

歩道が現れて、歩
道を歩けることに
なった
途中からは県道を離れて集落の道を歩いた 高王山の手前に栗柄ダムを見る 栗柄ダムに通じる車道に入れば、駐車地点は近かった