TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
七種槍    なぐさやり 577.1m 福崎町・市川町
 
1/2.5万地図 : 寺前
 
【2014年1月】 No.5 2014-06(TAJI&HM)
 
    七種山より  2013 / 12

 2013年の12月に小滝林道の終点から七種山に登ったが、林道終点は七種槍の登山口でもあったので、その登山口から七種槍を登りたくなった。そこで一ヶ月後の2014年1月に七種槍を目指した。
 この日は雲の広がる空で、青空は僅かしか覗いていなかったが、その空のことよりも、どうも視界がうっすらとしていることが気になった。北の空は雨雲が広がっており、そちらから湿気を含んだ空気が流れてきて、視界を悪くしているようだった。車は野外活動センターの近くにある「なぐさの森」駐車場に駐車とした。そこからのハイキングの様子は下の写真帳でご覧いただきたいが、この日は七種槍を周回で歩こうと、まずは駐車場の前の道を北へと歩いた。途中から小滝林道へと入り、林道を終点まで歩くと、そこから始まる登山道で尾根に出た。ロープの張られた所もある急坂を登るが、登山口と尾根との標高差は僅かだったため、10分とかからず尾根に出た。尾根道は七種山とを結ぶ縦走路で、手頃な歩き易さだった。緩やかに続く尾根道も、七種槍の登りにかかると急坂続きとなった。七種槍に着いて昼休憩とする。山頂は前回と比べると少し木が伐られたようで、北の方向に展望が現れていたが、まだまだ展望の良い山頂とまでは言えなかった。それでも小ぢんまりと開けた山頂は、好感が持てた。山頂を離れると南へと長い尾根歩きを開始した。単調に下る尾根では無く、小さなピークを幾つか乗り越えながらけっこう足はくたびれることになった。ただこの尾根は展望が良く、薬師峰から七種山へと続く尾根をすっきりと眺められた。すっきりと言っても少しうっすらとした視界だったが。展望に関しては東の方向が開ける所もあった。その尾根道歩きの間に粉雪の舞うことがあって、視界は更に うっすらとしたものになった。尾根を進むうちに右手前方に田口大池が眺められるようになり、その池を間近に見る位置まで来てもまだ尾根歩きは続き、関電のI居支線21番鉄塔を過ぎ、その先のピークでようやく尾根を離れることになった。前方に田口大池を眺めながらで、途中にはI居支線20番鉄塔が建っていた。下り着いた所には登山口標識があり、そこは田口大池の東岸に近い所だった。後は池の縁を歩いて野外活動センターの敷地に入ると、駐車地点まではごく僅かな距離だった。 
(2014/2記)(2019/12写真改訂)
<登山日> 2014年1月18日 9:23なぐさの森駐車場スタート/9:35小滝林道起点/10:12小滝林道終点(登山口)/10:18尾根に出る/11:04〜26山頂/12:31[393m]ピーク/12:57[21番]鉄塔/13:19[20番]鉄塔/13:38エンド。
(天気) 雲の多い空で、青空は少なかった。ときおり陽射しが現れる程度だった。朝の気温は4℃で、尾根に出ても気温は変わらなかった。山頂の気温は少し下がって3℃。冷たい北風を受けた。視界はややうっすらとしており、北の空は雪が降っているのか、判然としていなかった。午後に入って細かな粉雪が舞うようになり、視界はいっそううっすらとしてきた。気温も2℃まで下がってきた。上空はほぼ曇り空になる。それでもときおり雲が切れて陽射しの現れることがあった。
<< Photo Album 2014/01/18 >>
「なぐさの森」駐車場からスタートした 車道を北へと歩いて行く 途中で薬師峰コースの分岐点を過ぎた
小滝林道へと入るが「通行止」も標識が立っていた 小滝林道に入って正面に七種山へと通じる尾根を見る 地面のこの足跡はシカのものかも知れない
小滝林道をどんどん奥へと歩いた 林道の一部はけっこう荒れていた それでも四駆車なら何とか進めそうだった

(←)
林道終点に着いて
七種槍コースに入
るべく、沢の方向
に向かった

 (→)
  土砂で埋まった堰堤
  を渡る
七種槍コースに入って、危なっかしい小橋を渡った 始めはトラバース道だった 尾根へと急坂が始まった
登山口から6分で尾根に出た 尾根上は七種山と七種
槍を繋ぐ縦走コースだった
東へと歩き出すと、別の小滝林道からのコースが合流
した
北に展望が現れて、そちらに見えていたのは大中山だ
った
緩やかな尾根道だった 430mピークに着くと、そこに図根三角点を見た そのピークからは七種槍が木立を通して見えていた
次第に登り坂になった 尾根上に岩を見ることがあった 展望台と名付けられた所が現れた

(←)
展望台からは南西
方向に薬師峰が眺
められた

  (→)
   七種槍を見上げる
   ようになった
七種槍が近づいて急坂登りとなる 山頂への道が縦走コースから分岐した 山頂が目前になった
(←)
七種槍の山頂に着く
と以前よりも木が伐
られているように思
えた

   (→)
    山頂の四等三角点
   (点名・小滝)を見
    る
山頂からは七種山の姿が少し眺められた 北東方向は開けていたが、笠形山は雪雲に隠されてい
北にも展望があった 雪が舞っているようで、大中山
が先ほどよりもうっすらと見えていた
山頂を離れて南尾根の縦走に移る 縦走コースに戻って野外センター方向に入った 岩場を下って行く
好展望地が現れて、薬師峰から七種山までが一望だった 但し、雪雲が流れてきて視界はうっすらとしていた 尾根の下りを続ける

(←)
大岩を巻く所があ
った

 (→)
  辺りにも小雪がち
  らつくようになり
  いっそう視界がう
  っすらとしてきた
尾根の下りを続ける 前方の480mピークを大きく見る 痩せ尾根を歩く

(←)
歩いてきた方向を
振り返ると、青空
が現れていた

 (→)
  尾根を進むうちに
  田口大池が見えて
  きた
陽射しを受けながら歩くようになった 北東方向が開けたとき、笠形山がうっすらとながら眺められた
展望の良い尾根歩きだった 岩場を越して行く 小さなピークを幾つか越して行く
尾根から見える田口大池を大きく見る 笠形山がはっきり見えるようになった 岩の多い所を歩いた
尾根から南の方向を見る そちらは晴れの地域だった 日光寺山の尾根を大きく見る
今越してきた420mほどのピークを振り返った 小さなピークに四等三角点(点名・奥山)を見た
三角点の先は緩やかな尾根歩きだった 痩せ尾根となって、右手前方に田口大池が見えた 痩せ尾根は岩場となった
鞍部に着くと野外活動センターまでは1kmとなった 緩やかな登りが続く シダの茂る所を通ったが、道ははっきりとしていた
送電塔(鶴居支線21番)が近づいた 送電塔を過ぎても登りは続いた 背後に展望が広がってきた
足を止めて、薬師峰、七種山、七種槍の七種三山の揃う姿を眺めた 七種山を大きく見る

(←)
340mピークに立っ


  (→)
  そこから町境尾根を
  離れて支尾根を下る
  ことになった ピー
  クには図根三角点が
  あった
前方に田口大池を見ながら下った 下る途中でも図根三角点を見た また送電塔(鶴居支線20番)に出会った
周遊コースが分岐する位置で一休みとした 支尾根の下りを続けると、田口大池が間近になった 登山口に下り着いた 田口大池のそばだった
田口大池のそばに出ると、池の縁を巡る歩道を歩いた 田口大池の湖面を眺める 野外活動センターに近づいた 駐車地点はその先だった