TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津編 
 
奥山    おくやま 580m 三田市
 
 
1/2.5万地図 : 藍本
 
【2020年3月】 2020-49(TAJI&HM)
 
   武庫川に架かる弥之橋の近くより  2020 / 3

 北摂三田の上本庄に位置する奥山に向かったのは、世間で新型コロナウィルスに対する警戒感が強まっていた2020年3月の春分の日だった。南麓にある駒宇佐八幡神社に近づくと、神社の入口に駐車場を見たのでそこに駐車とした。駐車場を離れて鳥居を潜ると、始めに古色ある参道を歩いて本殿に向かった。長い参道を歩いて本殿に着くと、その右手より登山道が始まっていた。幅広の道が真っ直ぐ北へと向かっていた。その道は登山道と言うよりも堰堤への作業道で、堰堤の手前で細々とした山道が右手斜面に始まっていた。目印テープが点々と付いており、それを追うようにして登った。途中で地図を眺めてみると、破線路は神社の背後より尾根筋に描かれていたので、今歩いている小径は破線コースからは少し離れていた。その小径は程なく尾根筋に近づき、漸く破線コースを辿ることになった。尾根の傾斜はややきつめで少しヤブっぽさがあったが、尾根が緩むと共にゆったりと歩けるようになった。ずっと樹林に囲まれて展望のない登りだったが、尾根の途中で送電塔(東播線33番鉄塔)に出会うとそこはまずまず展望があった。南東に千丈寺山を、南には六甲連山も眺められた。その送電塔を離れると、また樹林の中をずっと登ることになった。登るうちに灌木が増えて、またヤブっぽさが出てきた。小さなピークを越すとほぼ平坦な道となり、程なく奥山山頂に到着となった。そこもすっかり樹林に囲まれて展望は無し。マイナー感は否めない山頂だった。日だまりの中で昼食を済ませると、下山は北東尾根を下った。ヤブっぽい尾根ながら目印テープが点々と付いており、目印テープを追いながらほぼ真っ直ぐ北東に下った。下るうちに前方に展望が現れたが、ただ東向かいの尾根を見るだけだった。沢が近づくと尾根の傾斜が増してきて、木に掴まりながら下った。そして山頂から30分ほどで沢そばに下り着いた。そこは奥山川の源流部で、目印テープはその沢筋にも点々と付いており、それを追って沢筋を下流側へと歩いた。沢は小さな滝もあって渓谷美を見せていたが、はっきりとした小径は無かった。小石も多くけっこう歩き難さがあった。テープを追いながらも歩き易い所を探りながら歩いた。沢筋を20分ほど歩くと堰堤が現れ、その先よりはっきりとした道を見た。そして県道310号線へと近づいた。県道に出ると駐車場まで僅かな距離だった。 
(2020/4記)
<登山日> 2020年3月20日 10:06駒宇佐八幡神社の駐車場よりスタート/10:12本殿前/10:22尾根に出る/10:50[33番]鉄塔/11:24〜51山頂/12:22沢筋に下り着く/13:02大きな堰堤/13:24エンド。
(天気) 晴れてはいたが雲の多い空だった。山頂の気温は9℃で、風が冷たかった。視界は良かった。
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奥山の南麓に来ると、駒宇佐八幡神社の標識が現れた 標識のそばに駐車場があり、神社への道が始まっていた 駐車場に車を止ると、鳥居を潜って参道に入った
参道は緩やかな上り坂だった 本殿までの距離は意外と長かった 山門が現れた
駒宇佐八幡神社の本殿の前に出た 本殿の右手より幅広の山道が始まっていた 程なく前方に砂防ダムが見えてきた
その砂防ダムまで行かずに、左手に山道が始まった 赤テープを追うと、尾根筋に向かうようになった 尾根筋に合流して北へと向かって歩いて行く
尾根はヤブ尾根と言ってもよさそうだった 登るうちに少し歩き易くなってきた 東の方向に僅かに展望が現れて、ちらりと大船山を見た
大船山を少し大きく見る 痩せ尾根になることがあった尾根の シダの茂る所があったが、ヤブでもなかった
尾根が緩やかになってきた コバノミツバツツジが咲いていた アセビの花も見た

尾根の途中で送電
塔(東播線33番)
に出会った

鉄塔の間からだ
ったが、南東の
方向に千丈寺山
を見た
大船山が先ほどよりもはっきり姿を現していた 大船山の左手、東に峯ヶ畑を見た 南向かいの天神岳を見る

遠くは六甲連山も
見えていた

六甲最高峰の辺
りを大きく見る

(←)
茗荷谷山の背後
に丹生山系を見


  (→)
  西には木々の背
  後に焼山、西鎌
  倉山を見た
送電塔の先ではプラ階段を登るようになった 緩やかな尾根歩きが続く 前方に山頂が見えてきた
山頂が近づいて、またヤブっぽくなってきた 丁石を見るようになった 二十九丁だった これは三十?丁だった

奥山の山頂に着い


雑木ヤブと言えそ
うな雑然とした山
頂だった

山頂の丁石は三
十五丁だったが
抜かれて寝かさ
れていた
全く展望は無く、頭上を見上げた 下山は北東尾根を下ることにした この尾根にも長石を点々と見た
少しヤブっぽい感じで下って行く 前方に見えたのは東向かいの尾根だった 赤テープを追いながらの下りだった
沢が近づいて急坂となった 木に掴まって下った 沢そばに下りてきた 奥山川だった 沢に沿って下流へと下って行く
沢は渓谷美を見せていた 沢から離れると歩き易かったが 沢そばを歩くときは、なかなか歩き難かった
何度か沢を横切った 沢の雰囲気は良かった 頭上に送電線を見た後、大きな堰堤が現れた
堰堤の上に立って南に見えたのは天神岳だった 堰堤の下流側を見る 堰堤から先ははっきりとした道を歩くようになった
開けた所に出てきた まだ奥山川に沿って歩いた 車道に出ると、前方に天神岳を見た
道そばに石仏を見る 県道に出ると、奥山がちらりと望めた 奥山川に架かる八幡橋を渡れば駐車場は近かった