◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <摂津編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
堂床山 どうとこやま | 584.2m | 能勢町(大阪府) 猪名川町 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
丸山 まるやま | 571m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 木津 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2021年3月】 | 2021-38(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
鳥飼山より 2021 / 3 |
2021年は1月末に北摂の山として烏ヶ岳と須磨田三山を登ったが、もう少し北摂の山を歩いてみたくなった。そこで3月に入って再度計画した。向かったのは10日の水曜日のこと。この日は猪名川町の中部にあり、大阪府能勢町との県境尾根上に位置する堂床山に向かった。新名神道を宝塚北SAで降りると、県道33号線を走って県道12号線を目指した。県道12号線に入ると北へと走って、栃原地区で旭ヶ丘に通じる舗装路に入った。旭ヶ丘には坂道を登って南側から入ることになったが、それまでの山林の風景からニュータウンがいきなり現れて少々驚いた。バブル期に山の斜面を切り開いて作られたニュータウンのようだったが、位置的なことは別にして住宅地の雰囲気としては悪くなく、六甲山系の一角に来ているような錯覚を覚えた。そのニュータウンの麓側から歩き出したく、一度麓側まで下りて駐車出来そうな所を探したのだが、適当な場所が見つからなかった。そこで再度坂の上へと車を走らせることになり、結局住宅地を通り過ぎて坂の頂上まで出ると、そこより南へと少し下った位置に見つけた路肩スペースに駐車とした。そこに駐車したことにより予定を変更して、堂床山には南側から近づくことにした。地図では駐車地点より車道を更に南へと少し下った位置より堂床山に近づける実線の道が描かれていた。その道を歩いて行くことにした。車がほとんど通らない車道を300mほど下ると、作業道の分岐点に着いた。そのはっきりとした道に入ると、北に向かった上り坂となった。作業道歩きで易しく歩いて行けるものと思っていたのだが、作業道はすぐに山道に変わってしまった。それも少々荒れ道だった。沢沿いを北へと歩いて行くが、標識らしきものは見なかった。目印テープは点々と付いていたが、それも堂床山へと導くものでは無さそうだった。そこで堂床山から見ると南隣となる571mピークの真西の位置まで来たとき、沢筋を離れることにした。そして571mピークを目指してやや急斜面を登った。そこに当然小径は無かったが、ヤブを登る感じは無く適当に登って行けた。ただ急斜面は緩むことは無く、標高差にして160mほどをしっかり登ることになった。登りきって571mピークに着くと、そのピークには丸山の名が付いていた。丸山には展望は無く、すぐ近くに反射板が建っていたが、そこにも展望は無かった。そこで丸山をすぐに離れて堂床山へと向かった。はっきりとした尾根道があり、一気に気楽な県境尾根歩きだった。緩やかに下ってほぼ平坦な尾根になったとき、前方から爆音が聞こえてきた。近くで伐採作業が行われているのかと思っていると、突然オフロードバイクが現れて通り過ぎた。尾根道はバイクでも走れるようだった。その緩やかな尾根も堂床山手前で急坂となった。その急坂を登りきって堂床山山頂に着いた。山頂は広く開けているものの、周囲を樹林が囲んでおりほとんど展望は無かった。南の一角に木立の切れ目があり、そこから先ほど立っていた丸山を見るだけだった。せっかく堂床山に来たのにそれでは寂しいと周囲を探ると、木々の隙間からながら南西に大船山を、西に昼ヶ岳が眺められた。40分ほどの休憩を済ませると、下山に移った。地図を見て537mピークまで県境尾根を歩き、そこより破線路を辿って沢筋に下りることにした。歩き易い尾根道は次の小ピークで県境尾根から南東へと延びる尾根の方向に続くことになり、県境尾根の道は細々としたものになった。ただ目印はあり、それは北麓にある猪名川変電所を示していた。537mピークに着くと県境尾根を離れて北西尾根に入ったのは良かったのだが、破線路は途中から尾根を離れているのに北西尾根を下り過ぎてしまった。そのとき少し展望が現れて、足下に猪名川変電所を見た。その背後の山は高岳のようだった。また北西には大野山も見えていた。破線コースから離れていることに気付くと、537mピークへと戻ることにしたのだが、その途中で南へと斜面を適当にトラバースして、何とか破線コースに合流した。そして無事沢そばに下りてきた。はっきりとした小径に出会えると思っていたのだが、始めはただ沢に沿って歩くだけだった。そのうちに作業小屋が現れて、その辺りからはっきりとした小径を歩くようになった。そして樹林を抜け出して開けた所に出てきた。その先に県道602号線が見えていたが、出来るだけ車道を歩きたくなく、鎌倉川に沿って野道を歩いた。それでも鎌倉地区に入って県道602号線に出ることになった。後は延々と車道歩きをすることになった。車道に出てから旭ヶ丘の入口まで25分かかっていた。そこからは坂の頂上まで旭ヶ丘ニュータウンを縦断することになった。これはこの日二度目の登山と言ってよく、標高差150mの登りだった。ひたすら一定角度を登って行くが、それにしてもこのような市街地から遠く離れた山の斜面によくぞニュータウンを作ったものだと感心した。ほぼ頂点が近くなったとき、左手の高台が公園になっていた。そこで高台に上がってみたところ、そこが見事な展望地だった。それは北西方向に向かっての展望で、前方に堂々とした姿で見えていたのは大野山だった。まさにこの日一番の展望だった。その展望に満足すると、後は漸く近くなった駐車地点へと向かった。 (2021/4記) |
<登山日> | 2021年3月10日 | 10:04旭ヶ丘ニュータウンの最高地点に近い位置よりスタート/10:08作業道入口/10:24谷筋を離れる/10:48〜53丸山/11:09〜50堂床山/12:07[537m]ピーク/12:50沢に下り着く/12:59野道に出る/13:43旭ヶ丘入口/14:08駐車地点エンド。 | |
(天気) | 晴れてはいたが雲が多く、陽射しは現れたり消えたりを繰り返していた。尾根の気温は12℃で、風が強く冷たかった。視界は良かった。 | ||
<< Photo Album 2021/03/10 >> |
---|