TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
長水山    ちょうずいさん 584.2m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 山崎
 
【2017年9月】 No.8 2017-99(TAJI&HM)
 
    都多小学校の近くより  2017 / 9

 2015年に長水山に向かったときは、最初は伊水小学校から始まる宇野コースを登ろうと考えていたのだが、着いてみると登山コースでは堰堤工事が行われており、登山禁止になっていた。そこで長水山とは尾根続きとなる北山に登って、そこからの尾根コースで長水山の山頂に立ったのだが、工事は翌年の春には終わっているはずだったので、2年後の2017年9月に改めて宇野コースに向かった。9月の最終日曜日のことで、午後に入って自宅を出たため、伊水小学校に着いたときは14時前になっていた。小学校では屋内運動場の改築工事が行われており、その手前に駐車場を見たのでそこに駐車とした。工事現場の裏には現場事務所があり、そのそばの斜面に登山口の標識を見た。そこより登山道に入ると害獣避けのゲートを通ることになり、すぐにコンクリート舗装の林道に合流した。林道は緩やかな道として伊水小学校の裏から来ており、登山道はその林道をショートカットするだけだったので、後は林道を歩いて北へと向かった。舗装は真新しい堰堤のそばまでで、その先は土道だった。電柱がその土道に沿って続いていた。林道が終わると山道となったが、そこに「ヒルに注意」の標識が立っていた。このコースに山ヒルが多いことは2009年の登山時に経験していたが、それが広く認知されてきたようだった。程なく丸太の階段道が始まると、そこから山頂まで十三丁の標石を見た。丸太はけっこう朽ちていたが、慎重にさえ登れば問題ないと思っていたところ、すぐに道自体が荒れてきた。登山コースは水害に遭ったようで、丸太が流されているだけでなく、土砂が溜まったりしてすっかり悪路状態になっていた。悪路は一部だけではなく、むしろ以前の状態を保っている所が一部だった。うぐいすの滝を過ぎるとコースは沢沿いを離れることになり少しは歩き易くなるのではと思っったのだが、今度はコースがすっかり草ヤブになっている所が現れた。また草ヤブでなくともコース上に石ころが多くあって、けっして歩き易いとは言えなかった。そんなこんなで宇野コースはハイキングコースの体をもうなさなくなっていた。しかも山ヒルがおり、何度かスパッツに貼り付いているのを見た。それでも尾根が近づくと少しは歩き易くなってきた。尾根に着くとそこは尾根コースとの合流点で、山頂まで三丁だった。尾根筋を西へと歩いて行くが、途中から尾根を巻く形となり、信徳寺の庫裏の前に出た。そこより一登りした所が山頂だった。最高点に立って三等三角点(点名・蔦沢2)を確認すると、少し低い位置にある信徳寺の前で休憩とした。そこは涼しい風を受けて快かったのだが、日陰だったため休むうちに少し肌寒くなってきた。そこで階段を下って墓地のそばの広場で改めて休憩とした。この日の視界は良く、北東方向に雪彦の山並みがはっきりと見えていた。山頂で50分ばかりの休憩を終えると、往路を引き返した。また悪路との格闘となったが、下る方向なので気分的には楽だった。悪路の階段道を下りきって堰堤そばまで戻ってきたとき、改めて足下を見ると、やはり山ヒルが付いていた。スパッツで防げたと思っていたのだが、駐車地点に着いてスパッツを外すと、登山靴下にヒルが付いていた。しかも靴下の上から血を吸われていた。悪路になった宇野コースは登山にはもう向いていなかったが、それでも登るのであれば冬季を目指すのが良いようだった。
(2017/10記)(2019/9写真改訂)
<登山日> 2017年9月24日 14:00伊水小学校のそばよりスタート/14:08堰堤そば/14:25うぐいすの滝/14:58尾根コースに合流/15:08〜55山頂/16:30うぐいすの滝/16:52エンド。
(天気) 快晴。薄い青空ながら上空に雲は少なかった。樹林帯の気温は25℃ほどだったが、山頂は21℃と少し低く、湿度も低いようで木陰はひんやりとしていた。風は弱々しく吹く程度で、十分な涼しさだった。視界は良かった。
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伊水小学校に着くと工事が行われていた 屋内運動場
の改築工事だった
工事現場の前にあった駐車スペースに車を止めて、工
事現場の裏手へと向かった
現場事務所横の斜面を見ると、登山口標識が立ってい
た それを目指して斜面を登った

(←)
標識の位置に出る
と、そこまで舗装
路が来ていた 登
山コースに入った

 (→)
  コースに入ると標
  識も立っていた
害獣避けゲートを抜けた なぜか舗装路に合流した 前方に堰堤が見えてきた
堰堤のそばまで来た 堰堤の先も林道はダート道となって続いていた 林道が荒れてきた
「ヒル注意」の標識を見た もう車の通行は無理と思えた 林道が終わって丸太の階段道となった
山頂まで十三丁の標石を見た 階段道は水害で悪路に変わっていた 悪路は一部かと思ったが、暫く続いた
階段がはっきりして少し歩き易くなったと思ったが 今度は草ヤブになっていた 草ヤブが終わって現れたのは「ハート岩」だった
「うぐいすの滝」まで登ってきた また登山道は草ヤブになった 中腹まで来ると少しは歩き易くなった 錆びたベンチ
を見る
登山道が細くなった所があり、足下に注意して進んだ 歩き易くなったと思ったら、またまた草ヤブだった 主尾根が近くなって以前の登山道の感じになってきた
尾根が目前になった 尾根に着いて尾根道に合流し、そして山頂に向かった 山頂が近づくと、尾根を巻くようになった
信徳寺の庫裏の前に出た 山頂手前にある墓地のそばに出た 階段を登って山頂に向かった
石段を登った先が山頂だった 山頂に着いて、一番高い所にパートナーが腰掛けている

最高点に三等三角
点(点名・蔦沢2)
を見る

山頂に立つと北に
は水剣山の姿が眺
められた
808mピークの右手後方には黒尾山の山頂が望めた 上の写真の右手を見ると、宮山の姿が大きかった
宮山の背後に広がる山並みを見る 宮山の山頂を大きく見た
信徳寺の前に下りてきて、そこで休憩とした 信徳寺の前に宍粟50山の山名標柱が立っていた 信徳寺の前は陽射しが無かったので、陽射しを求めた
墓のそばに立つと、近くで白いキノコが目立っていた カラカサタケだった なぜか墓のそばでパートナーは寝てしまった

墓のそばも好展望
地だった 東の方
向に明神山を見た
上の写真に写る明神山を大きく見る 上の写真に写る高取山を少し大きく見る 上の写真に写る禅師山を少し大きく見る

(←)
南の方向には新龍
アルプスが梢越し
に望めた

 (→)
  北西に後山の尾根
  を見る
休憩を終えて下山とした 往路を引き返す 庫裏の手前で尾根コースに向かった 始めは尾根を巻く道だった
宇野コースに入った コースはごく普通の山道と言った雰囲気で始まったが 最初の草ヤブを突っ切って行く
植林地を下って行く 南向かいの尾根を見ることがあった 伊水小学校の一部が見えていた
南西に戸倉山の山頂がちらりと望まれた ちょっと薄暗さが出てきた中を下って行く また草ヤブが現れて、雑草を押しのけながら下った
「うぐいすの滝」まで戻ってきた 水量は少なかった 悪路を下って行くが、下る方向なので幾分楽だった 林道まで下りてきた
堰堤のそばを通った 南向かいの尾根が見えるようになった 伊水小学校が見えてきた