TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
長水山    ちょうずいさん 584.2m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 山崎
 
【2023年8月】 No.11 2023-150(TAJI&HM)
 
    山崎町岸田より  2023 / 8

 夏に長水山を登ろうと考えると、最短コースとして五十波コースを選ぶことになるが、夏の五十波コースは宇野コースと同様に山ヒルが多いのではと心配された。その心配はあっても登ろうと向かったのは、2023年のお盆休暇が終わった週末の第三土曜日のことだった。新谷林道を終点まで走ると、その終点位置に駐車とした。そして登山道に入ってみると、道は前日の雨によるものか全体的に湿っぽくなっていた。そして数分歩いたときに足下を見ると、はや山ヒルが登山靴に付いていた。それを剥がして暫くじっとしていると、周囲から数匹の山ヒルが寄ってきた。予想以上に山ヒルは多そうだった。以後は常に足下に注意を払いながら登った。気になったのは登山道が少々歩き難いことだった。つづら折れになった登山道は傾斜はきつくないのだが、表土が流されたのかごつごつとしており、スムーズな感じでは登れなかった。それでも登るうちに歩き易くなってきた。周囲はずっと自然林であり、木陰の多いのは助かった。この日は曇り空であり、木陰で無くとも陽射しを受けずに登れるのも良かった。井戸跡への道が左手に分かれると、その先で宇野コースが合流した。そして山頂手前で信徳寺の庫裏の前を通ったのだが、どうも無住になっている雰囲気があった。山上に出ると、そこから数分で山頂に立った。山頂の三等三角点(点名・蔦沢2)を確認すると、手前の信徳寺に戻って休憩とした。曇り空ながらも蒸し暑さはひとしおで、汗はなかなか鎮まらなかった。信徳寺ではたたきの部分に座って休憩していたのだが、暫く経って山ヒルが近寄ってきているのに気付いた。そのうちにもう一匹、もう一匹と現れた。どうやら山頂も生息地になったようだった。徐々に天気は良くなっており、休んでいるうちに青空を見るようになった。この日の視界はうっすらしていたこともあって、山頂展望を楽しむのはそこそこにして、1時間の休憩を終えると下山に移った。すんなりと五十波コースを戻るのみ。再び山ヒルを警戒しながらの下りだったが、やはり山ヒルが靴に付くことがあった。どうも夏の長水山登山は宇野コースであっても五十波コースであっても山ヒルへの十分な対策が必要のようだった。
(2023/9記)
<登山日> 2023年8月19日 11:09新谷林道終点登山口スタート/11:48〜12:48山頂/13:17新谷林道登山口エンド。
(天気) スタート時は曇り空だった。山頂で休むうちに青空が広がってきた。山頂の気温は26℃で、風はほとんど無し。視界はうっすらしていた。
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新谷林道の終点に車を止めた 終点の位置が登山口だった 登山口に入る 山頂まで1kmだった 登山道に入ってすぐに山ヒルが寄ってきたのには驚かされた
道標を見たが、文字ははっきりしていなかった 登山道はつづら折れで緩やかだったが 登山道は石が多くゴツゴツとして歩き易くはなかった
登山道ではカエデの植樹が行われていた 登山道の途中で石仏を見た 中腹を過ぎて漸く易しく歩けるようになった

東に展望が現れる
と、三谷山が望め


左手に井戸跡への
小径が分かれた

山上が近くなると
石垣が現れた

石垣の先に信徳寺
の庫裡を見た

庫裡は既に無住に
なっているようだ
った

庫裡の前を通ると
山上は間近だった

山頂の手前にある
広場に着いた
山頂方向に向かった 信徳寺のそばを通った 十三重石塔が現れた
十三重石塔の背後が山頂だった 石段を登って山頂に立った 最高点に上がった

最高点に三等三角
点(点名・蔦沢2)
を見た

その山頂の一角で
水剣山が眺められ
たが、見え方は以
前よりも悪くなっ
ていた
枝に邪魔をされながら、水剣山を見る 南東方向も眺められた
山頂から信徳寺を眺めた 信徳寺の前で休憩とした 前の広場に山名標柱を見る 休むうちに晴れ間が広がってきた
信徳寺を離れて一段下の広場に向かった 広場からは東の方向に展望があったが、西の方向にも展望があった

(←)
更なる展望を求
めて南の広場に
向かった

 (→)
  南の広場に立った

南の広場も東の方
向が広く眺められ


(←)
広場からは西の
展望が良くなっ
ていた

 (→)
  平谷深山を大き
  く見る

広場の先にもも
う一つ広場があ
り、そちらに向
かった

久々に南の広場に
立ってみると、そ
こも展望が良くな
っていた

(←)
南西方向には高丸
山が望めた

 (→)
  下山は五十波コー
  スを戻った
はれてきたとあって明るくなった石垣のそばを通った 陽射しを受けたときは、けっこうな暑さだった 明るくなった東の空を見る
陽射しはあっても木陰は多かった 山ヒルに注意しながら下って行く 登山口に戻ってきた