TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
杉原山   (松尾原山) 598.0m 西脇市
 すぎはらやま 
1/2.5万地図 : 谷川
 
【2024年6月】 2024-106(TAJI)
 
   黒田庄町大伏より  2024 / 6

 最初に杉原山を目指したのは2005年のことで、門柳山を登った後に向かうことにしていたのだが、門柳山が意外と手間取ってしまい、その日は門柳山だけで終えていた。それが杉原山も登っていたとなぜか思い込んでしまい、登っていなかったことを忘れてしまっていた。その杉原山を再度登ってみようと思い立ったのは、2024年に入ってからで、杉原山側から妙見山を眺めてみたいとの思いからだった。ところがなぜか登山記録が出てこなかった。そこで漸く登っていなかったことに思い至った。そうなると登るのみ。向かったのは2024年6月の第三木曜日のこと。梅雨入り直前の日だった。前日までの天気予報では晴れとなっていたため決めたのだが、当日は朝から曇り空だった。それでも展望は少ないと予想されたため、予定通りに向かった。黒田庄町の門柳川沿いを進むと、前年の妙見山登山と同じく住吉神社の駐車場に車を止めた。林道を長く歩く予定だったので、その林道までの距離が多少長くなってもかまわないとの思いで止めたのだが、この日はピークハントが目的だったので周回は考えていなかった。結果としては予定していた支林道の入口まで30分ほど歩くことになり、また支林道の入口近くには適度な駐車スペースがあったので、駐車地点が離れ過ぎだったことは否めなかった。支林道の入口には鎖が張られており、一般車は入れなくなっていた。支林道は砂利道ですぐに上り坂となった。始めは南へと向かい、途中から東に向かうようになった。その方向が変わる辺りで北の方向に展望が現れて、期待通りに妙見山が眺められた。歩くうちに地図に描かれていない作業道が右手に分かれた。その先でも作業道が現れ、その先でもまた現れた。一帯は複雑に作業道が付いているようだった。早く尾根に出ようと、三つ目の作業道に入った。その作業道を登っているとき、帽子に載せていた防虫ネットを落としていることに気が付いた。そこで引き返したのだが、すぐには見つからず、結局見つけて戻って来るのに30分近くロスをしてしまった。その作業道も分岐が多くあり、出来るだけ尾根に近づけそうな作業道を探りながら登った。その作業道が終点になると、そこから斜面に取り付いて尾根に向かった。急斜面だったが、50メートルほど登ると無事に尾根筋に着くことが出来た。後はひたすら主尾根を辿って山頂を目指した。尾根に出たときは周囲は植林地だったが、程なく周囲は自然林に変わってきた。尾根は木々の生え方が不揃いとあってスムーズには歩けなかったが、自然林に包まれての雰囲気は悪く無かった。但し、展望は皆無だった。その尾根の最高点は杉原山と呼ばれる三角点ピークでは無く、手前の600mピークの方が数メートル高かった。その600mピークは地形がなだらかなこともあって、単なる通過点の雰囲気だったし、展望も無かった。すぐに山頂へと向かう。鞍部へと緩やかに下り。そして山頂へと登る方向は南に変わった。相変わらず少し歩き難さのある自然林の尾根だった。そして600mピークから16分で杉原山の山頂に到着となった。山頂は少し開けており、中央に三等三角点(点名・中畑)が目立っていた。600mピークと比べてずっと山頂らしさはあったが、やはり展望は無かった。単なるピークハントで終わるのかと少々がっかりする思いだったが、少しは展望を得ようと登れそうな木はないかと周囲を眺めた。幸いすぐそばに登れそうな木を見つけて登ってみると、突然と言った感じで目前に西光寺山が現れた。その意外な近さには少々驚かされた。もうその展望だけで満足する思いになれた。後は三角点のそばで涼しい風を楽しんだ。そして下山は周回を考えず、素直に歩いて来たコースを戻った。但し尾根に出るときに斜面を適当に登っていたので、下山では作業道に下り易い斜面を下ることにした。600mピークを過ぎ、往路の合流点も過ぎて、今少し下った位置で尾根筋を離れた。やや急斜面だったが、数十メートルほど下って無難に作業道に下り着いた。その作業道も地図に描かれていなかった。後は作業道を歩いて支林道に向かうだけだった。分岐の多い作業道だったが、適当に歩いても支林道に合流となった。その市林道歩きでは展望を探りながら歩いた。探ればあるもので、門竜山を望める位置があった。また妙見山から白山までの尾根も眺められた。林道に戻って来ると、そこから更に住吉神社まで30分ほど歩くことになったので、やはり駐車地点は離れ過ぎのようだった。
(2024/7記)
<登山日> 2024年6月20日 9:36住吉神社駐車場スタート/10:04支林道入口/10:43作業道に入る/落とし物に気付いて林道に戻る/11:09再び作業道に入る/11:41作業道終点/11:54〜12:03尾根に着いて休憩/12:17〜30[600m]ピーク/12:46〜13:06山頂/13:23[600m]ピーク/13:46尾根を離れる/13:49作業道に下り着く/途中の展望地で休憩/14:48支林道入口/15:19住吉神社駐車場エンド。
(天気) 概ね曇り空だった。ときに薄曇りとなり、薄葉れになるときもあった。そのときは陽射しが現れた。山頂の気温は21℃と低めだったが、湿度は90%あった。風が涼しかった。視界はうっすらしていた。
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住吉神社の前に車を止めた そこは白山登山口駐車場でもあった
車道を東へと歩いて行く 左手に別荘地(門柳みやまの里)に通じる道が分かれた 車道は林道となって山あいを進んで行く
林道脇に空き地が現れることがあった その辺りに駐車地点を求めても良かったと思えた 右手に沢を見た 林道から右手に支林道が分かれた その支林道を進むことにした
チェーンを越えて支林道に入った 始めは南へと緩やかな上り坂だった 東へと向かうようになった いっそう緩やかな道だった
作業道が分岐するようになった 三つ目の作業道に入った その途中で落とし物をしていたことに気付いて支林道へと引き返した 無事、落とし物を拾うと作業道に戻ってきたが、30分近くのロスをしてしまった
作業道を終点の位置まで歩いた そばの斜面に取り付いて尾根を目指した 急斜面だったが、無理なく登って行けた
尾根に着いた 緩やかな尾根だった 尾根は歩くうちに自然林に変わってきた 木の間を縫うようにして歩いた
600mピークは単なる通過点の雰囲気だった 鞍部へと緩やかに下って行く 杉原山の山頂が近づいた

山頂に着いた

三角点の辺りは開
けていたが、周囲
は樹林が囲んでい


山頂の三等三角点
(点名・中畑)を
見る
展望の無い山頂だったが、手頃な木があって登ってみたところ、いきないと言った感じで展望が現れた 南向かいの西光寺山が意外な近さで眺められた
上の写真の右側部分に見えている三草山を大きく見る 三草山の背後には雄岡山と雌岡山の並ぶ姿が見えていた

(←)
西寺山とトンガリ
山の並ぶ姿を見る

 (→)
  20分ほどの休憩
  を終えると、歩い
  て来た道を引き返
  した
600mピークまで戻ってきた 往路での尾根との合流点を過ぎても、更に東へ歩いた 鞍部が近づいたとき、尾根を離れることにした
急斜面を下って行く すぐに作業道が見えてきた 作業道に着くと、支林道を目指した
枝道があり、慎重に進路を見極めながら歩いた 無事、支林道に合流した 支林道歩きでは、展望に注意しながら歩いた
ロープがあって斜面を登れる所があった 上がってみることにした すぐには展望は得られなかったが、少し歩くと門柳山がすっきりと望めた 支林道に戻って大きくカーブする位置まで来ると、北向かいの尾根が眺められた

(←)
妙見山から白山へ
続く尾根を見る

 (→)
  白山を少し大きく
  見る
妙見山を見る 支林道の入口に戻ってきた 後は住吉神社へと林道を戻るだけだった

一般道に出ると、
白山が見えてきた

住吉神社が近づく
と、前方に三角点
山が見えてきた