2018年は12月に入って8日に淡路島の山を二つ登ったのだが、まだ登りたい山があって28日に再度明石海峡大橋を渡った。ところがその大橋を渡っているときに、カメラを忘れてきたことに気付いた。もう取りに帰ることも出来ず、思案した末スマホのカメラ機能を使って撮影することにした。但し、この日に登る予定だった山に対しての気持ちが消えてしまっていた。そこで気落ちした気持ちでも登れる易しい山はないかと考えて思いついたのが、諭鶴羽山を諭鶴羽ダム側から始まる裏参道(諭鶴羽古道)で登ることだった。何度か登っている諭鶴羽山だったが、裏参道コースはパートナーがまだ歩いていなかったことも選んだ理由の一つだった。諭鶴羽ダム湖に着くと登山口まで車を進めて、登山口そばの空き地に車を止めた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。始めこそ植林地の斜面を登ってであまり風情は無かったが、道が緩やかになると常緑樹林に囲まれることになり、優しい風景の中を歩けた。それが山頂手前まで続いた。山頂手前に電波塔があり、そこからは車道歩きとなったが、すぐに車道を離れて一登りした所が山頂だった。山頂に着いて身を切られるような冷たい風を一気に受けることになった。のどかな気分は吹っ飛んでしまったが、それでも視界は良いとあって冷たい風を我慢しながら展望を楽しんだ。そして下山は往路を引き返して、再び優しげな自然林に包まれた。
(2019/2記) |