TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
妙見山    みょうけんさん 621.7m No.3 西脇市・丹波市
 
白山    はくさん
510m No.4 西脇市
 
 
1/2.5万地図 : 谷川
 
【2023年10月】 2023-177(TAJI&HM)
 
    黒田庄町西澤より  2023 / 10

 久しく登っていなかった山を考えたとき、西脇市黒田庄町の妙見山が思い浮かんだ。その妙見山を門柳地区からのコースで登ろうと向かったのは、2023年10月の第一金曜日のことだった。妙見山の南麓、門柳地区に住吉神社があり、その前が登山口駐車場だった。その駐車場の標識はなぜか白山しかか示しておらず、妙見山に向かう矢印は無かった。白山コースと妙見山コースは別々で、妙見山コースは白山コースよりも東寄りにあるはずだったので、始めに何となく住吉神社のそばの道を歩いてしまった。広場があり、その先で害獣避けゲートを通ると小径が始まっていたが、標識は全く無かった。その小径も登山道の雰囲気は無く、それでも小径を歩いたところ、すぐに終わってしまった。道誤りをしたようだった。登山口駐車場に戻ると、改めて白山の標識に従って進んだ。するとすぐに白山コースから妙見山コースが分かれて妙見山コースに入った。登山口駐車場にもう少し親切に妙見山コースに誘導する標識が欲しかったと思った。妙見山コースは始め林道歩きだったが、広やかな所に出ると、その位置より登山道が始まっていた。道幅は狭かったが、ごく普通の里山道として進んで行けた。その小径が登るうちにシダに囲まれるようになった。すぐに終わるかと思っていると逆にシダは増えてシダヤブと呼べそうな所も現れた。しかも足下は滑り易い地肌になっており、足の置き場を考えながらでもあった。それでも何度か滑りそうになった。そのシダ帯がなかなか終わらなかった。涼しくなっていたので何とか我慢しながら登ったが、夏場ならギブアップしたくなるコースだった。漸くシダ帯が終わると、後は易しく登って案内板が立つ位置に着いた。そこは周回コースの分岐点だった。直進すれば山頂だったが周回コースに入った。東の方向へと左回りで歩いて行く。周囲は植林地となった中を緩やかに登って行くと、現れたのが妙見堂だった。薄暗い中に小ぶりのお堂が建っていた。いにしえは七月の「土用の丑の日」に村人が牛を牽いてきてご祈祷をしてたとか。更に進むと北の方向へと登るようになりピークに着いた。そこは「まばお」と名付けられており展望地とされていたが、今は木々が育ったことで展望は全く無くなっていた。その「まばお」で昼休憩とした。手早く休憩を済ませると西へと稜線歩きに移った。概ね植林地の中の尾根歩きで、最高点となる中間ピークを越して山頂に近づいた。そして登山口を再出発してから1時間半で妙見山の山頂に着いた。そこに三等三角点を見るも、周囲をすっかり樹林に囲まれて展望の欠片も無かった。どうやら妙見山はどこも展望が無くなっており、見所としては妙見堂ぐらいになってしまったようだった。すぐに山頂を離れると、次は白山を目指した。その白山へのコースは標識があり、他のコースに入り込むことも無く向かって行けた。緩やかな下り坂は良いのだが、白山までには小さなピークを六つも越す必要があった。ピークの一つは巻き道を歩いたが、他はピークを越したのでそれなりに足を使うことになった。下るうちに周囲は自然林が増えてきた。そして白山が近づくとその東面側を巻いて、南東側から白山の山頂に立った。白山は以前のままに開けており、展望を漸く楽しめることになった。西の方向が良く見えており、澄んだ視界の下に笠形山から千ヶ峰へと続くスカイラインが眺められた。東にも南にも展望はあったが、そちらは木々の生長で以前ほどの展望は無かった。風が爽やかな山頂で20分ほど過ごすと下山に移った。山頂には前坂コースも来ていたが、標識に従って迷わず門柳コースへと入った。コースは植林地の中をくねくねと続いていたが、標識のおかげでコースを外すことも無く下って行けた。谷筋に下り着くとはっきりとした小径を歩くようになり、最後は林道に合流した。そこが白山の門柳コースの登山口だった。そこから住吉神社までも標識のおかげですんなりと戻って行くことが出来た。どうやら門柳からのコースは、妙見コースよりも白山コースを歩いて白山のみを訪れるのが楽しいのではと思えたこの日だった。
(2022/11記)
<登山日> 2023年10月6日 11:07門柳コース駐車場再スタート/11:17登山道に入る/12:28妙見堂/12:39〜55まばお/13:08妙見山/13:56〜14:20白山/15:05車道に出る/15:12駐車場エンド。
(天気) 始めは雲の多い空で、ときに雲の広がることもあった。ただすぐに青空が現れた。妙見山山頂の気温は16℃。肌寒さを感じる風を受けた。白山山頂の気温は20℃。その頃には快晴になっていた。風が快かった。視界は澄んでいた。
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住吉神社に着くと
白山登山口の標柱
が目立っていた

駐車場の標識があ
り、そこに閲覧専
用の案内図が置か
れていた 

始めに鳥居を潜っ
て住吉神社を訪れ

石段を登って住吉神社の前に出た 神社の西側に広場があり、トイレもあった その広場の奥から登山道が始まっていた
登山道に向かうとすぐにゲートを通ることになった
但し、標識は無かった
細々とした小径を進むと、程なく小径は不確かになった 道誤りと気付いて駐車場に引き返した 再出発とする 今度は白山登山口に向かって車道歩きを開始した
車道にも白山登山口の方向を示す標識を見た 標識のままに歩くと、妙見山の標識が現れた これを見るまで、妙見山の標識は無かった
枝道に入っても民家の前を通った 墓地のそばを通り過ぎたとき、また標識を見た 害獣除けゲートを通った

広々とした所に出
た 前方に林道が
見えていた

林道では無く、す
ぐに現れた右手の
登山道に入ること
になった
少しマイナー感のある登山道だった 始めは沢筋を歩いた 矢印の標識を見る シダを見るようになったが、始めは気にならなかった
開けた所に出て、尾根筋を辿るようになった 「門柳」「白山・妙見山」の標識を見る 背後に展望が現れて、南向かいの尾根を見る
シダが増えてきたかと思うと一気にシダヤブになった 前方に妙見山を見上げた シダが少なくなってシダヤブは終わったと思ったが

またシダヤブ帯を
歩くことになった

足下に滑り易い所
があり、それに対
する注意も必要だ
った

ヤブであっても、
登山道ははっきり
しており標識もあ
って、コースを外
れるようなことは
無かった
漸くシダ帯は終わって歩き易くなった シダ帯とは大違いの歩き易さだった この岩には「かぎかけ岩」の名が付いていた
周回コースに合流すると、コース案内図()が立っていたそこは「つえたて」の名が付いていた 「つえたて」からは直登コースに入らず、左周りで周回コースに入った ほぼ平坦コースだった 妙見堂の前を通った

いつしか周囲は植
林地になっていた

北へと登るように
なって程なくピー
クに着いた

妙見山の東端のピ
ークで「まばお」
の名が付いていた
「まばお」は展望地とされていたが、木々の生長で展望は無くなっていた 「まばお」での昼休憩を終えて、漸く妙見山の山頂に向かった 主尾根を西へと向かう まずは中間ピークに向かった
中間ピークに着いた 三角点ピークより若干高いピークだった 三番目のピークへと向かう 尾根の樹林は濃かった 三番目のピークに近づいた その西端のピークが妙見山の山頂とされる三角点ピークだった
妙見山の山頂に着いた 山頂にはかわいらしい鳥居が立っていた 鳥居の裏に三等三角点(点名・谷川)を見た
展望の無い山頂でもあったので、すぐに山頂を離れて白山に向かった 程なく左手から「つえたて」からの直登コースが合流した また登山道の分岐点が現れた そこは「十字路」の名があり、「つえたて」と同じ案内図が立っていた
この案内図に従って白山コースに入った 緩やかな下り坂だったが 白山までには小ピークを六つ越す必要があった
ピークを越さずに巻き道を通ることもあった この白山への道も展望は皆無だった 登山道ははっきりとしていた
白山の前に着いたが、すぐには向かわず東面側の巻き道を歩くことになった 標識が現れて、南東側から山頂に向かうことになったそこは門柳コースの分岐点でもあった 白山の山頂が目前になった

白山の山頂に着い


露岩地の山頂だっ


山頂の山名標識を
見る
白山の山頂は妙見山とは違って好展望地だった 特に西の方向が良く、南西から北の方向まで広範囲で眺められた
上の写真に写る笠形山を大きく見る 同じく飯森山を大きく見る 同じく千ヶ峰を大きく見る

(←)
深谷山の辺りを大
きく見る

 (→)
  篠ヶ峰の辺りを大
  きく見る

(←)
北の方向を眺めた

 (→)
  左の写真の右に三
  岳山を見た

南の方向は木々の
生長で、見える範
囲が狭まっていた
上の写真の左手に西光寺山を見る 上の写真に写る三角点山を大きく見る
大坂山の方向を大きく見る 南西遠くには高御位山も望めた
下山は白山の門柳コースに向かった 門柳コースは、少しマイナー感があった コース途中の標識を見る
易しく歩ける所もあった 前坂・喜多・秋谷コースから門柳コースが分岐した 植林地の斜面を下って行く
コースのはっきりしない所も目印があって正しく歩けた 下るうちにまた登山道ははっきりしてきた 登山口まで600mの標識を見る
害獣避けゲートを通った 林道に下り着くことになった そこが門柳コースの登山口だった
集落の方向に向かった 才ノ神集落が見えてきた 道そばに登山口の方向を示す標識を見る
妙見山コース分岐点まで戻ってきた 駐車場に着いて、東の方向を見た 南西の方向に見えていたのは三角点山だった