TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬
 
室尾山    むろおやま 629.5m 朝来市
 
1/2.5万地図 : 直見
 
【2003年11月】 No.2 2003-86(TAJI)
 
    南西麓となる東河川流域より  2003 / 11

 再訪は、2003年11月初めの日曜日。前日に但馬の山深い所でハードな登山をしていたので、軽く登れる山はと言うことで、室尾山を訪れることにしたものである。前回と同じく自然体験学習館前から歩き始めた。この4年の間にやはり登山道は整備されており、標識も随所に付けられて、地図など全く要らないくらいである。標識に従って歩いて行くと、薄暗い植林地のやや急な山肌を登ることになったが、そこを抜けた所が送電塔(No.68)の建つ位置であった。ここはやはり素晴らしい展望地だった。この日はモヤがやや強く、遠方の生野高原や氷ノ山こそモヤに溶け込んでいたが、粟鹿山から朝来山、大倉部山など但馬南部の山々が広く眺められた。ここから先は知った道。踏み心地の良い尾根道を歩いて気軽に山頂に立った。この日は3連休の日曜日であり、しかも好日なので、にぎやかな山頂を想像していたのに、そこには誰も居らずひっそりとしていた。そのほうが有りがたいので、落ち着きのある山頂でのんびりと憩うことが出来た。ただ想像していたより山頂の展望は悪かった。西から北にかけてこそ開けていたが、床尾山の方向は雑木が繁って今一つ良くなかった。展望は悪いと知りながらも、山頂を少し東へと歩いてみたが、やはり同じで、西床尾山の山頂部が少し覗けるだけだった。ところでこの山稜を歩いて気が付いたが、クマザサがほとんど枯れようとしていた。4年前は歩き難かったはずなのに、無理なく歩いて行けた。兵庫の他の山でもクマザサの枯れが目に付くが、温暖化などと関係が有るのか、少々考えさせられてしまった。ただ枯れていたおかげで鹿のツノを一つ見つけることが出来たが。
(2005/10記)(2012/6改訂)(2020/7記) 
<登山日> 2003年11月2日 10:45スタート/11:05〜10送電塔/11:28〜12:08山頂/12:23〜28送電塔/12:44エンド。
(天気) 雲が多く、晴れたり曇ったりの天気。視界はややモヤがかっており、遠方はぼんやりしていた。特に南の空はひどく、判然としていなかった。光も濁った感じで、全体にモノトーンの色合いだった。気温は高めで20℃を越えていた。ただ山上では雲が増えたこともあり、涼しく過ごせた。風はほとんど無し。下山が終わる頃は雲は少なくなり、晴れ間が広がった。
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 No.68鉄塔のそ
 ばに立つと、南から
 西へと展望が広がっ
 ていた
上の写真の建屋山を大きく見る 山頂が近づくとハイキングコースとなった 山頂は草地が広がって、優しげな雰囲気だった

 山頂からは西方
 向の眺めが良か
 った


   大徳山を大きく
   見る

 山頂から北東方向
 を見る そちらは
 雑木に視界を妨げ
 られた

   木立の切れ目から
   岸山を見る

 山頂から大徳山の
 左手を望むと、御
 祓山までが眺めら
 れた

 山頂は東西に長く
 延びているが、東
 に歩くと何とか西
 床尾山の山頂部が
 眺められた
 

 下山でも送電塔の
 そばからの展望を
 楽しんだ

 午前よりも青空の
 部分が広くなって
 いた

 大倉部山を大きく
 見る