TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波の山 
 
三国ヶ岳    みくにがだけ 648.1m 丹波篠山市・三田市
 
1/2.5万地図 : 福住
 
【2023年12月】 No.2 2023-230(TAJI&HM)
 
   丹波篠山市西八上より  2023 / 12

 三田市と丹波篠山市の市境尾根上にある三国ヶ岳の二度目の登山は、初登山から20年後の2023年12月末、会社の御用納めが終わった翌日の28日のことだった。この日は午前の山として同じ市境尾根上にあるほぼ同名の三国ヶ嶽を西面側からのコースで登っており、その三国ヶ嶽からの下山を追えると、すぐに三国ヶ岳へと向かった。県道49号線を走って丹波篠山市へと向かうのだが、始めに永沢寺の前を通ると母子小学校のそばから北へと進むことになった。そして市境に近づいたとき、右手に「ふきのとう休憩所」が現れた。近畿自然歩道の標識が立っており、三国ヶ岳まで500mとなっていた。そこは三国ヶ岳の登山口と言えそうだった。休憩所には数台分の駐車スペースを見たが、注意書きがあって登山者の駐車はご遠慮下さいと書かれていた。狭い駐車場なので長時間の駐車は迷惑になる恐れがあるための注意書きと思われたが、今は寒さ厳しい季節のため多くの車が来るとは思えなかった。そこで遠慮しながらもそこに車を止めることにした。はっきりとした登山道が始まっており、準備を澄ませるとすぐにハイキング開始とした。登山道は始め小さな車なら通れそうな道幅があった。歩くうちに周囲に茶畑を見るようになったので、道幅が広いのは作業車を通す必要があるためだと思えた。茶畑が終わると、ごく普通の山道となった。その登山コースでは何度か近畿自然歩道の標識を見た。緩やかな尾根筋に出ると北に向かうようになり、次第に尾根の傾斜が増してきた。そのやや急坂を登りきった所が三国ヶ岳の山頂だった。山頂は開けており、その中央に二等三角点(点名・三国岳)を見た。展望もあってパノラマ写真が設置されていたのだが、写真には千丈寺山の名しかなく、間近に対峙している三国ヶ嶽の名も無かったので、山座同定の参考にはならなかった。残念だったのは北側の木々が育ったことによって、多紀アルプスの展望が損なわれていた。のんびりと展望を楽しみながら、落ち着きのある山頂で暫し憩いのときを過ごした。その三国ヶ岳からの下山は往路を引き返すことにしたのだが、何の疑問も無く登山道を下っていたところ、ずっと急斜面が続くことを訝しく思ってGPSで現在地を確認した。すると南に向かっておらず、境界尾根を西へと下っていた。山頂への登山道がもう一つあることを全く考えておらず、何気なく下ってしまった結果だった。ただそのまま下っても駐車地点のそばに出そうなので、そのまま下って行くことにした。下るほどに登山道はマイナー感が出てきたが、気にせず下って行くと、無事県道49号線に合流した。もうそこから駐車地点までは2分ほどの距離だった。
(2024/2記)
<登山日> 2023年12月28日 13:57ふきのとう休憩所スタート/14:07最奥の茶畑/14:22〜46山頂/15:01県道に出る/15:03ふきのとう休憩所エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。山頂の気温は10℃。少し風を受けるも、冷たさはあまり感じず。陽射しが快かった。視界は悪くなかったが、遠方はうっすらしていた。
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永沢寺を離れると、丹波篠山市の三田市の境まで来た その市境の近くに道標が立っていた 右は中野村で、左は永澤寺三田村と何となく読めた

市境の少し手前に
あったのが「ふき
のとう休憩所」だ
った

標識を見ると山頂
まで僅か500m
だった

休憩所の一角が登
山口で、標識が立
っていた
登山での駐車はご遠慮下さいとあった 今の季節は迷惑では無いと思えて、遠慮しながらも駐車とした 階段を登ると、広い道に合流した 周囲に茶畑を見るようになった 広い道は作業車を通すためのようだった
近畿自然歩道の標識を見る 作業道を離れて山頂への道に入った 足下に整然とした茶畑を見る
前方に三国ヶ岳の山頂を見た 最後の茶畑のそばを通った すっかり山道を歩く雰囲気となった
道そばに朽ちた小屋を見た 尾根上を歩くようになった 尾根でも近畿自然歩道の標識を見た

(←)
赤テープを追うう
ちに、山頂が間近
になってきた

 (→)
  三国ヶ岳の山頂に
  着いた 芝地にな
  って開けていた
山頂には三角点が置かれていた 二等三角点(点名・三国岳)だった 標識の山名は薄れてしまっていた
山頂では東から南にかけてをすっきりと眺められた

上の写真に写る三
国ヶ嶽を大きく見


同じく千丈寺山を
大きく見る

大野山の左手には
深山も望めた
(←)
北の方向は木々が
視界を遮っていた
が、隙間から少し
は展望が得られた

 (→)
  木々の隙間から鋸
  山の尾根が眺めら
  れた
鋸山の左手に黒頭峰が望めたが、やはり木々の隙間からだった 鋸山の右手に多紀アルプスの主峰を見た

深山を大きく見る

下山は往路を戻る
つもりだったが、
最初から違うコー
スに入ってしまっ

市境尾根を歩いていることに途中で気付いたが、そのまま下ってしまうことにした 市境尾根は、やや急坂が続くことがあったが、このコースにも目印テープは付いていた 足下に県道49号線が見えてきた
下り着いた着いた所は、市境の三田市寄りの位置だった 下りてきたコースの入口には、赤いテープを見るだけだった 下り着いた位置から駐車地点までは僅かな距離だった