TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波
 
五台山    ごだいさん 654.6m 丹波市
小野寺山 645m
 
1/2.5万地図 : 黒井
 
【2014年6月】 No.3 2014-59(TAJI&HM)
 
    氷上町香良より  2014 / 6

 梅雨の季節は水量が増えることで滝が美しさを増すが、そこで滝見物を兼ねて登山を楽しむのも一興である。2014年もその考えが浮かんで、決めたのがどっこの滝と五台山だった。向かったのは6月の最終日曜日。晴れ間が出るとの天気予報だったが、丹波の空はほぼ曇り空になっており、青空は僅かだった。春日和田山道路を氷上ICで降りた後は県道7号線を北上して行くと、どっこの滝の案内標識が現れた。それに従って県道283号線へと入った。滝への遊歩道の手前には岩瀧寺が建つが、そこに近づくと大勢の人を見るようになった。岩瀧寺手前のあじさい公園でアジサイ祭りが行われていたためで、臨時の駐車場も設けられていた。こちらもアジサイを鑑賞しようとと、臨時駐車場に車を止めた。そして暫しあじさい公園内を散策して色とりどりのアジサイに目を楽しませた。赤や白のアジサイもあり、なかなかの美しさだった。そこを離れると岩瀧寺の寺域へと入って行った。どっこの滝の標識があり、それに従うと岩瀧寺に向かうことになった。本堂のそばを抜けるとその先にはミニ四国八十八寺の名で石仏群が並んでいた。そこを過ぎて漸く滝への遊歩道に入ったが、別に岩瀧寺を通らなくとも、普通に車道を歩いても来られるので、少々遠回りをしたことになる。遊歩道は滝の涼味を求めてきたきた人で、まずまずの賑わいだった。雨で濡れた石段を登って行くと、長くも歩かず独鈷の滝の前に出た。雄大さは無いものの、直線的な姿はやはり名瀑と言える優美さがあった。独鈷の滝より更に石段を登って浅山不動尊のそばを通ると、その先は遊歩道の雰囲気は消えて、山道を歩く感じになった。案内板があって先へと歩けるものの、普通に滝見物のみを目的とするなら、少々ためらう雰囲気となった。登山コースと分かれて少し下った所で、不二の滝が現れた。小ぶりの滝で、曲がりながら流れる姿は悪くなかった。登山道に戻ると沢沿い歩きを続けた。もう登山者だけの世界だった。沢は所々で渓流美を見せており、ときおり陽射しが現れて、水面を照らした。何度も沢に架かる小橋を渡って、右岸へ左岸へと移った。沢を離れて斜面を登るようになると、一つ岩が現れた。その先で一度林道に出るも、林道は横切るだけと言った感じで、また斜面を登るようになった。それまでは周囲は雑木が主体で植林は少なかったが、はっきりと植林地を登るようになった。その植林地をずっと登って行くと小峠に着いて、そこからは北東方向に向かった。相変わらず周囲は植林地で、尾根筋を登ることもあれば尾根を巻くようにして登る所もあった。五台山と小野寺山との分岐点に着いたのは、沢筋を離れてから45分が経ったときだった。良い感じで登れたこともあって、特に厳しくもなく登ってきたと言えそうだった。左手方向となる五台山へと向かう。主稜に出て自然林の中を登るようになり、5分も歩けばもう五台山の山頂だった。山頂に着いてはっきりと天気が悪化していることが分かった。天気は良くなるのではと思っていただけに残念な空だった。山頂は広く開けており、一隅に文殊菩薩像が立っていた。また西に向かって展望台が作られており、そこに立つと西の方向が一望だった。但し空と同様に薄ぼんやりとした視界で、近くの安全山や水山は見えるものの、遠方はガス状の雲が視界を遮っており、展望を楽しめるとは言えなかった。そのうちに雨粒が落ちてきたので、雨避けが出来そうな木の下で昼休憩とした。気温は20℃ほどで、風もあって十分な涼しさだった。山頂で休んでいたのは20分ほど。子供連れのグループが山頂に着いたのと入れ替わるようにして山頂を離れた。五台山の山頂に立つ目的は達していたが、近くの小野寺山にも立ち寄ることにした。まずは鞍部へと戻って行く。その鞍部に着いたとき、急に雨がはっきりと降ってきた。そこでも手頃な木を見つけて雨宿りとした。空はさほど暗くなかったので、暫く待っていると雨足は弱まり、そして止むことになった。それを見て小野寺山への登りにかかった。その尾根歩きだったが、シャクナゲの木が多くあって、花の季節はなかなかの美しさではと思われた。数分も歩けば小野寺山の山頂だった。そこは五台山以上の展望があった。方位盤も置かれており、山座同定が出来るようになっていた。その方位盤をよく見ると、一部で正しくない所もあったが、それを参考にして暫し展望を楽しんだ。視界は雨が降って少し洗われたようで、千ヶ峰も見えるようになっていた。また東の方向には高谷山も望まれた。その視界も長続きせず、東からガスが湧き出して、程なく周囲はガスに閉ざされてしまった。ガスが消えるのを暫く待ってみたが、完全にはガスは消えず、着いたときほどの視界までには回復しなかった。そこで下山することにした。下山は小野寺山と五台山の分岐点まで戻ると、後は往路をすんなりと引き返した。植林地を抜けて沢沿いを歩くようになると、また陽射しを受けるようになった。こんなに急に回復するとは少々皮肉に思えたが、久々に五台山を登って快い疲れを覚えながら駐車地点へと近づいた。優美な滝と美しい沢、そして落ち着いた山頂にも立てて、改めて五台山は良い山だと思った。
(2014/7記)(2020/10改訂)
<登山日> 2014年6月29日 始めにあじさい公園を散策する/11:30岩瀧寺入口スタート/11:37岩瀧寺/11:43独鈷の滝/11:53不二の滝/12:32小峠/13:00〜21五台山山頂/13:25〜32鞍部で雨宿り/13:37〜14:10小野寺山/14:30小峠/15:18エンド。
(天気) 曇り空ながらときおり薄日が現れていた。樹林帯の気温は21℃だった。五台山の山頂に出る頃には、どんよりとした曇り空に変わっていた。程なく小雨がぱらついてきた。山頂の気温は20℃ほどで、南西から涼しい風を受けた。視界はうっすらとしていた。小野寺山に向かう途中ではっきりとした雨になった。その雨は**分ほど続いて小止みとなった。下山では天気は持ち直して、またときおり陽射しが現れる天気となった。
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岩瀧寺の手前のあじさい公園ではあじさい祭り
が行われていた
独鈷の滝に向かう前に、あじさい公園の散策を
楽しんだ
アジサイはちょうど見頃だった
白いアジサイもきれいだった 公園の散策を終えて、岩瀧寺へと向かった 道沿いにもアジサイが植わっていた
独鈷の滝へは岩瀧寺を通るコースで向かうこと
にした
前方に岩瀧寺の山門が見えてきた 山門の手前で二体が並んでいる石仏を見た
本堂のそばを通った 本堂の先でミニ四国八十八寺の石仏群に出会った 一体の石仏に陽射しが当たっていた
独鈷の滝への道には、入口にゲートがあった 沢沿いを石畳の遊歩道を登って行く 石仏が並んでいるのをそばに見る
すぐに独鈷の滝が現れた 優美な滝だった 独鈷の滝を離れて石段を登る 石段の途中からも独鈷の滝がすっきりと眺められた
浅山不動尊のそばを通る 五台山登山道に入る 不二の滝の標識もあった 登山道の途中から不二の滝への小径が分かれた
不二の滝への小径に入った 不二の滝は曲線を作って流れていた 登山コースに戻って沢沿い歩きを続ける
登山道からも不二の滝が眺められた 沢に丸木橋が架けられており、対岸に渡った その後は、沢を右へ左へと何度か横切った
岩壁のそばを通ったとき、その上の方を見ると スズメバチの巣を見た ときに沢に下りることもあった
この丸木橋を渡って漸くく沢から離れることに
なった
斜面を登って行く 植林が見られるようになっ
斜面を流れる小さな沢を横切った
一つ岩と名の付く大きな岩が現れた 一度、林道に出た すぐに登山道に入って斜面を登るようになった
植林の中を登るようになった 植林地の登りが続く 小峠に着いた 歩く方向が北から北東に変わった
尾根を登って行く 巻き道を歩くこともあった 周囲はすっかり植
林地だった
主尾根に着いて、左手の五台山を目指す
まだ植林地の中を登った 植林地を抜け出した 五台山の山頂が目前になった

 山頂に着いたとき
 はすっかり暗い空
 だった

   山頂の三角点は二
   等三角点(点名・
   尾ノ寺山)だった
山頂を別の角度から眺めた 左に立つ像は文殊菩薩像だった 西に向かって展望台が作られていた
展望台に立って南から東にかけてを眺めた 視界は悪く、遠方は見えなかった 山頂で佇むうちに細かな雨粒が落ちてきた
安全山からカヤマチ山へと続く尾根を少し大きく見る 北には木々の間から親不知が見えていた
山頂に立つイヌブナを見る 次は南隣の小野寺山に向かうことにした 登ってきた道を引き返す
鞍部に着いたとき、急に雨が強くなってきた 
暫し手頃な木の下で雨宿りとした
10分ほど雨宿りをすると雨が止んできたので
小野寺山を改めて目指した
周囲に増えてきたのはシャクナゲだった 花の
季節には見事ではと思えた

 小野寺山の山頂が
 見えてきた 鞍部
 から5分だった

   小野寺山の山頂を
   見る 方位盤も置
   かれていた

 小野寺山の展望も悪
 くなかった 西に広
 がる山並みを眺める
弘浪山の方向を大きく見る 大井戸山を大きく見る 岩屋山を大きく見る

 北から東にかけてを
 見る こちらも遠方
 は全く見えていなか
 った
北のクロイシ山をよく見る 岩倉山を少し大きく見る 上の写真の右手で高谷山がごくうっすらと見えていた

 南の方向も望ま
 れた

   愛宕山辺りを大
   きく見る
春日町の城山が鷹取山と重なって見えていた 霧山を大きく見る 突然、東からガスが湧き出して瞬く間に視界を閉ざした
ガスがなかなか薄れないので、下山することに
した
シャクナゲの群落を横目に通り過ぎる 鞍部まで戻ってくると、往路の登山道へと入った
下山は気楽にどんどん下った 小峠を過ぎて、植林帯を下る 沢まで戻ってきた
沢沿い歩きを再び続ける 独鈷の滝を遊歩道から眺めた 滝を離れて遊歩道を下って行く 車道はもう近
かった
車道に下り着いた 後は車道を歩いて駐車地点
を目指す
左手に現れたのは夫婦杉だった 岩瀧寺の入口まで戻ってきた すぐ先が駐車地
点だった