◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <北播磨編> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高山 たかやま | 659.6m | 西脇市・丹波市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
猿藪 さるやぶ | 591m | 西脇市・丹波市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天狗山 てんぐやま | 557.7m | 丹波市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 谷川 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2014年7月】 No.2 | 2014-61(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
清水山より 2014 / 4 |
丹波市山南町と西脇市を限る尾根にすっきりとした姿を見せる高山には1997年1月に登っていたが、首切地蔵尊からのコースをごくあっさり登ったためか、あまり印象に残っていなかった。そこで改めて高山を見直したいと考えたのは、2014年の梅雨どきのことだった。前回の登山よりも変化を付けたく、二つの山と組み合わせることにした。天狗山と猿藪で、どちらも尾根続きとなるので、じめじめとした季節ながら無理のないコース設定ではと思えた。向かったのは7月12日のこと。前回と同じく首切地蔵尊の位置を起点にしようと向かったところ、首切地蔵尊の手前に地蔵の森公園があった。そこから始まる高山林道を歩いて行く予定だったので、公園に車を止めることにした。そして高山林道を歩き始めた。雨の日が続いていたが、この日は雲が多いものの青空も見えていた。林道を終点まで歩くと、その先は未整備の山道だった。前日の雨が草木を濡らしており、枝葉を払っているうちに、けっこう濡れてしまった。林道終点から14分ほどで尾根に出た。けやき峠より少し北の位置だった。そこからはまず天狗山を目指した。尾根道を北へと歩いて行く。特に傾斜のきつい所もなく、無難に歩いて行けた。尾根は一本調子の登りでは無く、小さなピークを幾つか越えていくことになった。展望がきかないままだったので、山頂展望に期待することにした。尾根に着いてから天狗山の山頂までは44分。山頂に着いてみると、そこも展望は無かった。周囲の植林が大きくなっており、視界を閉ざしていたためだった。その展望の無い山頂で昼どきを過ごした。天狗山から引き返して、まずはけやき峠で小休止をとった。そこより引き続き南へと高山を目指して登るのだが、最初にけっこうな急坂があった。ロープ張られている所もあり、足を踏みしめてしっかりと登った。100mほど登ると少し傾斜が緩んできたが、まだ緩い坂とは言えなかった。その登りを続けていると、木立が疎らになった所が現れた。そこは尾根の分岐点で、南西方向に向かえば高山で、東に向かえば猿藪だった。先に猿藪に向かおうとしたところ、パートナーは少しお疲れのようで、猿藪はパスすると言い出した。そこで単独で猿藪に向かうことにした。尾根の南面は少し伐採されているようで、ときに猿藪の姿がすっきりと眺められた。それも鞍部が近づくと樹林帯に入ったとめ、展望は無くなった。猿藪へは70mほど下って70mほど登り返すが、特に厳しい所も無く歩いて行けた。そして分岐点から20分で、猿藪の山頂に着いた。山頂も木立が茂っていたものの、部分的に開けた所があり、高山の姿も眺められた。北東方向も少し木が伐られており、多紀アルプスが見えていた。但し、そちらはモヤでうっすらしていた。意外と展望があったことで、すっきりとした気分で引き返した。パートナーと合流すると、いよいよ高山への登りにかかった。この登りでは、左手となる南面側の木が伐られており、西寺山辺りを眺めながら登ることになった。適度な傾斜が続く中で樹林帯へと入った。そのまま山頂かと思っていると、もう一度伐採地が現れ、そこから僅かな距離で山頂に着いた。山頂は樹林に囲まれて展望が無かったので、少し戻って伐採地で休憩とした。尾根の雰囲気は悪くなかった上に、こうして展望も得られて、高山も悪くない山だと、少し見直す気持ちになった。下山は周回にすべく、山頂を通って更に西へと歩いた。その先はほぼ緩い下り坂だったが、何度か小さなピークを越すことになった。標識が点々とあり、行き先として首切地蔵尊が示されていたので、それに従うことにした。山頂を離れてから30分少々、510mほどのピークを越えた先で送電塔(奥多々良木線74番鉄塔)が現れると、そこより僅か先で尾根を離れることになった。その下山の道は巡視路のようで、暫く下ると次の送電塔(73番鉄塔)が現れた。下山コースはその送電塔の手前で分岐しており、そちらで下りを続けると、73番鉄塔から7分で奥山林道に下り着いた。その合流点には「大呂坂口」の標柱が立っていた。もう後は林道を歩いて戻るだけだった。林道歩きを30分ほど続けると、首切地蔵尊の前に出た。その首切地蔵尊についでと言った感じで立ち寄った。新しい石仏も出来たりして、人の訪れは多いようだった。その首切地蔵尊から駐車地点までは数分の距離だった。 (2014/10記)(2020/11改定) |
<登山日> | 2014年7月12日 | 10:30地蔵の森公園駐車場スタート/10:49高山林道終点/11:03尾根に着く/11:47〜12:25天狗山/13:00〜04けやき峠/13:33〜39猿藪分岐点/13:59〜14:14猿藪/14:33〜45猿藪分岐点/14:55〜15:13高山/15:49[74番]番鉄塔/15:57[73番]鉄塔/16:04奥山林道に下り着く/16:34〜38首切地蔵尊/16:42エンド。 | |
(天気) | 午前の空は、雲が多いながらも青空も見られた。山上の気温は25℃ほど。ごく弱い風が吹いており、涼しさがあった。但し、湿度は高かった。午後に入ると薄雲が広がって、ほぼ曇り空となった。視界は少しモヤがかっており、遠方は薄ぼんやりとしていた。 | ||
<< Photo Album 2014/07/12 >> |
---|