◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <西播磨編> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大中山 おおなかやま | 662.2m | No.4 | 姫路市・市川町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
鶴居城山 つるいしろやま | 433m | No.2 | 市川町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 寺前 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2015年10月】 | 2015-92(TAJI&HM) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(大中山) (鶴居城山) | 市川町沢より 2015 / 10 |
この日は播州北部の山を目指して播但道を走っていた。その播但道から目に付くのが七種山塊だが、この日の空は快晴で、尾根はくっきりと眺められた。それを横目に走っていると、市川南ICを過ぎて目に付いたのが鶴居城山だった。いかにも城山らしい姿を目にしたとき、急にに登りたくなった。城山は前回は2009年に登っていたが、その日は曇り空だったこともあり、以前から晴れた日の再訪を望んでいた。また城山から大中山までの縦走路を一度歩いてみたいとの思いも持っていたので、鶴居城山とその背後に見える大中山を登ることに瞬時に予定を変更した。次の市川北ICで播但道を離れると、真っ直ぐに鶴居城山へと向かった。前回の記憶を頼りに城山に近づくと、案内標識が現れた。その標識に従うと墓地が現れ、その入口には城山の案内図が立っていた。墓地に入ると、その広い駐車場に車を止めた。城山への登山コースとしては南コースと北コースの二つがあるようだったが、前回と同じく南コースを登って行くことにした。始めに害獣避けゲートがあり、そこから山頂までは1kmの距離だった。登山道は適度な歩き易さで、良い感じの里山道だった。登るほどに南の方向に七種山と七種槍の姿がすっきりと眺められるようになった。少し坂がきつくなるとロープが張られていたので、子供にも易しく登れるようになっていた。ただ山頂まで何メートルと書かれた標識は年月と共に文字が薄れて、ほぼ読めなくなっていた。山頂が近づくと所々平らな地形が現れて、城跡らしさが出てきた。山頂に着いたのは歩き始めてから45分後だった。秋たけなわとあって、山頂は爽やかな空気に包まれていた。6年ぶりに立つのだが、変わらず展望の良い山頂だった。この日の視界は十分に澄んでおり、東向かいの山並みがくっきりと眺められた。当然、間近の七種山も良く見えていた。但し西から北にかけては樹木が育ったようで、悪くなっていたのは少し残念だった。その山頂にはベンチが多く置かれており、休憩場所としても十分に整えられていた。その佇まいを眺めて、地元に愛されていることが良く分かった。なぜかブランコも作られており、パートナーがさっそく乗っていたが、少し漕ぎ難いとのことだった。城山の山頂でいっとき憩うと、大中山への縦走に移ることにした。城山山頂の一角に標識が建っており、「大中山登山道入口」と書かれていた。それに従って縦走コースに入った。入口辺りこそ少し分かり難かったが、すぐに尾根に出ると後は手頃な歩き易さで進むことが出来た。緩やかに下って緩やかに登り返す形だった。良く整備されているとは言えないものの、少しヤプっぽさがあるのも味があって悪くなかった。ときおり樹林の切れ目があって七種山や福崎工業団地が眺められたが、進むうちに展望は現れなくなり、ただ登山道を歩くだけとなった。コースは常に尾根上を歩くのでは無く、少し尾根を外してほぼ平坦路を歩く感じで進むことも多かった。七種山側から続く主尾根が近づくと、周囲の木々は自然林から人工林に代わり、尾根の傾斜が一気に増してきた。少し道筋が分かり難くなるも目印は常に続いていたので、それを追うようにして登った。しっかりと踏みしめるように登って主尾根に出ると、そこからは北へと歩くことになった。相変わらず樹林に囲まれて展望は無かった。緩やかに歩いた先で少し上り坂になると、前方が少し明るくなった。そこが大中山の山頂だった。明るいと言っても三角点を中心に狭い範囲で開けているだけで、そこも周囲は樹林に囲まれていた。もう昼どきになっていたので、木陰を求めてそこで昼休憩とした。一休みを終えるとやはり展望を求めたくなった。そこで周囲を探ったところ、倒木があったこともあり木々の切れ目から少しは展望を得た。東には笠形山を、北東には高畑山を眺められた。また西斜面を少し下ると雪彦の方向も少し望めて、大天井岳の鋭い姿が眺められた。大中山で一時間ほど過ごすと下山に移ったが、十三回り峠の方向には向かわず、往路を引き返すことにした。但しピストンではなく、城山との中間点辺りまで戻ると、そこから分かれた工業団地へのコースに入った。そちらも縦走路と同様に少しヤブっぽい程度で歩けた。そのまま無事に工業団地に下り着ければと思っていると、次第にシダが登山道に被さり出した。それは気にならなかったが、難儀だったのは蜘蛛の巣が多いことで、数メートルごとに蜘蛛の巣が現れて、ずっと払い除けながら下ることになった。コースとしてはごく緩やかだったため、徐々にしか工業団地に近づかなかった。漸く麓が近づいて植林地に入ったところ、なぜか登山道は不確かになってしまった。 (2015/10記)(2020/9改訂) |
<登山日> | 2015年10月3日 | 9:31墓地の駐車場スタート/9:35害獣避けゲート/9:54四等三角点/10:16〜39鶴居城山/10:52送電塔/11:32市境尾根に出る/11:51〜12:57大中山/13:32工業団地への道に入る/14:30工業団地に出る/14:52エンド。 | |
(天気) | 快晴。雲はほとんど無く、澄んだ青空が広がっていた。尾根の気温は22℃ほど。鶴居城山では弱いながらも涼しい風あって、快かった。視界は十分に澄んでいた。大中山では気温は21℃で、こちらもほんのり涼しい風があった。快晴は終日続いた。 | ||
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