TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
明神山    みょうじんさん 667.8m 姫路市夢前町
 
1/2.5万地図 : 前之庄
 
【2012年1月】 No.8 2012-02(TAJI&HM)
 
    大明神コースにある三角点山の近くより  2012 / 1

 夢前の播磨富士と別名を持つ明神山には何度か訪れているが、少し気になるコースがあった。それは大明神コースと名付けられた、大回りで山頂に近づくコースで、三角点山(点名・西山)を通り、小明神を経由して山頂に立つので、案内板には3時間かかると書かれている。その大明神コースを2012年の正月登山で楽しむことにした。
 朝をゆっくりしたため、夢やかたの手前にある広い駐車場に着いたのは、11時が近い時間だった。駐車場には既に20台ほどの車が止まっていた。今まで見た中で一番多いのではと思えたが、それだけ明神山が人気があると言うことであろう。この日の空は雲が広がっており、青空は僅かだった。冷たい風があって、薄ら寒い日だった。A,B,Cコースに通じる北への道には入らず、走ってきた車道を少し戻って、左手のオートキャンプ場への道に入った。車道はすぐに終わって、その先の林がオートキャンプ場のようだった。その疎らな林の中を歩いて行くと、自然と明神川に架かる堰堤を渡ることになり、渡った先から東の尾根に取り付く登山道が始まっていた。そこが登山口と呼べそうだった。そこから先のハイキングの様子は下の写真日記で見ていただくとして、大明神コースの印象は悪くなかった。コースはアップダウンを繰り返しながら山頂へと近づくもので、展望も悪くなく、次第に明神山が大きくなってくる面白さがあった。また他のコースと同じくこのコースも岩場を何度か歩くが、馬の背のような岩があったり、大岩を巻く所ではロープを伝ったりと、これもけっこう面白かった。ただこの日は天気に関しては良いとは言えず、午後には晴れ間が広がると考えての行動だったのだが、ときおり陽射しが現れる程度で、雲の広がっているときが多かった。山頂では小雪の中で過ごすことになった。大明神コースは、全コースの中で一番時間がかかるとのことだったが、途中の三角点ピークで昼休憩していたこともあり、山頂に着くまでやはり3時間以上かかることになった。それでも下山は一番早く戻れるBコースを歩いので、トータルとしては適度なハイキングとなった。大明神コースは期待以上に面白さがあったので、季節を変えてまた大明神コースを歩きたいと思いながら、駐車場を後にした。
(2012/1記)(2020/10改訂)
<登山日> 2012年1月3日 10:51スタート/11:01大明神コースの登山道に入る/11:12[80番]鉄塔/11:18[81番]鉄塔/12:00〜27三角点山/13:27〜31[549m]mピーク/13:51〜55小明神/14:06〜20山頂/14:39AコースBコース分岐点/15:30堰堤のそば(登山口まで1.2km地点)/15:19エンド。
(天気) 薄曇りの空。ときおり陽射しが現れたが、逆に雲の色が濃くなって、粉雪の舞うこともあった。気温は3〜4℃で、風はあまり受けなかった。視界は少し薄ぼんやりとしており、遠くははっきりしていなかった。山頂は粉雪が舞っていたこともあり、南はまずまず見えるも、北は近くの尾根しか見えていなかった。
<< Photo Album 2012/01/03 >>
駐車場を離れて、北に明神山を見る 曇り空だ
った
車道を戻る形で、東へと歩いて行く 程なく、左手のオートキャンプ場への道に入る
車道はすぐに終わり、後は林の中を抜けて行く 堰堤の上を歩いて対岸に向かう 対岸の林道に出ると、その先が登山口だった
ロープに掴まって急斜面を登って行く 登る途中で、うすうらと陽射しが現れた 80番鉄塔の下を潜る
鉄塔のそばから明神山を見る このとき小雪が舞
っており、うっすらとした見え方になっていた
尾根歩きに移る 北東方向へと緩やかな尾根を歩
いて行く 行く手に次の81番鉄塔が見えている
81番鉄塔を過ぎると、暫く落ち葉で覆われた尾根を歩いた    

 展望岩が現れて、
 その上に立つと、
 東向かいに七種山
 の尾根が望まれた

    薬師峰を大きく見
    る
北にこれから向かう三角点山(343mピーク)
が見えていた
三角点山の右手に見える岩壁が、弁慶岩のよう
だった
尾根歩きを続ける 暫く緩やかな尾根が続いた
シダの茂る所も現れた 尾根ではときおり露岩の上を歩いた 右手にはバードヒルゴルフ場が見えていた

 大きな岩の上を登
 って行く

   岩の上からの展望
   は良かった 東の
   方向を見る
西を見ると、広く明神山の尾根を眺められた 展望岩の先はまたシダが目立ち出した
着いたピークが三角点山(点名・西山)だった 三角点山で昼休憩した後、尾根歩きを続ける 岩に挟まれて登る所があった
この赤い実はカナメモチかも知れない 前方に大岩がたちはだかったが、ここは左手を
巻く
巻いた後は、ロープに掴まって急斜面を登る
    
植林地になっている所を通った やや急斜面を登って、次第に高度を上げて行く 明神山が見上げるようにして眺められた

 伐採地が現れた
 登山コースはネ
 ット沿いに続く

  伐採地では北か
  ら北東に展望が
  あった
          
549mピークへと急坂が始まった 急坂の途中で大岩を見る ロープを掴んで549mピークに近づく
   
549mピークに着く 前方に鋭いピークを見る 見えていたのは山頂では無く、小明神だった 緩く下った後、小明神への登りが始まる
    

 この登りでも大きな
 岩が現れた


    小明神(610m)に
    着いた
暫く見えていなかった山頂が、ここに来て望ま
れた
鞍部を通過する 山頂へと急坂登りが始まった
岩尾根を登るようになる 雪の残る所が現れた ようやく山頂が目前になった

 明神山の山頂に
 着く 小雪の舞
 う山頂だった

   正月らしく山名
   表示に注連飾り
   が付けられてい
   た
  
山頂に置かれた祠を見る 山頂より北の方向を見る 雪雲が広がっており、近くの山しか見えていなかった
東の七種山塊を見る こちらも北から黒い雪雲が広がろうとしていた 左の写真の七種山を大きく見る
山頂は西に一段低い所が広場になっている 山頂滞在は15分だけ 早く下ろうとBコース
に向かう
木の根が這う所を通る
急坂が続くので、ロープに掴まって慎重に下る A、Bコースから馬谷コースが分かれる 落ち葉が積もって、滑り易い所があった
新展望岩に着いて、岩谷池を見る AコースとBコースが分かれる 左のBコースへ 植林地の急斜面を下って行く
急斜面を下りきると沢筋を歩くようになった 長滑らを下る 下りきった位置が五合目だった 堰堤の見える位置まで下りてきた 
堰堤の先から車道を歩く 右手に岩屋池が現れた 岩屋池の土手に立って、湖面に映る明神山を見る 前方に駐車場が見えてきた