TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
明神山    みょうじんさん 667.8m 姫路市夢前町
 
1/2.5万地図 : 前之庄
 
【2015年5月】 No.10 2015-46(TAJI)
 
    Auコースの尾根より  2015 / 5

 前年の2014年8月にAコースから登ったが、西の丸を越えて六合目までは良かったのだが、その先で突然のごとく大雨に遭ってしまった。集中豪雨のような雨で、山頂に向かうことは諦めざるを得ず、七合目からBコースで下山したものだった。そこで改めて明神山の山頂の立とうと向かったのは、9ヶ月後の2015年5月のことだった。この日は快晴だった。午前中に登ってしまおうと朝の7時過ぎに夢やかたの駐車場に着いたとき、何とカメラにSDカードを入れていないことに気付いた。そこで大慌てでコンビニへ向かうことになったのだが、30分ばかりロスをしてしまった。それでも7時40分に歩き始めることが出来たのは幸いだった。この日はAuコースを歩くことにした。初めて歩くコースだった。Auコースはコテージのそばから始まっており、遊歩道と名付けられていた。山頂から見て南南西に延びている尾根を登るのだが、始めは巻き道で、途中から尾根に取り付くことになった。新緑の美しい季節とあって、新緑を愛でながらゆっくり登った。そして播磨線77番鉄塔に着いて一息入れたとき、左腕に違和感を覚えた。半袖姿で歩いていたのだが、左腕に山ヒルが一匹貼り付いていた。すぐに剥がして他にいないかと探ると、右足と左足にも一匹ずつ貼り付いていた。明神山の山ヒルと言えば前回の下山時にもBコースで何匹もの山ヒルに貼り付かれていたことを思い出した。Auコースは尾根コースなのであまり山ヒルの心配はしていなかったのだが、ちょっと不用心だった。どうやら山裾辺りでやられたようだった。まだ山ヒルの心配があったので、それ以降は足下に注意しながら登ることになった。そのことを除くと尾根歩きは順調で、新緑の美しさを楽しみながら登った。ときおり現れる露岩地歩きも面白かった。急坂の天狗坂を登り、その先でまた急坂の滑り坂を越すとAコースと合流した。そして西の丸に着いた。前回と同じコースを歩くようになったのだが、美しい新緑のおかげで新鮮な気持ちで歩けた。足下も77番鉄塔で確認して以降は、山ヒルの貼り付きは無かった。夢展望岩が現れて南の風景を楽しむと、七合目でBコースと合流した。その先で気合い坂と名付けられた長い急坂が始まった。やはりこの急坂があって、明神山に登っていることを実感出来た。山頂に着いたのは歩き始めてから1時間と50分、七合目からだと22分後だった。まだ9時半だったが、既に5人ばかりのハイカーが憩っていた。気温はもう20℃を越えていたものの、空気はからっとしており清々しさがあった。その空気感の中で山頂展望を存分に楽しんだ。山頂で50分ほど過ごすと、下山はCコースを山下ることにした。Cコースは山頂から南へと始まっており、登ってきたA,Bコースと同様に山頂近くは急坂だった。そして露岩地があり展望もありと、Aコースと同様に楽しく歩けるコースだった。そのCコースは明神山でも人気のコースなのか、大勢のハイカーとすれ違った。10人以上のグリープとも何組かすれ違った。天気は昼が近づくにつれて薄雲が増えてきたようで、それと共に視界もうっすらとしてきたので、午前の早い時間に登っていたのは正解だったようである。麓に下り着くと気温は25℃を越えており、初夏を思わせる暑さになっていた。駐車場は何十台もの車で、ほぼ満車状態になっていた。
(2015/6記)(2020/10改訂)
<登山日> 2015年5月17日 7:41夢やかた駐車場スタート/Auコースを登る/8:07播磨線77番鉄塔/8:39西の丸//9:08七合目/9:30〜10:20山頂/Cコースを下る/10:38地蔵岳/11:27Cコース登山口/11:31エンド。
(天気) 快晴。尾根の気温ははじめ17℃だったが、次第に上がって山頂では20℃を越えていた。涼しい風があり、爽やかさがあった。視界はまずまず良かった。麓に下りて来ると、気温は26℃まで上がっていた。
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朝の空は快晴だった 明神山の上に雲は無かっ
Auコースを目指してコテージ村の方向に歩い
て行く
コテージ村のバーベキュー場はゴミが散乱して
いた
コテージ村の階段を登った その先は遊歩道だ
った
遊歩道が二手に分かれた 右手がAuコースだ
った
巻き道で尾根に向かった 新緑がまぶしかった
新緑を愛でながら登るのは楽しかった 尾根に出る ベンチが置かれているのを見た 尾根から明神山がすっきりと眺められた
易しい尾根歩きだった 尾根に建っていたのは播磨線77番鉄塔だった 少し進むと「ゴジラの背」と名付けられた露岩
が現れた
露岩からは東の方向がすっきりと眺められた 左の写真に写る七種山の尾根を少し大きく見る
天狗坂と名付けられた急坂が現れた 右手前方に明神山を見る 一度、尾根が緩やかになった
モチツツジは萎むものが多かったが、見頃もあ
った
三つ岩をトラバースした また急坂が現れた 滑り坂だった
五合目に着いて、ここでAコースと合流した 五合目から明神山を眺めた Aコース歩きとなった

 420mピークに
 着くと、そこは西
 の丸と呼ばれてい
 た

   西の丸からは明神
   山の山頂がちらり
   と見えていた
西の丸からは北へと向かう 緑の美しさが増してきた 六合目に着いた 新緑の季節を実感出来る尾根歩きだった
「夢展望岩」に着くと、そこは展望地だった 南の方向が広く眺められた

 上の写真に写る大
 倉山を大きく見る


   棚原山から谷山へと
   続く尾根を見る

 南東方向に畑山を
 見た


  畑山の尾根を少し大
  きく見る
緑の美しい尾根歩きを再開した 山頂を見上げるようにして眺めた 七合目に着いてAコースとBコースが合流した
ロープに沿って登っていると新展望岩が現れた 新展望岩からは足下に岩屋池が眺められた 八合目に着いた 馬谷コースが合流する
急坂を登って行く 気合い坂だった 気合い坂の途中で九合目が現れた 山頂が間近になった

 山頂に着いた

 上空は青空が広
 がっていた

 山頂に置かれた
 祠のそばに立っ
 た
山頂は好展望地だった 西から北にかけてを眺める
那岐山の方向を大きく見る 水剣山から黒尾山にかけてを眺める
北西から北東にかけてを眺める
雪彦山の尾根を大きく見る 左の写真に写る大天井岳を大きく見る
高畑山から笠形山にかけてを大きく見る 高畑山を大きく見る
東から南にかけてを眺める

 京見山の彼方には
 ごくうっすらと男
 鹿島が見えていた

   祠のそばに三等三
   角点(点名・明神
   山)を見る
山頂で咲いていたのはジャケツイバラだった 下山はCコースを下ることにした いきなり急坂が続いた 八丁坂だった

 植林地を通るこ
 とがあったが、
 長くは続かなか
 った
 

 地蔵岳と名付け
 られた小さなピ
 ークに着いた
この尾根も緑が美しかった ときおり展望も現れた 東に七種山の尾根を見る 尾根に露岩がよく現れた

 五合目に着いた

 また露岩地が現れ
 て、渡り終えたと
 きに明神山を振り
 返った
緩やかな尾根を下って行く この尾根でもモチツツジの花を良く見た 木立の隙間から岩屋池を見る

 この露岩からは西
 にAuコースの尾
 根が望めた

   後ろを振り返ると
   明神山がすっきり
   と眺められた
「観音様の腰掛岩」が現れた 腰掛岩からは南の方向が広々と眺められた 二つの池が見えており、左手は明神池で右手は岩屋池だった
立つ位置を変えて岩屋池をすっきりと眺めた 優しげな雰囲気の中を歩いた 屏風岩を見上げる

 尾根を離れて岩屋
 池に近づくコース
 に入った そちら
 がCコース登山口
 だった

 コースの途中で右
 手に分かれたのは
 観音滝への道だっ
 た

 真っ直ぐ下ればC
 コース登山口だっ
 た

 車道に出て、Cコ
 ースの登山口を振
 り返った
登山口の近くから明神山を眺める 駐車場へと戻って行く 朝と違って、駐車場は多くの車で埋まっていた