TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
明神山    みょうじんさん 667.8m 姫路市夢前町
 
1/2.5万地図 : 前之庄
 
【2018年1月】 No.11 2018-02(TAJI)
 
    Cコースの尾根より  2018 / 1

 2018年の新年登山は例年のごとく近くの山で済ますことにしたが、その候補が明神山だった。ところが新年に入ってみると、元旦よりも2日の方が天気は良さそうだった。そこで予定をあっさり変更して、元旦は瀬戸内海側に面した別の山を登ってしまった。そして正月二日目に入って明神山に向かった。パートナーは年末から風邪を引いており、単独行だった。「夢やかた」の広い駐車場に着いたのは9時半過ぎだったが、すでに10台以上の車が止まっていた。新年登山として明神山に来た人は多いようだった。この日予定していたコースはオーソドックスなもので、往路は一番早く登れるBコースを、復路は一つ尾根を変えてCコースでと考えていた。そこで岩屋池のそばを通ってBコースに入った。そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧下さい。車の数が多かったので登山道ではけっこうハイカーと出会うのではと思っていたのだが、違うコースを歩いているのか往路のBコースで出会ったのは下山の一人と途中で追い抜いた二人のみだった。冬場とあってひんやりとした空気が快く、休憩をとる必要も感じず休まず登ると、駐車場から1時間少々で山頂だった。その山頂には誰もおらず、ちょっと拍子抜けしてしまった。それも程なくCコースから登ってきたグループが到着して、賑やかな山頂になった。ところで麓では快晴だった空が登るほどに雲が増えて、山頂に着く頃にはすっかり黒い雲に覆われてしまった。おまけに小雪もちらつきだした。南の方向は良く見えていたものの、北の空は雪雲が広がっており、雪彦の峰々はその雪雲に隠されていた。これはいかがなものかと思っていると、山頂で休むうちに徐々に青空が現れて、暫くすると陽射しを受けるようになった。北の峰々も姿を現してきた。おかげでけっこう山頂展望を楽しめた。この日の視界は澄んでおり、瀬戸の島々がはっきり見えていた。30分ほどの休憩を終えると、下山は予定通りCコースに入った。そちらでは何人かのハイカーとすれ違った。CコースはBコースと比べると展望が良く、また露岩地も多くあるので、山歩きとしてはCコースの方が面白いように思えた。この下山では尾根を離れると観音滝への道に入って、観音滝に寄り道した。滝見小屋もあって滝を見る環境は整っていたが、水が少なくなる冬場とあって滝の水量はごく僅かだった。ちょろちょろと落ちるのでは滝としての風情は感じられなかった。そこからはBコースへの近道に入ってBコースに合流すると、後は岩屋池のそばを通って駐車場へと戻った。
(2018/2記)(2020/3改訂)
<登山日> 2018年1月2日 9:36駐車場スタート/Bコースを登る/10:19七合目/10:40〜11:13山頂/Cコースを下る/11:30地蔵岳/12:14尾根を離れる/12:28観音滝/12:48エンド。
(天気) 快晴の中を登り出すも、徐々に雲が増えてきた。山頂に着いたときはすっかり曇り空で、ときおり小雪が舞っていた。山頂の気温は5℃で、冷たい風を受けた。山頂で休むうちに青空が広がってきて、空の半分までになった。視界は澄んでいた。下山中は雲は多いながらも、まずまずの晴れだった。
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夢やかたの駐車場に着くと、既に多くの車が止まって
いた
正面に明神山を見ながら歩いて行く 左手に見えたのはコテージ村だった

 Cコースが右手に
 分かれた


  岩屋池に着くと湖
  面が明神山をきれ
  いに映していた
湖面に映る明神山を見る 岩屋の池の横を通って明神山に向かう 観音滝に通じる道が分かれた
周囲は植林地となり、コースも山道の雰囲気となった 沢に沿って登って行く B−2地点を通過する 沢に架かる小橋を渡った
植林地の中を登って行く また沢沿いを歩いて行く 沢はなめになっていた 沢筋が不確かになってきた
再び植林地の登りだった 七合目を通過した ここでAコースが合流する 露岩を登ることがあった
傾斜が強くなってロープを見るようになった 八合目では馬谷コースが合流した 急坂が続くようになった
ロープを掴んでの登りが続いた 天気は急速に変わって、小雪がちらつくようになった 山頂が間近となって、岩が多くなってきた
山頂が見えてきた 山頂に着いた 入れ替わりだったのか誰もいなかった すっかり薄黒い雲が広がっていた
山頂には小さな祠が置かれていた 祠のそばで大きく削られた三角点を見た 上の写真を大きく見る 笠形山がうっすら見えていた
休むうちに北西方向に陽射しが現れるようになった ガスも薄れてきた 左の写真に写る高徳山を大きく見る
上の写真に写る水剣山を大きく見る 高丸に当たる陽がどんどん広くなった 上空に青空が戻って来た

 陽射しを受けるよう
 になり、すっかり明
 るい山頂となった


   一番高い位置に立
   って、南東方向を
   眺めた

 ガス雲に隠され
 ていた北の山並
 みが現れてきた


   大天井岳に光が
  当たった
東に見えていたのは七種の山並みだった 七種山を見る その背後の笠形山は見えなくなっていた

 南方向は比較的遠く
 まで見えていた

 上の写真に写る善防
 山から畑山にかけて
 を大きく見る
善防山の辺りを大きく見る 志方城山の辺りを大きく見る 高御位山の辺りを大きく見る
書写山の方向を見る 男鹿島の方向を少し大きく見る
下山はCコースへ 山頂から真南に下ることになった いきなりロープを掴んでの急坂だった 急坂が終わって、ゆったりと歩けるようになった
Bコースと違ってこちらは自然林の尾根だった 緩やかな上り坂になることがあった 地蔵岳に着いて山頂方向を振り返った

 露岩地を歩くよう
 になった


  展望が現れて南東
  方向を眺める
露岩地を歩くことが多くなった 普通に歩ける所もあって、けっこう気楽に下った くじら岩の名の通りの長い露岩地を歩く

 くじら岩から
 山頂を望んだ

 足下に岩屋池を
 見ることがあっ
 た

 一度、明神山がすっき
 りとながめられるとき
 があった
観音岩に着いた 観音岩からは岩屋池が良く見えていた 岩の隙間を通って下りを続ける
露岩地歩きが減ってきた 屏風岩の前を通った 尾根を離れることになった
観音滝への道が分かれたので、そちらに入った トラバース道を歩いて行く 樹林帯を抜け出たとき、屏風岩を見上げた
観音滝の下に着くと、滝見小屋が建っていた 観音滝を見上げた パラパラと落ちる程度で迫力は無
かった
滝の右手の岩壁に何かが付いていた
スズメバチの巣のようだった 滝のそばを離れるとBコースへの近道に入った 遊歩道入口の鳥居が見えてきた
車道に出て鳥居を振り返った 岩屋池に戻って来ると、湖面は風で揺れていた 駐車場が見えてきた 朝より車が減っていた