TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
明神山    みょうじんさん 667.8m 姫路市夢前町
 
1/2.5万地図 : 前之庄
 
【2020年11月】 No.13 2020-189(TAJI&HM)
 
    岩屋池より  2020 / 11

 11月中旬となると播州の山々は紅葉の見頃を迎えるが、その紅葉を楽しもうと快晴の18日に向かったのは明神山だった。10時前に夢やかたの駐車場に着くと、平日にもかかわらず既に20台ほどの車が止まっていた。そのうちの半分はハイカーの車としても既に10人以上は先に登っているように思われた。明神山の登山コースとして一般向きはA,B,Cの三コースがあるが、自然林の尾根を楽しむにはAコースが良かろうと、久々にAコースを登ることにした。そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。山裾はまだ青々とした木もあったが、中腹辺りまで登ると期待通りに見頃の紅葉が見られた。但し2020年の紅葉はどの山も赤さは少なく茶枯れたような色合いが多く、明神山でも同様だった。それでも鮮やかに色付いた木を見ることもあった。このAコースはCコースと同様に露岩地を歩くことが多くあり、その一つには「マンモスの背」の名が付いていた。露岩地を登るようになると後方に展望が現れるも、晴天続きのためか紗がかかったような視界になっており、遠方は判然としなかった。西の丸に着いて一休みとした。その西の丸からは木々の隙間からだったが明神山が見えており、意外ときれいに色付いていた。ただ山頂付近は落葉が進んでいた。西の丸からは山頂に向かって真っ直ぐ歩くことになり、小さなアップダウンはあるものの易しい尾根歩きだった。その南尾根も色付きは見事で、紅葉に関してはこの日のハイライトと言えそうだった。大熊の頭を過ぎ夢展望岩で少時展望を楽しむと、その先が七合目でBコースに合流した。そこはまだ標高460mの位置だったので、山頂まで200mほどの急坂登りがその先で待っていた。山頂に着いたのは12時前で、駐車場から100分かかっていたので、AコースはBコースと比べると、ちょうど良いコースタイムと言えそうだった。山頂には予想していた通り10人ほどのハイカーがいて賑わっていた。山頂は陽射しを受けていると少々暑さを感じたので、木陰で休憩とした。快晴ながらも視界はうっすらとしていたので、ひたすらのんびりと休むことに集中した。その山頂で30分ほどの休憩を終えると、下山は早く戻ろうとBコースを下った。こちらはほぼ植林地帯を下るとあって紅葉の風情を楽しむことは出来なかったが、最短距離で戻るとあって1時間とかからず岩屋池のそばに出てきた。そしてこの日一番の紅葉がその先で待っていた。近くに別荘風の一軒家が建っていたが、そこの住人が植えたと思われるカエデの木々が鮮やかな茜色で色付いており、見事としか言いようがなかった。
(2020/12記)
<登山日> 2020年11月18日 10:00夢やかた駐車場スタート/10:04ABコース分岐点/10:30マンモスの背/10:41〜46西の丸/11:02〜06夢展望岩/11:18七合目(ABコース合流点)/11:41〜12:14山頂/12:31七合目/12:53B−2地点/13:07岩屋池/13:15夢やかた駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は見なかった。但し少しうっすらとした青空だった。山頂の気温は19℃で、風はほとんど無かった。視界は少し濁っており、紗がかかったような見え方で、遠方は判然としなかった。
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平日にもかかわらず、夢やかたの駐車場には多くの車
が止まっていた
明神山に向かって舗装路歩きでスタートした 三つの
案山子が出迎えてくれた
左手にコテージ村を見る
Aコースの道に入った 別荘風の一軒家が紅葉に包まれていた その一軒家の前を通って行く
標識に従って橋を渡った 登山口に着くと、山頂まで2160mだった 自然林の登山道を登って行く
尾根筋をしっかり登るようになった 送電塔(播磨線78番)に出会った 自然林の尾根を登って行く
前方のピークは西の丸だった 自然林の紅葉が進んでいた 大黒岩を登る
大黒岩の上から後ろを振り返った ロープが張られている所を登る 露岩地が点々と現れた
周囲の山肌が紅葉していた 「マンモスの背」を登る 背後に展望が広がった
達磨岩を通過した 紅葉に染まる明神山を見る 紅葉の尾根を登って西の丸に近づいた

西の丸に着いた

ここからは山頂の
方向に向かうこと
になる

西の丸からは明神
山の山頂がちらりと
望めた
山頂へと向かって行く 易しい尾根歩きだった 次のピークには「大熊の頭」の名が付いていた 尾根の紅葉は見頃だった
六合目に着いた 山頂まで1150mだった ずっと緩やかな尾根歩きが続く 展望地が現れた 夢展望岩の名が付いていた
南東から南にかけてが広く眺められた 夢やかたと駐車場が見えていた
尾根歩きを続ける 前方に山頂をはっきり見ることがあった 周囲の紅葉が艶やかさを増してきた
頭上の紅葉を見る 七合目に着いてBコースと合流した 少し歩くと急坂が始まった ロープを掴んで登った
八合目で馬谷からのコースが合流した 急坂でも紅葉が目を楽しませてくれた 鮮やかな黄葉も見た
急坂が続くが、「気合い坂」の名を見た 九合目の標識を見る 急坂のまま山頂に近づいた
山頂が目前になった 快晴の明神山山頂に立った
山頂の祠を間近で眺めた 大きく削られている三等三角点(点名・明神山)を見る 少し離れた木陰で多くのハイカーが休んでいた
山頂から北の方向を眺めた この日はややうっすらとした視界とあって、遠方ははっきり見えなかった

東の方向を見る

同じく遠方はうっ
すらしていた
笠形山もうっすらとしか見えなかった 上の写真の右手となる南の方向を見る
30分ほどの休憩の後、往路を戻って下山とした 頭上でカエデが色付いていた 再びロープを掴んで、急坂を下る
八合目まで戻ってきた 急坂が緩んできた 七合目からはBコースに入った
Bコースに入ると、暫く植林地の中を下った 六合目標識を見る 沢筋を歩くようになった
沢がナメになっている所は落ち葉に覆われていた 小橋を渡った B−2地点まで戻ってきた
道幅が広くなってきた 林道をあるくようになった 右手に見えてきたのは明神池だった

林道の木々も色付
きが進んでいた

岩屋池の土手に出
ると、標神山の姿
が湖面に映ってい

見事なカエデの紅葉が始まった そこは朝に通った別荘風の家の位置だった イチョウの落ち葉が地表に広がっている所を通った
前方にコテージ村が見えてきた 駐車場が見えてきた 駐車場のそばから明神山が見えてきた