2022年も年の瀬が迫ったとき、しっかり足を使いたくなった。近場でと考えたとき明神山が思い浮かんだ。前日の28日が仕事納めで、正月休みに入った最初の日、29日に向かった。手っ取り早く山頂に立てるBコースをピストンすることにした。夢やかたの広い駐車場に着くと、登山者のものと思われる車が既に10台ほど止まっていた。何度も登っているBコースでもあるので、その様子はここには記さず、下の写真帳をご覧いただきたい。Bコースは滑滝の先からは植林地が続くことになるので、味わいとしては他のコースよりも少し劣ると思えるが、何と言っても最短時間で山頂に立てるので労力としては一番少ないと思っていた。そのBコースをいざ登ってみると急坂が多いことでけっこう厳しいコースに感じられた。どうやら加齢と共に体力が落ちてきたためのようで、Bコースも厳しかったのかと認識を新たにすることになった。それも山頂に着いて大展望を楽しんでいる間に、その認識もすぐに薄らいでしまった。この日の視界は澄んでおり、瀬戸の島々もくっきりと見えていた。それに気を良くして、下山はアップダウンの多いCコースを下ることにした。この選択は良かったのか悪かったのか。Bコースと比べると自然林の尾根を下るとあって、尾根の雰囲気は良く展望も楽しめたのだが、何度とあるアップダウンは膝には悪いようで、観音岩辺りまで下ってきたときは膝が痛み出していた。南南東尾根を離れて麓への支尾根に入ったときは、膝をかばいながらの歩き方になってしまった。それでも岩場歩きの面白さを味わえたので、結果として明神山を楽しめたのは確かだった。
(2023/1記) |