TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波 
 
八ヶ尾山    はちがおやま 677.5m 丹波篠山市
 
 
1/2.5万地図 : 但馬竹田
 
【2020年4月】 No.2 2020-61(TAJI&HM)
 
   丹波篠山市小田中より  2020 / 4

 このところ4月になるとヒカゲツツジが咲く丹波の山を登っており、2020年は八ヶ尾山を訪れることにした。ただ例年なら四月の中旬以降で目指すのだが、2020年は暖冬の影響でどの花も開花は早いようだった。そねためヒカゲツツジも早く咲き出すのではと考えられて、4月10日といつもより10日ほど早く丹波に出かけた次第だった。
 丹波篠山市に入り、国道173号線を北上していると、桜並木が満開で迎えてくれた。これで上空に青空が広がっておれば言うこと無しだったが、この日の空は晴れとは呼べるものの雲の多い空だった。程なく見えてきた八ヶ尾山の上空も雲が広がっていた。国道173号線を離れて小原集落に入ると、山裾を走る林道に向かった。林道に入って西へと向かって行くと、八ヶ尾山のほぼ真南の位置まで来たとき、小さな登山口標識が現れた。「八ヶ尾つまご坂登山口」とあり、そばに2台分ほどの駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。登山口には小さな祠が置かれており、そのそばを通って登山道に入った。細々とした登山道だったが、ヤブの感じは無くスムーズに登って行けた。登るほどに満開のコバノミツバツツジやアセビを見るようになった。またときおり満開のタムシバを見た。少し残念なのは青空が広がらないことで、空の七割ほどを雲が占めていた。そのため陽射しを受けている中で眺めることは少なかった。登山道は急坂部分は無いものの緩やかな所も少なく、傾斜としてはややきつめで続いた。ヒカゲツツジが現れたのは尾根が緩やかになって山頂が近くなってからだった。それでもほぼ満開の姿になっていたのは良かった。ただやはり時期が早かったのかヒカゲツツジの木は少ないようだった。山頂に着いたのは登山口から55分後だったので、やはりつまご坂コースは八ヶ尾山への最短コースのようだった。その八ヶ尾山の山頂は広く開けており、視界を妨げる木々はほぼ無かった。おかげで360度と言っても過言でない眺望があり、その上この日の視界は澄んでいるとあって申し分のない展望を楽しめた。その山頂に着くのを待っていたかのように上空は青空が広がり出して、暖かい陽射しの中で過ごせることにもなった。昼食後は西の方向へと尾根を歩いて四十八滝側に下ることも考えていたのだが、展望を楽しんでいる間にまた雲が広がってきた。その空を見て尾根歩きを続ける気持ちが萎んでしまった。そこで下山はあっさり歩いてきた道を引き返すことにした。そして再びヒカゲツツジやコバノミツバツツジを愛でながらつまご坂コースを戻って行った。
(2020/10記)
<登山日> 2020年4月10日 10:52つまご坂コース登山口スタート/11:47〜12:21山頂/13:10つまご坂コース登山口エンド。
(天気) 晴れとは言えるものの雲の多い空で、上空は雲が広がっていた。ただときおり青空も広がって陽射しを受けた。山頂に着いたときは広く青空が現れていた。その後は雲の広がることが多かった。山頂の気温は木陰で7℃ほどだったが、陽射しの下では10℃以上には感じられた。但し風が冷たく強かった。視界は澄んでいた。
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(←)
小原集落から山裾
の林道を進んで、
つまご坂コースを
登り出した

 (→)
  登山口の標識を見
  る
登山口の近くに小さな祠を見る 自然林の中を登って行く アセビの花を見た
尾根を登るようになった 満開のコバノミツバツツジを見るようになった 登山道は適度な登り易さだった
左手前方に山頂を見るようになった 満開のコバノミツバツツジが続いた 岩場のそばを通った
山頂に陽射しが当たっていた 振り返ると南向かいの尾根が眺められた 満開のタムシバを見る

南に展望が現れて
弥十郎ヶ嶽を見る

猛虎岩のそばを通った

尾根の傾斜が緩ん
で、易しく歩ける
ようになった

東向かいの岩尾峰
が望めた
漸くヒカゲツツジの花を見た ヒカゲツツジの花を大きく見る 前方に山頂を見る
一度消えていた陽射しが、また現れてきた 明るい陽射しの中でアセビの花を見る 尾根は緩やかに続いたが、ヒカゲツツジは見なかった
思案岩のそばを通った 傾斜が増してくると、山頂は間近になった 山頂に着いた 着いたときは薄暗かったが

山頂に着いて程な
く陽射しに包まれ


視界を遮る木々は
無く、素晴らしい
展望地だった
山頂の一角に八ヶ尾水分神社の小さな祠を見た 三等三角点(点名・大芋1)は大きく削られていた 山頂では見事な満開のアセビを見た

まずは南西から西
にかけてを眺めた

三嶽の姿が大きか
った

上の写真の左手と
なる、南西から南
にかけてを眺める

上の写真の左手と
なる、南から東に
かけてを眺める

上の写真の左手と
なる、東から北東
にかけてを眺める
上の写真の左手となる北東から北西にかけてを眺める
上の写真に写る鹿倉山を大きく見る 鹿倉山の右手後方には親不知が見えていた 三岳山の姿を大きく見る
大江山を大きく見る 三峠山を大きく見る 地蔵山と愛宕山の並ぶ姿を見る
半国山を大きく見る 深山を大きく見る 小金ヶ嶽と三嶽の並ぶ姿を見る

(←)
弥十郎ヶ嶽の方向
を大きく見る

 (→)
  白髪岳の方向を大
  きく見る
白髪岳の右手を見る 山頂から国道173号線の桜並木を見る 下山は歩いてきたコースを引き返すことにした
始めは少し傾斜がきつかった 緩やかな尾根歩きとなった タムシバの花を見る
下山では明るい中でヒカゲツツジを見た ヒカゲツツジを間近で眺めた どんどん南へと下って行く
コバノミツバツツジの回廊となった 登山口が近づいた 林道が見えてきた そこが登山口だった