TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波の山 
 
三国ヶ嶽    みくにがだけ 697.7m 丹波篠山市・三田市
 
1/2.5万地図 : 福住
 
【2023年12月】 2023-229(TAJI&HM)
 
   三国ヶ岳より  2023 / 12

 丹波篠山市と三田市を限る境界尾根上に二つの三国ヶ岳があり、地図に載っているのは三田市母子地区の北にある三国ヶ岳だが、丹波篠山市は後山地区の南側にある698mピークも三国ヶ嶽と呼ばれている。但しこちらは「岳」でなく「嶽」の字が使われている。その二つの三国ヶ岳を登ろうと向かったのは2023年の年末、会社の御用納めが終わった翌日の12月28日だった。先に後川の三国ヶ岳に向かった。地図では無名峰ながら三田市の最高峰でもあった。国道372号線を走って丹波篠山市に入ると、小枕交差点で県道49号線に入った。県道49号線は市境越えの道で、三田市に入ると母子小学校の前を通って永沢寺に向かうことになった。永沢寺の霊園前を通り南へと上り坂に入ったときに現れたのが花の里展望休憩所で、そこに数台分の駐車スペースを見たので、そこに車を止めてハイキング開始とした。市境尾根に取り付こうと県道49号線を南へと歩いて行く。上り坂の道でその上り坂のピークに着いたとき、左手に作業道を見た。そこが市境尾根に一番近く、登山口と言っても良さそうだった。少し作業道を歩くと山道が現れて、後はその山道を辿った。すぐに市境尾根を歩くようになり、ごくスムーズに三国ヶ嶽に向かうことになった。道ははっきりしており、傾斜も緩やかだった。その山道がはっきりしなくなっても目印テープや矢印の標識が斜面に点々と続いて、無理なく尾根筋を追えた。ヤブの箇所も無くスムーズな登りが続いた。但し周囲は植林を主体とした樹林が続き、展望は全く無かった。その緩やかな尾根歩きのまま山頂に到着した。山頂もすっかり樹林に囲まれていた。三等三角点(点名・天上畑)があるだけで何の変哲も無いピークにがっかりするところだが、三国ヶ嶽には山頂近くに天狗岩があり、そこが好展望地であるとネットで紹介されていたので、すぐに天狗岩に向かった。その天狗岩は東尾根上にあるようだったが、地図を見なくともテープの目印があってスムーズに向かって行けた。やや急坂を下ると少し登り返すことになったが、その辺りが岩場になっており、どうやらそこが天狗岩のようだった。南に向かって六甲連山まで見える展望が現れると、その先が更なる展望地で北に向かって多紀アルプスがすっきりと眺められた。東の方向も展望があり、大阪府の深山や大野山が一望出来た。その位置で昼休憩とした。この日は木陰こそ肌寒かったが、岩場の陽当たりは良く、暖かい陽射しを浴びながらの休憩だった。休憩を追えると山頂へと引き返した。山頂に戻っても足を止めず、すぐに下山に移った。山頂付近は尾根筋がはっきりしないため、ひたすら目印テープを追って下った。山道が現れると後はごく気楽に登山口へと戻った。天狗岩あっての三国ヶ嶽だと思いながら駐車地点に向かった。
(2024/2記)
<登山日> 2023年12月28日 11:24花の里展望休憩所スタート/11:30登山口/11:52〜12:01山頂/12:10〜47天狗岩/12:56山頂/13:23登山口/13:29花の里展望休憩所エンド。
(天気) 快晴。薄い青空だった。山頂の気温は8℃。少し風があったが、冷たさは少なかった。陽射しは十分に暖かかった。視界は悪くないものの、遠方はややうっすらしていた。快晴。薄い青空だった。山頂の気温は8℃。少し風があったが、冷たさは少なかった。陽射しは十分に暖かかった。視界は悪くないものの、遠方はややうっすらしていた。
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永沢寺の前を通り
過ぎて南へと向か
い出したとき、花
の里展望休憩所が
現れた

展望所の前に駐車
とした

展望所だけに展望
は良く、永沢寺の
方向が眺められた
県道を南の方向へと歩き出した 上り坂だった 上り坂の頂点まで来ると、左手に作業道が始まっていた そこが登山口と思えて、作業道に入った
作業道を歩いて行く 作業道から分かれた登山道に入った 三田市と丹波篠山市との境界尾根を歩くようになった
はっきりとした登山道だった その登山道がはっきりしなくなると、赤い矢印を見た 左の写真に写る矢印を大きく見る 矢印に従って歩いた
赤テープを追って歩いた 急坂は無く、ずっと緩やかな地形だった なだらかなままに山頂が近づいた
山頂に着いた 開けてはいたが周囲は樹林が囲んでおり、展望は無かった 三等三角点(点名・天上畑)を見る
山名標識が付けられていた 周囲の樹林を眺めた 天狗岩に向かうことにした テープを追って東尾根に入った
鞍部まで下りてきた 上り坂に入ると、岩場を登るようになった 展望も現れた その辺りが天狗岩のようだった
展望地で休憩とした

西ヶ嶽から八ヶ尾
山までを眺める

上の写真の右に続
く尾根を見る
弥十郎ヶ嶽の右手は深山だった 左の写真に写る深山を大きく見る
深山の右手に大野山を見る 三国ヶ嶽からはさほど離れていなかった 大野山の山頂を大きく見る
深山の山頂を大きく見る 弥十郎ヶ嶽の尾根を少し大きく見る
西ヶ嶽と三嶽の並ぶ姿を見る 振り返って三国ヶ嶽の山頂を眺めた

少し戻った位置か
らは南の展望が楽
しめた

南の方向で目立
っていたのは大
船山だった
右上の写真の左半分を大きく見る 大船山を今少し大きく見る

(←)
上の写真に写る寺
山を少し大きく見


 (→)
  大船山の右手に広
  がる山並みを見る
展望を楽しむと、山頂へと引き返した 山頂に戻るも、素通りして下山に向かった 目印テープを追って下った
はっきりとした登山道まで戻れば、目印は不要だった 作業道に合流した 登山口に戻ってきた
県道を歩いて駐車地点へと戻った 花の里展望休憩所はスタート時とは違って、明るく眺められた 帰路に永沢寺の墓園に立ち寄ると、三国ヶ嶽がすっきりと眺められた