TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
ゴソロ山 710m 宍粟市
点名・安賀山 545.7m
 
 
1/2.5万地図 : 安積
 
【2000年4月】 No.1 2000-22(TAJI&HM)
 
    《ゴソロ山》 大甲山の登山道より  2014 / 10

 波賀町安賀からほぼ真っ直ぐにゴソロ山に向かう尾根があるが、その尾根端近くの路肩に駐車した。駐車地点の道は尾根の東側に延びる林道につながるが、林道の入口には電気柵が設けられていた。その柵を通って林道を歩き出した。尾根を登る予定だったので、すぐに林道を離れて斜面に取り付いた。ケモノ道程度の小径を頼りに登って尾根に出た。すぐに送電塔が建つ小ピークに着いた。そこからは概ね植林帯となっている尾根を登って行った。道らしきものは無かったが、険しい上り坂もなく無難に登って行けた。程なくまた小ピークに着いた。そこは東側の斜面が幼木の植林帯だったため、展望が良かった。尾根筋に害獣除けネットが現れると、そこはネットに沿って下草が刈り払われていたので歩き易くなった。 山頂までの中間点辺りで546mピークに着いた。三等三角点(点名・安賀山)があり、そこからは前方に山頂に建つ通信設備が望まれた。またそこより傾斜も緩くなった上にはっきりとした山道も現れて、一段と楽になった。周囲に裸木の雑木帯も現れ、そこは落ち葉が散り敷いており良い感じでハイキングが楽しめた。ただ尾根には通信ケーブルが敷設されているようで、ケーブルを痛めないように注意する必要があった。赤松林や植林帯を登って行くが、山頂が間近になったとき車道に出会った。その車道は流田集落から来ているもので、その車道を数十メートルも歩けば山頂だった。山頂には二つの通信設備が建っており、山頂中央を占めていたのがNHKの波賀中央放送所だった。その建物の陰で休憩とした。山頂の展望はけっこう良く、ほぼ360度の眺望が得られた。まず北西向かいの荒尾山から大甲山へと続く山塊が圧倒的だった。その左奥には植松山が大きな姿で重なっていた。その左手には日名倉山や後山の姿が眺められた。後山の山頂にはまだ雪が残っていた。北から東にかけては、阿舎利山から一山、暁晴山、雪彦連山などなど。北方遠くで真っ白な山頂を見せているのは氷ノ山か。 当然、南には間近に深山の山並みが続いている。黒尾山はその尾根のために見えていなかった。なお、南側は若木の植林帯だったため、いずれは植林によって視界は閉ざされるものと思われた。山頂では風が強く、寒の戻りと言えそうな冷たさがあって、のんびり休憩とはいかなかった。また人工物のそばだったので、あまりゆったりとした気分にもなれなかった。下山は、三角点ピークまで同じコースを戻り、そこを少し下った所より、尾根の北側を走る林道を目指して、植林帯の支尾根を下っった。林道・名古城線に下り着くと、後は林道を歩いて駐車地点へと戻った。その道中ではミツマタの花が満開だった。
(2003/5記)(2015/1改訂)(2022/5写真改訂)  
<登山日> 2000年4月16日 9:58スター ト/10:35点名・安賀山/11:03〜12:33ゴソロ山頂/12:55点名・安賀山/13:29 エンド。
(天気) 薄黒さのある雲が空を覆っており、一部で青空が覗いていた。麓は桜が満開だったが、花冷えと言うのか、この日は肌寒 い一日だった。尾根を登っている時はやや寒い程度だったが、山頂は冷たい風が吹いており、寒々としていた。ときに強く吹いてきて肌を刺した。ただ雲間より陽が射してくると、ほのかに暖かかくなった。視界はまずまず遠くまで見えていたが、フラットな見え方ですっきりとは言えなかった。下山頃は、青空の部分が少し増えてきた。
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(←)
山頂に着いて、北
向かいの山並みを
見る

 (→)
  左の写真を少し大
  きく見る
上の写真の左手を見る 左の写真の左手を見る 左の写真の左半分を大きく見る(西の尾根)
北東方向に一山を見る 阿舎利山を見る 南東方向を見る

(←)
南には木々の隙間
から深山を見る

 (→)
  南東方向には暁晴
  山が眺められた