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| ◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <西播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 船越山 ふなこしさん | 726.9m | 佐用町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1/2.5万地図 : 千草 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 【2003年3月】 No.2 | 2003-23(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 千合地峠に近い林道より 2003 / 3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| この船越山は山名としては兵庫の山の中では比較的知られていると思うが、その姿はと言うとどうもよく分からなかった。東向かいの尾根から眺めたり日名倉山から眺めたりしたが、今一つイメージを掴めなかった。そこで今回は西向かいの尾根から眺めることにした。南光町から千種町へと入り、井の口集落に通じる橋を渡って千種川の右岸に出た。山裾の林道を北へと走り、その林道が倉谷集落へと下り出す手前で現れた空き地に駐車とした。駐車地点のそばから廃道となった林道が西へと続いており、それを歩いて行くことにした。草深い廃道を登っていると、程なく舗装林道に合流した。その林道は倉谷集落から来ている道で、後は谷沿いを続く舗装林道を歩いて行った。舗装路歩きは少々味気なかったが、坂としてはきつくなかったので足は楽だった。周囲の樹林は植林が多かった。歩くうちに前方に稜線が見えてきて、その稜線が近くなったとき右手に作業道(船越線)が分岐した。地図で確認するとその作業道が千合地峠へと通じていることが分かったので、そちらに入った。作業道は山襞に続いていたので、傾斜は緩かった。それに土道となっていたので足も楽だった。その辺りも植林が多かった。その緩やかな作業道歩きが続いて、千合地峠に到着となった。前回も千合地峠に来ており、そのときは展望は良かったと記憶していたのだが、植林が育ったためか展望はむしろ悪かった。峠の手前より北東方向に木々の切れ目を通して植松山がちらりと見える程度だった。千合地峠から作業道は二手に分かれており、一つは船越山の方向に、もう一つは西向かいの尾根に沿って続いていた。その西向かいの尾根がこの日の目的で、そちらに向かうに当たって作業道を歩かず尾根筋を歩いて行くことにした。その方が展望地に出会えるのではと思ってあった。まずは北へと斜面を登った。尾根に出て西へと歩いて行くと、尾根は日名倉山へと通じる北方向と西方向とに分かれるが、その手前で漸く展望の良さそうな所が現れた。北斜面の一部が伐採されており、正面には日名倉山の山頂部を、北東には植松山の尾根が眺められた。生憎モヤの強い視界で、風景が薄ぼんやりとしていたのは残念だった。なお日名倉山の右手遠方に白い頂が見えたが、それは後山のようだった。その先で下り坂となったが、間近に作業道が見えていた。峠からの作業道が尾根に沿ってずっと続いていたようだった。見ると作業道の周囲は樹木が少ないようで、尾根を歩くよりも展望が得られそうに思えた。尾根からは木々の隙間から漸く船越山をおぼしき山が見えだしていたので作業道に下りることにした。その作業道に下りてみると船越山との距離は短くなったもののやはり植林が育っており、植林の先端が船越山を隠していることが多かった。そこで適当な位置で斜面に取り付き、その途中の樹林の切れ目から船越山方向を眺めることにした。それで少しは船越山の姿が捉えられて何とか欲求不満にはならずに済んだ。後は作業道に下りて千合地峠へと戻った。そして船越山方向に延びる作業道に入った。その作業道は後から考えると、前回の登山時には無かったのではと思えた。作業道は尾根に近い所を尾根に平行して続いており、山頂との標高差は僅かではと思えた。暫く歩いたとき尾根に向かう小径を見たのでそれを辿ったところ、また作業道に戻ってしまった。その先で今度ははっきりと山頂に向かう小径を見たので、それを辿ると数分で山頂に到着した。新しく設置された山名標柱や案内板を見たが、周囲は厚く植林や雑木が囲んでおり、その姿は以前のままだった。そこで少しは展望を得ようと尾根筋を少し南へと歩いてみたが、植林が減って森としては明るくなったものの、樹林の切れ目は現れなかった。諦めて山頂に戻り昼食とした。陽射しを受けていると暖かかったが、木陰はまだまだ肌寒かった。山頂で50分ほど過ごすと、下山は作業道に下りず尾根を辿って千合地峠に出ることにした。尾根道は無かったが、木々は疎らで無難に歩いて行けた。展望も木々の隙間からだったが、日名倉山の方向が少し望めた。ごく気軽に千合地峠に着くと、後は作業道歩きに移って往路を戻った。その下山時に千合地峠近くで展望を探ってみたが、山肌に取り付いてこそ少しは得られたものの、作業道上からはほぼ得られなかった。少し望めたのは植松山や東向かいの大鳴山だったが、モヤの強い視界だった。この下山はまたコンクリート舗装の林道歩きとなったため、足はけっこう疲れてしまった。 (2003/4記)(2018/12改訂) |
| <登山日> | 2003年3月26日 | 9:34スタート/10:02作業道船越線分岐/10:17千合地峠/10:50〜11:17千合地峠の西の尾根に入って最遠地点/千合地峠に戻る/11:48〜12:38山頂/13:09千合地峠/13:52エンド。 | |
| (天気) | 晴れてはいたが、青空は淡い色合いで薄ぼんやりとしていた。雲はほとんど無し。樹林帯ではひんやりしていたものの、陽射しの中では適度な暖かさがあった。視界はモヤがきつく、近くでもうっすらしており遠方はモヤに溶け込んでいた。下山頃にはモヤは更に強くなったようで、全天薄晴れの空となっていた。 | ||
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