TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
行者山 (生栖行者山) 786.9m 宍粟市
 ぎょうじゃさん
1/2.5万地図 : 安積
 
【2025年9月】 No.6 2025-166(TAJI&HM)
 
    一宮町福中より 2025 / 9

 5年ぶりの生栖行者山は、また五合目登山口からのコースを登ることにした。向かったのは2025年9月の第三金曜日のこと。長かった夏の暑さは漸く影を潜めて、この日は麓でも涼しさがあった。五合目はお堂があり、休み堂も建っていた。その前は小さな境内になっており、そこに車を止めて登山口に入った。始めは真っ直ぐ南東へと登って行く。シダが増えており、以前と比べて少し歩き難くなってきたように思えた。表土が流されたのか小石も増えていた。作業道に出会うと標識があり、作業道を横切ることになった。辺りはすっかり植林地だった。その後も何度も作業道と出会った。その都度標識があり、作業道を横切ったり短い距離だけ作業道を歩いた。漸く登山道をずっと歩くようになったのは標高500m辺りで、周囲はまだ植林地だった。南西尾根に着いて自然林の中を歩くようになった。緩やかな南西尾根を登って行くと、左手に行者堂への小径が分かれた。その行者堂に立ち寄ると、前回に見たときと変わっておらず、ほぼ廃屋状態だった。尾根道に戻るとその先で大岩が現れて、そこは大岩の間に架けられたロープを掴んで登った。大岩を超すと僅かな距離で山名標識が立つ三角点の位置に着いた。三等三角点(点名・生栖)は以前のままに大きく削られた哀れな姿だった。そこより数十メートル先が山頂だった。山頂に着いて漸く北に展望が現れたが、その北の方向は黒々と雨雲が広がっており、多くの山は雲に隠されていた。北風があり、僅かながら雨粒が飛んでくることもあった。風に当たっていると少し肌寒ささえ覚えた。但し上空には青空が見えていた。展望が楽しめないとなると、ただ休むだけだった。アセビ帯のそばで横になって休憩とした。山上の涼しさには爽やかさもあり、良い感じで休むことが出来た。山頂で休んでいたのは40分ほど。下山は往路を戻った。忠実に標識に従って戻ったのだが、一つの標識が山頂方向と下山方向を示す向きが逆になっているのに気付いた。下るほどに歩き難さが出てきたので、左手に林道が見えたときその林道に下りた。後は林道歩きで五合目登山口へと戻ったのだが、GPSで軌跡を見ると、少々大回りをしていた。すんなり登山道を戻った方が良かったようだった。
(2025/10記)
<登山日> 2025年9月19日 10:10五合目登山口スタート/11:27行者堂/11:33〜12:10山頂/13:00林道に出る/13:10五合目登山口エンド。
(天気) 上空は晴れたり曇ったりだった。山頂の気温は21℃。風は十分な涼しさだった。北の空は雨雲が広がっており、北からの風にはときおり雨粒が混じっていた。下山を始めた頃は、上空は青空が多かった。陽射しが広がることもあった。
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(←)
この標柱を見て林
道を離れた

 (→)
  広場に着いて、そ
  こに車を止めた
  正面は休み堂で、
  斜面にお堂を見た
三方谷八十八所第二十一番札所のお堂を見る 休み堂のそばから始まる登山道に入った 標識を見ると、山頂まで1.9kmだった
真っ直ぐ南東へと登って行く 大型のキノコを見た オオシロカラカサタケと思えた 登山道の右手は自然林だった
標識に従って、作業道を横切って進んだ また作業道と出会うと、今度は作業道を歩いた すっかりシダがはびこっている作業道だった
作業道を離れても、シダの中を歩いた 標識を確認しながら歩いた 暫く作業道を歩くことがあった
山頂方向だけでなく、下山方向も示す標識が幾つかあった 標高500m辺りまで登って、漸く登山道をずっと歩くようになった 登山道にもガレた所があって、易しくは歩けなかった
ほぼ植林地の登りだったが、自然林を見ることもあった ツチグリを見た 南西尾根に出るまで、植林地の登りが続いた
南西尾根に着いた 山頂に向かって尾根歩きに移った すぐに行者道への小径が分岐した
すぐに行者堂に着いた 5年前よりも更に廃屋化が進んでいた 尾根に戻ると、大岩の間の急坂を登った
先に急坂を登り終えて振り返ると、パートナーがロープを掴んで登っていた すぐに山名標柱が見えてきた 山名標柱の前に着いた 標柱の前に三等三角点(点名・生栖)を見た
三角点は大きく削られていた 三角点の位置は山頂ではなく、今少し先が山頂だった アセビが増えてきた

(←)
行者山の山頂に着
いた

 (→)
  山頂は北に向かっ
  て展望が広がって
  いたが

この日の北の空は
雨雲が広がってい


高い峰は雲に隠さ
れていた

なぜか水上山だけ
がはっきり見えて
いた

(←)
右上の写真の右手
に高峰と大段山を
見た

 (→)
  山頂もすっかりア
  セビ帯だった
三角点の位置に戻ると、そこからは三辻山が望めた 左の写真の右手も少し望めて、鉾立山を見た
上の写真の左手には暁晴山を見た 南西方向は青空だった 下山は往路を戻るのみ
南西尾根を下って行く 尾根を離れて西斜面に入った 石垣の上を歩くことがあった
作業道の位置まで下りてきた 標識に従って下っていたが 一ヵ所の標識が、登りと下りの方向が逆だった
登山コースが歩き難かったこともあり、間近に林道が見えたとき、林道に下りることにした 後は駐車地点まで、ずっと林道を歩いた 駐車地点に戻ってきた