TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
点名・小林 793.7m 宍粟市
点名・マンガ谷 904.2m
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2004年11月】 2004-73(TAJI&HM)
 
   《点名・小林》 波賀町飯見集落より  2004 / 11

 紅葉期に波賀町に入って上野集落を過ぎると、その先で野原小学校が近づいて来るが、その背後の尾根が美しく色付いて目を楽しませてくれる。そして漸く波賀町の核心部に近づいたことを実感させてくれる。地図で見るとその尾根を含めて一帯の尾根は阿舎利山から派生しているように見えるが、マンガ谷川がその一帯を分離しており、目立つピークは無いものの一つの山域と言えるかもしれない。その中で野原小学校の背後の尾根にある794mピーク(点名・小林)からその北東のピーク(点名・マンガ谷)を2004年11月20日に訪れた。朝から快晴の空が広がる絶好の日だった。国道29号線は野原小学校の先で大きくカーブを描き、北に向きを変えるが、その方向に入ってすぐの辺りで山裾に墓地が見えた。そのそばには林道も見えていた。その林道を100mほど進むと、路肩に広く空き地が出来ていたのでそこに駐車とした。小学校背後の尾根を登って行く予定だったが、駐車地点よりその尾根の方向に向かう小径が見えたので、それを辿ることにした。歩いて行くと、道そばには以前に何かの設備があったのか、その痕跡のようなものが幾つか残っていた。揖保川に平行して小径は続いており、川岸を見ると木々が鮮やかに色付いていた。小径は尾根に近づいた辺りで怪しくなったため、尾根方向に向かって適当に斜面を登って行くことにした。斜面は疎らな雑木林で、やや急坂と思える程度で登って行けた。少し登ると山道に出会った。その道も北から来ており、どうも先ほど歩いていた小径から分かれていたようだったが、気付かなかった。その道を歩き出してすぐに尾根に着いた。そこには送電塔が建っており、道は巡視路だったようである。そこはまずまず展望が開けており、大甲山が間近に見上げるように迫っていた。足元に野原小学校、そして振り返ると、遠くには三室山も頂を見せていた。そこからはピークまで南西尾根をひたすら登るだけだった。その南西尾根も疎らな雑木林で、良い雰囲気で登って行けた。紅葉は終わりかけていたが、ときおり鮮やかなカエデも目に付いた。200mほど登った辺りで尾根の傾斜がきつくなってきた。そして大きな岩がせり出しているのが見上げられた。その岩場を巻くのに少々手間どったが、いざ大岩の上に立ってみるとそこは見事な展望台だった。視界を遮る木々は無く、南東から北西までがくまなく見えていた。足元に引原川が逆光に光っており、そして東山に黒尾山、大甲山など波賀町南部の高峰が一望だった。思いがけない出会いにうれしくなり、暫しのときを岩場で過ごした。その先はもうきつい坂は無く、のんびりと登って行けた。何度か来た台風のためか、北側の植林地では倒木が目立った。おかげで北の展望もあって、三室山がすっきり眺められたりもした。そして794mピークが近づくと、なだらかに開けた所があり、そこでも一山から東山がすっきり眺められた。この眺めで尾根の位置がよく認識も出来た。その先は植林帯で、程なく着いた794mピークはすっかり植林に囲まれていた。狭いピークで、三角点は落ちた杉の枝にほとんど隠されていた。ピークに立ったと言うだけで、特に印象に残るものではなかったが、そこまでの尾根歩きで十分にお釣りが来る思いだった。昼どきになっており、794mピークでハイキングを終えても良かったが、始めの予定通りの904mピーク(点名・マンガ谷)まで足を延ばすことにした。そして一時間ほどかけて904mピークに着いたのだが、これは少々退屈な尾根歩きだった。もう一帯はほとんど植林地で、その中をひたすら歩くだけだった。着いた904mピークも794mピークと同様、すっかり植林に囲まれていた。ただこの尾根歩きにも見所はあり、ちょっとしたブナの巨木に出会ったり、晩秋の味覚と言えるクリタケに出会ったりもした。904mピークからは東に少し歩けば林道に合流出来るので、その林道で戻ることも考えたが、今一度、展望の大岩の上に立ちたく、往路を辿って戻って行った。
(2004/12記)(2013/4改訂)(2022/3写真改訂)
<登山日> 2004年11月20日 9:48スタート/10:13〜28送電塔/11:00〜15岩場/11:55点名・小林/12:52〜14:20点名・マンガ谷/14:33分岐点/15:10点名・小林/15:38〜45岩場/16:25送電塔/16:41エンド。
(天気) 朝の空は快晴で、雲はほとんど見られなかった。気温は麓で11℃と少し低かったが、風がほぼ無いとあって寒さはさほど感じなかった。視界はまずまずの澄み具合で悪くなかった。昼頃より徐々に雲が増えてきた。昼食時は雲間よりときおり陽射しが漏れる程度になっていた。気温も9℃に下がっており、陰っているときは凍みるような寒さを感じた。
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最初は引原川と平行する小径を歩いた 引原川がはっきりと見えるようになった 小径が怪しくなると、尾根に向かって適当に登った
尾根に出ると送電塔に出会った 南西方向に大甲山を見る 送電塔の位置からは、北西遠くに三室山が望めた 南西尾根を歩き始めると、木々は疎らで良い雰囲気で登って行けた

南西尾根を登って
いるとき、振り返
ると足下で引原川
が光っていた

尾根の途中で大岩
に出会った その
上に出ると、そこ
は絶好の展望台だ
った 南の方向を
望む

右上の写真の右手
となる南西から西
にかけてを望む

左の写真の中央に
写る野尻集落を大
きく見る

(←)
立つ位置を変える
と三室山まで望め


 (→)
  三室山を大きく見
  る
展望の岩場の先で、漸く794mピークが現れた 左の写真の右手に一山が望めるようになった 一山を大きく見る
尾根の北側の植林地は倒木もあって、展望があった 794mピークが近づいたとき、尾根の木々は疎らになり、一山から東山が眺められた
点名・小林(794mピーク)は植林地のまっただ中だった 点名・小林から1時間近くかかって点名・マンガ谷
(904mピーク)に着いた
点名・マンガ谷もすっかり植林地だった

帰路は往路を引き
返した 点名・小
林を過ぎて大岩に
近づいたとき、南
の方向を見る

黒尾山を大きく見

帰路でも大岩からの展望を楽しんだ 足下は引原川が蛇行する風景だった
東山を大きく見る 残っていた紅葉の木を見上げる 下山後に南側より794mピークの尾根を眺めた