TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬
 
青倉山    あおくらさん 810.5m 朝来市
 
1/2.5万地図 : 但馬竹田
 
【2020年9月】 No.5 2020-148(TAJI&HM)
 
    黒川ダムより  2020 / 9

 2020年は9月に入っても真夏の暑さが続いており、涼しい風を求めたくなった。そこで登山時間は短いながらもそこそこ標高があり、山頂では木陰で涼しい風に出会えそうな山を登ろうと考えた。そして思い付いたのは青倉山だった。
 国道312号線を北上すると、青倉神社の大鳥居が建つ伊由市場交差点で国道を離れた。そこからは青倉山が見えるはずなのだが、ガス雲にすっぽりと隠されていた。ただそこまで走ってきて分かったことは、徐々に天気は良くなっていると言うことで、青倉山のガス雲は雲はいずれ消えるのではと思われた。川上集落に入ると林道の入口に青倉神社の標識を見たので、迷わずその林道に入った。林道は舗装されており、標高550m位置にある青倉神社まで350mほどを車で登ることになった。青倉神社のそばに来ると広い駐車場が現れたので、そこに駐車とした。他に車は見なかった。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。始めに長い石段を登って青倉神社を訪れた。登山道はその石段の途中から分かれており、本殿の前から引き返す形で登山道に入った。休み堂の前を通ると、山腹を巻くようにして東に進んだ。その先で谷筋が現れると、そこは横切って更に東へと山腹歩きを続けた。そして尾根へと近づいていたとき、指に小さな山ヒルが付いているのを見た。このとき思い出したのは但馬中部の山には山ヒルが多くいることだった。あわててズボンの裾をめくると、もう五匹も足に付いていた。どうやら先ほどのじめじめとした谷筋で付かれたようだった。慌てて引き剥がしたが、何の対策もしていなかったので以後は足下に気をつけながら歩くことになった。斜面を登りきると黒川ダム湖側からの黒川コースと合流して、そこで小休止とした。改めて足下を見ると、また一匹が張り付いていた。その合流点からは尾根歩きとなり、急坂も現れたがそこは階段道になっていた。急坂を登りきると、そこは770mピークだった。歩く方向は北となり、山頂が近づくと左手に奥乃院への小径が分かれた。奥乃院に立ち寄るのは帰路のことにして、山頂を目指した。前方に反射板が現れると、その先が山頂だった。山頂の佇まいは以前とあまり変わってはいなかったが、木々の生長で展望は悪くなっており、もう展望の良い山頂とは言えなくなっていた。良かったのは期待通りに涼しい風が吹いていたことで、木陰でその快さを楽しむことが出来た。山ヒルに関しては黒川コースとの合流点以降で見ることはなかった。その青倉山からの下山は黒川コースを歩くことにした。下山を始めると。まず奥乃院に立ち寄ることを忘れなかった。奥乃院は登山コースにごく近い所にあり、小さな祠だった。黒川コースに入ると植林地を下って行くのだが、分岐点から5分と歩かず林道に下り着いた。後はひたすら林道を歩いた。概ね下る方向だったので、気楽な林道歩きだった。林道は所々で展望があり、行者岳の尾根や生野高原が望めたのて、山頂展望よりもずっと良かった。ただ林道歩きは少々長く続き30分ほど歩いて漸く青倉神社の前に戻ってきた。
(2020/9記)
<登山日> 2020年9月5日 10:08青倉神社駐車場スタート/10:15登山コースに入る/10:35黒川コース合流点/11:07〜12:26山頂/12:30奥乃院/12:50黒川コース合流点/12:54林道に出る/13:21駐車場エンド。
(天気) 晴れてはいたが空の半分以上は雲だった。山頂の気温は25℃。風は弱いながらも涼しかった。視界は少しうっすらとしていた。
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川上集落に入ると
青倉神社の標識が
現れて、すんなり
と林道に入った

標高550m辺り
まで来たとき、青
倉神社の前に出た

広い駐車場に車は
見なかった
上空にはまだガス雲が残っていた 青倉山登山口がこの先のあることを示す標識を見た 鳥居を潜って青倉神社の参道に入った
緩やかな参道を進む 祈祷受付所の前に出た その先は急階段の石段だった 石段を登っていると、その途中で青倉山の登山口を見た
青倉神社の本殿を訪れた 本殿から引き返すと、石段の途中から登山道に入った 道は細いながらも、簡易舗装されていた
すぐに現れたのは休み堂のようだった ごく普通の山道となって、山腹を東へと歩いた 沢筋へと近づいて行く
沢筋に出た その辺りが山ヒルの巣窟だったと思えた 標識があり、沢は横切るだけだった また山腹歩きとなり、尾根に近づいて行く
自然林の中を登って行く 尾根が見えてきた 尾根に着いて黒川コースと合流した
北へと尾根歩きに移った 急坂が始まると、そこは階段になっていた 770mピークに着くと、山頂の反射板が望めた
鞍部へと緩やかに下る 易しい尾根歩きとなって山頂に近づいた 奥乃院への小径が分かれたが、そこは直進した
反射板の前に出た もう上空は青空が広がっていた 無線塔と反射板の間を抜けて行く 反射板を支える脚の間から粟鹿山を見る

(←)
山頂に着いた 以
前よりも木々は茂
ってきたようだっ


  (→)
   山名標識を見る
三等三角点(点名・青倉山)を見る 反射板の方向を見る 木陰で寝転んで、風の涼しさを楽しんだ
木々の生長で山頂展望は悪くなっていた 西の方向を望む 大杉山の辺りを大きく見る
    

笠杉山の右手を見


反射板の近くに立
って雲須山を見る
山頂では80分ほど休んでいた 下山は往路を戻る 易しい尾根道を下って行く この下山では奥乃院に立ち寄ろうと小径に入った
すぐに奥乃院の前に出た 小さな祠だった 尾根に戻って下山を続ける 周囲の自然林は緑の壁紙だった
770mピークまで戻ってきた 黒川コースと青倉神社コースの合流点まで戻ってきた 黒川コースに入った
数分も歩けば林道が見えてきた 林道青倉黒川線のヘアピンカーブの位置に下りてきた 後は青倉神社を目指して林道をひたすら歩くのみ

(←)
旧生野町から旧朝
来町へと入る

 (→)
  旧朝来町に入ると
  展望が現れた
行者岳の手前で多々良木湖がちらりと見えていた 歩く内に須留ヶ峰も望めるようになった

「眺望百里」の石
碑は林道開設の記
念碑と思われた

北東に向かって歩
くようになった
正面に見るのは青倉山の山頂だった 北西向かいの尾根を見る 林道歩きを30分近く続けて青倉神社に戻ってきた