◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大天井岳 (雪彦山) | 811.1m | 姫路市夢前町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
おおてんじょうだけ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 寺前 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2007年9月】 | 2007-82(TAJI) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
賀野神社に近い林道より 2007 / 9 |
2007年の9月19日は水曜日と平日だったが、休暇となった。パートナーは仕事なので、こちら一人でどうするかだったが、どうも雲の多い空で、北の方向は今一つと思われた。それでも午前中ぐらいは体を動かそうと思い、近場の中から短時間でしっかり登れる山を歩こうと考えた。そしてぽつんと頭に浮かんだのが雪彦山の大天井岳だった。短時間でちょっと体を使うのにはぴったりの山だった。コースも賀野神社からスタートし、坂根登山口から出雲岩経由で山頂へ、そして下山は虹ノ滝へと下って賀野神社に戻って来るコースと、いつものショートコースとした。 夢前町の奥へと車を進めて行くと、空の雲は黒みを増して来た。大天井岳が見えて来ると、頂はガスに隠されていた。平日とあって坂根登山口の駐車場には一台の車も見えなかったが、その前を通り過ぎて林道・雪彦峰山線に入った。そして2kmほど進んで山の中腹にある賀野神社の前に出た。そこの駐車場に駐車とする。ゆっくりとした足取りで林道を歩いて登山口へと下りた。そして一息入れて登山口をスタートした。いつも通りゆっくり登ることを心がけて登って行く。その足取りならさほどの疲れもなく順調に登って行けると考えていたのだが、この日は9月と思えぬ蒸し暑い日で、二日前の薬師峰登山の再現になってしまった。最初のポイントの展望岩に着かないうちに大汗となって、Tシャツは絞れるほどになってしまった。足は疲れないのだが、蒸し暑さは登山に応えるようで、出雲岩に着いたときは少々バテ気味になっていた。その出雲岩で思わぬ涼しい風に出会った。もう上半身はだかになって涼しい風にひたすら身を任せることにした。あまりの快さにぼんやりとして岩の上に座っていると、20分ばかりが経っていた。これですっかり体は元気になったのか、後の岩場登りはむしろ軽快な感じで登って行け、出雲岩から20分とかからず山頂に着いた。麓の駐車場に車が無かった通り途中で人に会うことも無く、山頂も無人だった。その山頂にはまだガスがうっすら残っており、遠くの景色は閉ざされていた。ガスが切れても周りの山は薄ぼやけて見えるだけだった。この山頂でも涼しい風があってのんびりと安らぐことが出来た。この後は虹ヶ滝へと下って行くだけ。ただこの日は少し寄り道をして、天狗岩の上に立ってみた。取り付くときに手がかりが少なく登りにくかったが、岩の上に立ってみると、山頂の大天井岳からウリュウドまでがすっきりと眺めることが出来た。この日唯一の展望だったと言える。この後は下りを続けるだけだったが、このところのぐずついた天気で岩が濡れており、滑り易くなっていた。またクサリ場では倒木が引っかかっており、それを潜ることになって少々面倒だったが、慎重に下ることだけを考えて下りて行った。そして虹ヶ滝まで下ればもう安心だった。その虹ヶ滝を過ぎた所で、登山道にいっぱい小さな木の実が落ちていた。近づくとトチの実だった。落ちたばかりと見えて栗まんじゅうに似た実がはじけそうに詰まっていたが、後の処理の面倒を考えると、通り過ぎることにした。そして3時間程度のミニハイキングを楽しめたとの思いで賀野神社に近づいて行った。 (2007/11記)(2020/8改訂)(2024/1写真改訂) |
<登山日> | 2007年9月19日 | 8:28賀屋神社スタート/8:59〜9:02登山口/9:17〜20展望岩/9:41〜10:00出雲岩/10:19〜35山頂/途中、天狗岩に立ち寄る/11:40林道出合/11:46エンド。 | |
(天気) | 晴れの予想だったが夢前町の空は曇っており、大天井岳にはガスがかかっていた。気温は24℃ながらけっこう蒸し暑かった。山頂に着く頃には薄陽も現れたが、おおむね曇り空だった。山頂では涼しい風あり。視界はうっすらとガスを通して見る感じだった。下山を終えたときは、青空が見られるようになっていた。 | ||
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