◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カンバ山 (点名・カンバ山) | 822.1m | 養父市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 大屋市場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2020年9月】 | 2020-156(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大杉山に近い林道上より 2020 / 9 |
「大屋市場」の地図を見ると、大杉山の東隣の山に新たに三角点が設けられていた。点の記を見ると点名はカンバ山で、設置場所の字名もカンバ山だったので、どうやらカンバ山と呼んでも良さそうに思えた。そのカンバ山は以前から大杉山と並ぶ姿が印象的だったので、一度は登ってみたいと考えていた山だった。そのカンバ山には山頂まで作業道が通じており、その作業道は大杉山の近くも通っていたので、その作業道でアプローチして大杉山とカンバ山の両山を登ることにした。 向かったのは2020年9月の第3土曜日のこと。養父市に入り餅耕地集落を抜ける車道を進むと、集落の先で車道は二手に分かれた。その分岐点に大杉山・須留ヶ峰の案内板が立っており、直進の林道を進めば大杉山へのベテランコースで、右手の林道を進めば一般コースのようだった。カンバ山を登ることを考えて、一般コースを登って行くことにした。時間短縮のため林道を中間点辺りまで行こうとしたところ、その餅耕地林道は入口から草ぼうぼうの状態になっており、仕方なく分岐点の近く、ベテランコースに少し入った位置に車を止めることにした。そして餅耕地林道を起点から歩き出してみると草の茂った所はすぐに終わったが、その先で林道にロープが張られて車は入れなくなっていた。どうやら案内板が設置された頃とは状況は変わってきているようだった。林道歩きを続けていると、林道が荒れてきた。路面には石が多く、また抉れている所もあって悪路と言えるまでになってきた。既に廃道になっていると思えた。その歩き難さを我慢しながら林道歩きを続けていると、途中で足に異変を感じた。慌ててズボンの裾をめくってみると、何と両足に山ヒルが5匹ほど張り付いていた。歩き難さに気を取られて、山ヒルへの注意を怠っていたためだった。以後は歩き難さと共に山ヒルへの注意が必要で、何とも気が重かった。林道自体も距離があり、カンバ山への作業道に合流したときは林道の起点から1時間45分が経っており、12時になっていた。合流点から南へと大杉山コースの方向に数分歩くと、カンバ山の展望が現れた。昼どきでもあったのでその風景を見ながら昼休憩としたが、その昼休憩の間に考えが変わってしまった。林道歩きが長かったこともあり、この日はカンバ山だけを目指すことにした。大杉山は近かったが二つの山を登る気は無くなってしまい登るのならカンバ山と考えてだった。カンバ山へは簡単だった。作業道をただ北へと歩いて行くだけだった。しかもずっと緩やかな道だった。歩く方向はすぐに北東となり、進むうちに東の方向に展望が現れて、千ヶ峰の辺りが眺められた。そしてカンバ山の山頂そばまで歩いて来ると、三角点は山頂では無く林道上に設置されていた。そこは山頂よりも数メートル下の位置だったので、山頂の標高は830mほどと思えた。その四等三角点(点名・カンバ山)を確認すると山頂に立ってみたが、そこは樹林が広がるだけで展望は無かった。すぐに林道に下りて三角点のそばに戻った。林道はそのすぐ先が終点だった。カンバ山からの下山は山ヒルの巣窟である林道を戻る気はなく、南面に広がる植林地を下ることにした。けっこう急斜面だったが、ヤブではなかったので林道歩きよりもずっと楽に思えた。転ばないようにだけ心がけてどんどん下ると、そのうちに尾根筋を辿れるようになり、無難に林道に下り着いた。そこから林道起点までは12分の距離だった。今後も餅耕地側から登山をするのであれば、目的が大杉山にしろカンバ山でにしろ、林道歩きは無しだと思いながら駐車地点に近づいた。 (2020/12記) |
<登山日> | 2020年9月19日 | 10:11林道分岐点に近い位置よりスタート/餅耕地林道を登って行く/12:02〜20カンバ山に通じる作業道との合流点近くで昼休憩/12:57〜13:11カンバ山/14:08餅耕地林道に下り着く/14:23エンド。 | |
(天気) | 晴れ。きれいな青空だった。山頂の気温は21℃。風はひんやりと快かった。視界は良かった。下山中に上空から西の空は薄晴れ状になってきた。 | ||
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