TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
奥雄岳    おくゆうだけ 842.0m 神河町・多可町
西雄岳    せいゆうだけ 850m
 
1/2.5万地図 : 大名草
 
【2025年12月】 No.2 2025-209(TAJI&HM)
 
    深谷山より  2019 / 5

 兵庫もアルプスの名が付く岩尾根が幾つかあるが、どうも加美アルプスはアルプスらしさが今一つに思えて、2001年に登ってから足が遠のいていた。そのアルプスらしさのことは別にして、山頂展望を楽しもうと向かったのは2025年12月の第一土曜日のこと。兵庫は全域で快晴の予想だった。多可町の空も青く澄んでいた。国道427号線を北上して道の駅「杉原紙の里・多可」まで来ると、その前から始まる林道に入った。暫く進んで林道の分岐点が現れると、そこは三国岳コースの登山口の位置で、数台の車が止まっていた。三国岳への林道とは別の林道を進むとダート道となり、その林道も二手に分かれた。そこまでの林道が少し走り難さがあったことでもあり、分岐点近くに車を止めると右手の道を歩き始めた。前日にでも降ったのか、道そばに雪を見ることがあった。ほぼ緩やかな林道を10分ほど歩くと、林道は終点となった。そこに立つ標柱で、林道は奥小山支線であることを知った。地図では終点位置から真っ直ぐ西へと町境尾根まで破線路が描かれていた。その終点位置からそれらしき道が始まっており、その小径に入ったところすぐに荒れてきた。そして道自体が不確かになったため、適当に歩くことになった。しかも斜面は一面うっすらと雪が積もっていた。ピンクテープがあり、それを追うと知らぬ間に破線路コースを離れて、一つ南隣の尾根に近づいていた。そのまま南の尾根に上がって、尾根歩きで町境尾根を目指した。その尾根がけっこう急傾斜だった。しかも雪で滑り易くなっており、慎重にも慎重を重ねて尾根を登った。何とか町境尾根に出るも、林道終点からは1時間が経っていた。下山では歩きたくない尾根だと思った。境界尾根は加美アルプスの縦走路であり、そこもすっかり雪に覆われていた。但しうっすらとした雪で、陽射しを受ければ数日で消えそうだった。奥雄岳を目指して南へと尾根歩きを開始した。小さなピークを越して行くが、尾根歩きとしては易しかった。雪の尾根を歩く雰囲気も悪くなかった。すぐに現れたのは北雄岳の分岐点だった。縦走コースを離れて北雄岳への小径に入ると、僅かな距離で北雄岳の山頂に着いた。標高800mの北雄岳は樹林に囲まれており、展望は無かった。すぐに引き返して縦走路に戻った。南へと歩いて行く。小さなピークがあり、そこには涸沢山の名が付いていた。まさに北アルプスのパロディだと思った。そのことは気にせず、尾根歩きを続けた。はっきりと上り坂になり、平坦となって今少し歩いた位置が奥雄岳のピークだった。そこに四等三角点(点名・小屋ヶ谷)を見たが、そこも北雄岳と同様に樹林に囲まれていた。その奥雄岳で昼食タイムとしたが、山頂ではなく今少し南へと歩いて開けている所を求めた。そこはすぐに現れて、展望地でもあった。南向かいの深谷山が大きく眺められ、東には竜ヶ岳と大井戸山の並ぶ姿を見た。そこまでの尾根歩きでは樹林の中を歩くとあって陽射しを受けなかったため、5℃まで冷えていたが、その展望地は陽射しも受けており、10℃まで気温は上がっていた。風が無いため、快い暖かさだった。その奥雄岳の展望地で40分ばかり休んだため、13時を回って漸く西雄岳に向かうことになった。30メートルほど下って40メートルほどの登り返しだった。その道中でも所々で展望を楽しめた。西雄岳の山頂に着くと、そこはごく狭く展望は無かった。西雄岳からは深谷山、千ヶ峰へと縦走路は続くのだが、歩くのは西雄岳までとして引き返した。奥雄岳に戻ってきたときは、14時が近い時間になっていた。冬至が近くなっており、暗さが出ないうちに下山を終えたかったが、奥雄岳からちらりと但馬の妙見山が見えることに気付いた。そこで他の山も見えるのではと探ると、木々の隙間から蘇武岳も氷ノ山も眺められることになった。その展望を探っていたことで、14時までの休憩になっていた。急いで下山に移った。北へと尾根を戻って行く。概ね易しい尾根が続くとあって休まず歩くと、往路の合流点まで20分だった。そこから尾根を離れる気は無く、地図の破線路を下ることにした。その破線コースの分岐点となる尾根の鞍部まで更に10分ほど歩いた。鞍部に着くも赤テープを見るだけで、標識は無かった。また破線路らしき小径も見えなかった。そこで適当に斜面を下ることにした。当然歩き易い所を探りながらだったが、植林地の斜面は小石が多く、また間伐された倒木も多かった。それが雪に隠されており、けっこう難儀な下りだった。ときおり赤テープを見るも、GPSを見て破線路から大きく離れないように下った。その下りを続けるうちに往路コースに合流し、無事林道の終点位置に戻ってきた。急斜面を下ったため、境界尾根を離れてから40分程で戻ってきており、往路コースよりもずいぶん早く戻ってきたようだった。まだ15時を少し過ぎた時間とあって、焦りの気持ちを持つことも無く駐車地点へと戻って行った。急斜面の下りはいただけなかったが、終わってみれば予定通り山頂展望を楽しめた奥雄岳だった。
(2026/1記)
<登山日> 2025年12月6日 10:40駐車地点スタート/10:50林道終点/11:52尾根に出る/12:10北雄岳/12:31〜13:13奥雄岳/13:29西雄岳/13:53〜59奥雄岳/14:30尾根を離れる/15:13林道終点/15:25駐車地点エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。尾根の樹林帯の気温は5℃。西雄岳山頂の気温は8℃だった。風はほぼ無し。視界は澄んでいた。終日、快晴だった。
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林道の分岐点からスタートした 奥小山林道は落ち葉に覆われていた 林道の脇が擁壁になることがあった
(←)
林道を10分ほど
歩いて、林道の終
点に着いた 前日
の雪が少し残って
いた

 (→)
  終点から先は小径
  を歩いた
すぐに小径は荒れてきて、更にはっきりしなくなった 歩き易い所を探りながら戻った 次第に左手の斜面を登るようになった
尾根に出ることになった 尾根歩きで境界尾根を目指した 急坂の上に雪に注意が必要だった 植林地を登るようになっても急尾根が続いた 振り返ってパートナーが追い付くのを待った
境界尾根に着いた 雪はうっすらだったが、広い範囲で白くなっていた 境界尾根は加美アルプスの縦走路だった 南へと上り坂に取り付いた 陽当たりの良い所は、アセビが茂っていた
縦走路から北雄岳への小径が分岐した 北雄岳のピークまで僅かな距離だった 北雄岳の山頂に着いた 植林地に囲まれた山頂だった
北雄岳の山名標識を見る 縦走路に戻って尾根歩きを続けた 通り過ぎそうな小さなピークに唐沢山の名を見た
奥雄岳へと植林地の中を登った 奥雄岳の北端に着くと、三角点まで緩やかな道だった 奥雄岳のピークに着くも、すっかり木々に囲まれていた
四等三角点(点名・小屋ヶ谷)を見る 山名標識を見る 休憩しようと少し南へ、陽当たりの良い所に向かった
陽当たりの良い所を見つけると、そこが好展望地だった 南向かいの深谷山が大きかった 左の写真に写る西光寺山を大きく見る
上の写真の左手には竜ヶ岳も望まれた 篠ヶ峰を大きく見る
竜ヶ岳の左手後方に三嶽を見た 上の写真に写る大海山の方向を大きく見る

(←)
奥雄岳での休憩を
終えて、西雄岳に
向かった

 (→)
  鞍部まで来たとき
  また深谷山が眺め
  られた
深谷山の右手後方には高畑山も望めた 鞍部を越して西雄岳の上り坂に入った 北の展望が現れて粟鹿山を見た
前方に西雄岳を見る 粟鹿山の右手に三国岳を見た 最後はロープが張られていた

西雄岳の山頂に着
いた

奥雄岳と同様に展
望の無い山頂に変
わっていた

山頂の山名標識を
見る
すぐに奥雄岳へと戻った 戻るとき三国岳の右手が眺められた 三国岳の右手の山並みを少し大きく見る
三岳山の背後は大江山の尾根だった 粟鹿山を大きく見る 奥雄岳が近づいて、北に槍ヶ峰を見た
槍ヶ峰の左手も眺められた 奥雄岳の山頂に戻ってきた
木々に囲まれた奥雄岳の山頂だったが、木々の隙間を探れば妙見山が眺められた 同じく蘇武岳を見た

(←)
更に探れば氷ノ山
も望めた

 (→)
  鉢伏山も確認出来
  た
下山すべく、奥雄岳を離れて北へと向かった 午前と比べて雪は減っていた 涸沢山を越すと、ほぼ雪が消えている所を歩いた
往路の合流点に戻ってきたが、そこで往路の支尾根に入らず尾根歩きを続けた 地図の破線が横切る位置まで歩いてきた そこから破線コースに入った 東斜面に入ったが、登山道は見えなかった 破線コースが描かれている位置を辿った
急斜面だけに慎重に下った 斜面が緩やかになって小径を漸く辿れるようになった 振り返ってパートナーを見た
林道の終点位置が見えてきた 後は奥小山林道を戻るのみ 駐車地点が見えてきた