TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
笛石山    ふえいしやま 894.5m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2020年8月】 No.4 2020-130(TAJI&HM)
 
    千種町河呂より  2020 / 8

 2020年は7月いっぱいまで梅雨が続き、8月に入ると一変して盛夏の日が続いた。その中で登山を考えたとき、手頃な標高であって登山道は木陰が多くあり、山頂でも木陰で休める山を登ってみたいと考えた。そして思い浮かんだのが笛石山の松の木公園コースだった。何より登山時間が手頃で登山道もヤブっぽさの無いのが良かった。向かったのは8月5日で、この日も朝から良く晴れていた。松の木公園に着いたのは10時15分。何度か歩いているコースでもあるので、そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。河久保林道を起点から歩き始めると、5分ほどで登山口に通じる小橋のそばに着いた。小橋の先に登山口標識が立っていた。植林地の斜面を少し登ると、すぐに沢側に出て沢を渡った。後は西へと沢に沿って歩いて行く。沢風があり、その風が何とも快い涼しさだった。沢筋を離れると右岸側の斜面を登るようになった。一帯は植林地で、ジグザグに登って尾根に近づいた。尾根に出ると南西方向へと尾根なりに登るだけだった。植林地の中を登って行くが、木陰であるだけでなく、意外と尾根にも風があって涼しさを感じながら登れた。その良い感じの登りが一変したのは尾根の途中からで、伐採地なのか樹林が途切れることになり、暑い陽射しを受けるようになった。一気に大汗となり歩度が鈍ってきた。そのため何度か休みを取りながら登ることになった。代わりに展望は良くなり、北には三室山が眺められた。残念だったのはこの日の視界で、好天続きのために濁った感じになっており、薄ぼんやりとした風景になっていた。また伐採の跡地はイワヒメワラビが繁茂しておりヤブっぽくなっていたが、ヤブコギになることは無かった。伐採地もずっと続くのでは無く、また樹林を歩くこともあった。山頂が近づくと右手に猫石への道が分かれるも、まずは山頂に立とうと直進した。その頃にはずっと樹林の中を登っており、猫石コースとの分岐点より4分で山頂到着となった。山頂は北から東にかけて展望があり、三室山から植松山までの尾根が眺められた。展望があるだけに陽射しを受ける訳だが、木陰も期待通りたっぷりあり三角点に近い位置で休憩とした。山頂も涼しい風があり、その風の快さを楽しんだ。ただ風にひんやり感は無く、夏の風らしく生ぬるさがあった。山頂では一時間ほどと十分に休憩をとると、笛石山に来たからには猫石を見ようとそちらに向かった。ただ記憶が曖昧なまま適当に下ったため少し西寄りに下ってしまい、少し時間がかかって猫石のそばに下りて来た。猫石の北側の木が大きくなっており、上から近づくと間近になるまで猫石が見えなかったが、東に回ると以前のままに猫が座っている姿として眺められた。猫石の上に立ってそこからの展望を楽しむと、登山コースに戻るべく北東尾根へと向かった。登山道を探さず、適当に斜面をトラバースしたため尾根コースに出るのに少し手間取ったが、コースに出ると後は下る一方とあって気楽なものだった。尾根筋から沢筋へと移ると、期待した沢風はもう午前のようなひんやり感は消えていた。その沢筋も緩やかに下るだけなので、ごく気楽に下って行けた。おかげで猫石から一時間で松の木公園に戻って来られた。やはり笛石山は短時間登山で済ませたくなる夏には適した山だったと言うのが、この日の感想だった。
(2020/8記)
<登山日> 2012年8月5日 10:21松の木公園スタート/10:27登山口(小橋)/10:52尾根に出る/11:47〜12:55山頂/13:04猫石/13:16尾根コースに出る/13:55沢を渡る/14:02登山口(小橋)/14:08松の木公園エンド。
(天気) 晴れ。薄い青空で、薄雲が多かった。山頂の気温は24℃。風は少し生ぬるさがあったが、涼しさは十分に感じられた。モヤがかった視界で、風景は薄ぼんやりとしか見えなかった。
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松の木公園に着くと、笛石山と後山の標識を見た 公園に車を止めて河久保林道に入った 林道の入口にはミニ「平成之大馬鹿門」が置かれていた
林道の標識を見ると「河久保」の名が消えかけていた 不動明王のそばを通った 標識に従って笛石山の登山口へと小橋を渡った
橋の上から板馬見渓谷の小さな滝を眺めた 橋を渡った先に笛石山登山口の標柱を見た 登山道に入ると、植林地の斜面を西へと歩いた
沢そばに出ると、沢を渡って左岸側に出た 沢に沿って南西方向へと歩いて行く また沢を横切ることになった
沢筋を離れて、尾根筋へと斜面を登るようになった 斜面をジグザグに登って行く 尾根筋に出て、尾根歩きに移った
尾根風があり、涼しさを感じながら登った 自然林の中を歩くようになった 尾根の途中で樹林が切れることがあった

伐採地のようで、
イワヒメワラビが
茂る中を登って行


北に展望が現れて
三室山を見た
東の方向も眺められた アセビの茂る所もあった 前方に見えたのは、笛石山の先にあるピークと思えた
木陰を歩けることもあったが 更に陽射しを強く受けるようになった そこからは植松山が望めた

南の方向も眺めら
れた 但し薄ぼん
やりとしか見えな
かった

山頂が近づいてき
たとき、小石が増
えて歩き難くなっ

猫石への道が分かれたが、まずは山頂を目指した 自然林の中を登るようになった 山頂が目前となった
笛石山の山頂に着いた 展望もあったが木陰も多かった 山頂に立つ山名標識を見る

山頂からの展望は
北から東にかけて
だった
上の写真に写る三室山を大きく見る 同じく植松山を大きく見る 北東方向の麓に見えたのは、県道72号線を見る
山頂の三角点は三等三角点(点名・笛石)だった 山頂には後山の方向を示す標識が立っていた 後山の方向に、自然林に囲まれた尾根道を見る
山頂ではリョウブの花をよく目にした 山頂での休憩を終えると、猫石を目指して適当に斜面を下った 猫石があるはずの開けた所に下りてきたが、猫石の周囲の木々が育っており、一見では分からなかった
こんもりとした木々の向こうが猫石のようだった 猫石の横に立つと、猫が座っている姿に見えた 猫石を下から眺めると、単なる岩だった

猫石の上に立って
みた うっすらと
した視界ながら、
千種町の中心部が
眺められた
日名倉山を大きく見る 斜面を適当にトラバースして登山コースに向かった 登山コースに合流した
ネット沿いを下って行く 自然林の木陰へと入った 植林地の下りが続いて、沢そばに下りてきた
沢沿い歩きが終わると、左手に林道が見えてきた 登山口に下りてきた 松の木公園に戻ってきた