TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
笛石山    ふえいしやま 894.5m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2021年1月】 No.5 2021-14(TAJI&HM)
 
    千種町河呂より  2021 / 1

 易しい雪山はないかと考えたとき、笛石山を思い付いた。前年8月に登ったばかりだったが、冬はまた違った印象を受けられるだろうと思った。向かったのは2021年1月下旬のこと。宍粟市内でも千種町は雪の多い所なので、白い山並みが眺められると思っていたのだが、いざ千種町に入ってみると、後山と三室山が白いだけで、目的の笛石山は雪が付いている感じは全く無かった。そこで松の木公園に着いてそこに車を止めると、スノーシューは車に残してスパッツを付けただけのスタイルで登山開始とした。松の木公園からのコースは5ヶ月前に歩いたばかりとあって、地図を開く必要もなく歩いて行けた。沢筋に雪は無く、尾根歩きに入っても雪は全く見られなかった。ただ夏期と違って自然林は葉を落とした姿になっていたので、展望は幾分良いように思われた。前回は先に山頂に立ってから猫石を訪れていたが、この日は先に猫石を訪れた。猫石は南斜面側にある上に一帯は伐採されて陽当たりが良いとあって、雪は欠片も無かった。その中に見る猫石は、背中に生えている灌木が葉を落としており、夏に見るよりも本来の猫の姿に戻っていた。その猫石からは真っ直ぐ北へと登って山頂に出た。山頂にも雪は無かったが、さすがに北斜面には雪が残っていた。ただいかにも残雪と言った感じがあった。山頂は北への展望があったが、一休みした後に少し後山の方向に歩いてみたところ、北の方向が広く眺められる所が現れた。白くなっていたのは三室山の他には天児屋山とくらますぐらいで、植松山も竹呂山も青々とした姿だった。ただこれからも雪は降るはずなので、雪山に戻ることはあるだろうとは思えた。山頂で休んでいたのは30分ほど。下山は松の木公園コースをすんなりと下ったので、山頂から1時間とかからず駐車場に戻ってきた。雪が無かったのは残念だったが、冬の猫石に出会えたのは良かったと思いながら帰路についた。
(2021/2記)
<登山日> 2021年1月28日 9:54松の木公園スタート/9:59登山口(小橋)/10:26尾根に出る/11:05〜11:11猫石/11:17〜45山頂/12:18沢筋に下り着く/12:31登山口(小橋)/12:38松の木公園エンド。
(天気) 晴れ。南の空より薄雲が広がり出したが、山頂で休むうちに薄雲は減ってきた。山頂の気温は12℃で、風は僅かだった。視界は良かった。
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松の木公園に着く
と、そこに駐車と
した

平成之大馬鹿門の
登山口標識を見る
ミニ「平成之大馬鹿門」の前を通って林道に入った 河久保林道を進んで行く 不動明王のそばを通った
小橋を渡って笛石山コースに入った この日も橋を渡りながら板馬見渓谷の滝を眺めた 登山口標柱のそばを通った
植林地の斜面を登って行く すぐにトラバースで沢に近づいた 沢に出ると、沢を渡ることになった
左岸側を暫く歩いた また沢を渡った まだ沢沿いを歩いた
沢を離れて植林地の斜面を登るようになった 尾根筋へとジグザクに登って行く 尾根筋に出て、尾根歩きに移った
尾根歩きとなっても、まだ周囲は植林地だった 周囲の木々が自然林に替わってきた 足下に落ち葉が増えてきた
ネット沿いを登るようになった 前方が開けてきた 左手前方に見えたのは後山だった
登るうちに展望が現れてきた 北に三室山をすっきりと見る アセビの茂る所を通った
木の根が這う所が現れた また展望が良くなってきた 広々とした伐採地が現れた

東から南、南西へ
と広々とした展望
が得られた
石が多く歩き難い所があった 山頂が近づいて、猫石への分岐点が現れた 猫石の標識を見る
猫石コースに入った 巻き道だった 緩やかに下るようになった 足下に猫石が見えてきた

猫石のそばに来て
横から眺めた

猫石の周囲には雪
の欠片も無かった

猫石には灌木が生
えているが、冬と
あって葉を落とし
ており、猫らしい
姿になっていた
猫石の上に上がると、尾根の展望地よりも更に広く南の方向が眺められた

(←)
暁晴山の方向を大
きく見る

 (→)
  日名倉山の山頂に
  少し雪を見た
猫石を離れて真っ直ぐ山頂に向かった 山頂への標識を見る すぐに尾根が近づいた

(←)
尾根に出ると山頂
は目前だった

 (→)
  笛石山の山頂に着
  いた
笛石山の後ろに三等三角点(点名・笛石)を見る 山頂の北面側に残雪を見た 一休みを終えた後、尾根を少し後山の方向に歩いた
山頂の展望も悪くなかったが、山頂よりもずっと広く北の方向を眺められる所が現れた

(←)
天児屋山を少し大
きく見る

 (→)
  三室山を大きく見
  る
下山は松の木コースを下って行く いつしか北の空は快晴になっていた 猫石コースの分岐点まで下りてきた
前方に植松山を見ながら下った 足下に河呂地区を眺めた ネットに沿って下った
植林地を下るようになった 斜面に入って沢筋に向かった 沢そばに下りて、沢に沿って下った
登山口まで戻ってきた 後は林道歩きだった 不動明王が見えてきた 鳥居を潜れば駐車場だった