TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
深山    ふかやま 907.8m 宍粟市
南深山   みなみふかやま 916m
 
 
 
1/2.5万地図 : 安積
 
【2020年10月】 No.5 2020-176(TAJI&HM)
 
    山頂の西にある展望地より  2020 / 10

 深山は山容が地味な上に展望も良くないとあって人の訪れは少ないと思えるが、その深山で気に入っているのが、山頂の少し西の位置にある展望地だった。そこに立つと北向かいの大甲山から植松山へと続く尾根が対峙しており、その展望が気に入っていたのだが、2018年に深山を訪れたとき、その展望地に立つことを省略していた。下山を終えた後でそのことが心残りになっていた。そこでそのモヤモヤを解消しようと、2年後の2020年10月のこの日に向かった次第だった。この日は朝から快晴だった。前回と同じく岩上神社からのコースを登ろうと、県道429号線を走って岩上神社へと向かった。但しこの日は岩上神社を訪れる気持ちは無かったので、岩上神社のそばを通り過ぎて神社の少し先となる県道の終点位置まで車を走らせた。終点位置には広い駐車スペースがあり、そこに駐車とした。その先も車道が続いていたが、それは林道と言ってよく、標識には通行不能と書かれていた。その林道歩きを開始すると、すぐに本谷橋を渡った。林道はそばの谷川に沿ってずっと続いており、ごく緩やかな道だった。舗装路はいつしか砂利道となり、その砂利道には悪路部分もあった。周囲は自然林で続いていたが、40分ほど歩いたとき左手の斜面が伐採地となった。その伐採地を過ぎて更に17分ほど歩いて漸く登山口が現れた。林道はまだ続いていたが、登山口の近くでロープが張られていた。登山道に入ると赤テープ、赤マーキングに従って小径を歩いた。ときに枯れ沢の中を歩くこともあった。この日は深山への最短コースを登る予定だったが、沢筋を歩いているときに分岐点を見落として、前回と同様に北東方向へと歩いてしまった。そして斜面を登って尾根に着いた位置は南深山の近くだった。前回と同じく南深山のピークに立ってから深山へと向かった。その途中で最短コースが左手より合流した。南深山から深山まではおよそ16分だった。深山に立って三角点を確認すると、そこは展望が無かったのですぐに西へと向かった。そちらの道は波賀町齋木からのコースで、緩やかに下って行くと、程なく展望地に着いた。木々の生長により展望は若干狭くなっていたが、以前と変わらず北向かいに植松山がすっきりと眺められた。大甲山の右手には氷ノ山、植松山の左手に見えるのは後山だった。その風景を前にして昼休憩とした。その辺りはどこも展望が良く、今少し西へと歩くと、今度は東の方向が開けて、一山も眺められた。その展望地で40分ほど過ごすと深山へと引き返し、そして南深山との中間地点から登山口への最短コースに入った。そのコースはやはり短く、斜面を下って沢筋に出るとそこから登山口までは僅かな距離だった。深山山頂から16分での到着となった。後は往路と同じく長い林道歩きを続けて駐車地点へと戻って行った。
(2020/11記)
<登山日> 2020年10月21日 9:42県道429号線の終点位置よりスタート/10:38登山口/10:57〜11:05南深山/11:21深山/11:30〜12:10深山の少し西にある展望地/12:20深山/12:36最短コースで登山口に戻る/13:23駐車地点エンド。
(天気) 快晴。雲は少なかった。山頂の気温は14℃と低めで、風に少し肌寒さを感じた。視界は澄んでいた。
<< Photo Album 2020/10/21 >>
県道429号線の終点位置から歩き始めた 県道の続きは林道だったが、入口に登山口標柱を見た 石垣のそばを歩いた その辺りは棚田があったと思えた

(←)
本谷橋を渡った


   (→)
    谷川に沿って林道は
    続いていた
林道はいつしかダート道に変わっていた 林道はごく緩やかな上り坂で続いた 展望は無かった 尾根を削って林道を通している所があった
林道は、ときに優しげな風景を見せてくれた そばの谷川も渓谷美を見せていた 40分ほど歩いたとき、左手の斜面が伐採地となった

(←)
快晴の空の下に伐
採地を眺めた

 (→)
 伐採地の先は植林
 地だった
林道は何カ所かで悪路部分があった 林道にロープが張られている所が現れた そのそばに深山の標識を見た そこが登山口だった
始めに植林地の中を歩いた 目印を追って歩いていると最短コースを見落としていた 枯れ沢の中を歩くことがあった
目印を追ううちに植林地の斜面を登るようになった 尾根が間近になった 尾根に着くと、そこから南深山までは僅かな距離だった

(←)
南深山の山頂を目
前に見る

 (→)
  山頂は木々に囲ま
  れていた
南深山の標識を見る 南向かいの920mピークが望めた 920mピークの背後に黒尾山の山頂を見た

北の方向にも展望
があり、氷ノ山を
見た

深山の方向に矢印
を見た そちらに
向かう
少し下ると易しく歩けるようになった 見落としていた最短コースが左手から合流した 尾根は植林と自然林が混じっていた

深山の山頂が近く
なった

二年ぶりの深山山
頂だった
三等三角点(点名・深山)を見る 周囲は樹林が囲んでおり、展望は無し この日はすぐに展望地へと齋木コースに入った
緩く下って尾根筋を辿るようになった この「深山登山口」は齋木コースの登山口だった 8分ほど歩いて展望地に着いた
この風景を見ながら昼食タイムとした 昼食後に、近くの木に登って後山をはっきり見た
右上の写真に写る沖ノ山を大きく見る 後山の左手に日名倉山を見る 日名倉山を大きく見る

大甲山の右手後方
に氷ノ山を見た

氷ノ山を少し大き
く見る

北西へと今少し歩
いた まだ展望地
は続いていた

色付いた木を見か
けた

(←)

 (→)
 
深山の姿をすっきり見られる所があった 展望地から深山へと戻って行く 深山の山頂に戻ってきた
南深山の方向に戻って行く その途中で林道への最短コースに入った 斜面を下ると、すぐに沢筋に下り着いた
すぐに登山口に出てきた 深山から16分だった 後は長い林道歩きだった 伐採地のそばを通る
色付いた葉を見たが まだまだ自然林は青々としていた 住山を前方に見る
石垣の位置まで戻ってきた そばの沢を見る 駐車地点に戻ってきた